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2012年11月の32件の記事

2012年11月29日 (木)

そろそろデザイン工房の宣伝を

蘇祢切也(そねせつや)さんと一緒のイラスト展の日程がほぼ決まった。

来月8日(土)から瀬戸内町の図書館の2階ホールで開催する予定だ。

前回開催された「ミニミニアートギャラリー」の第2弾という設定である。

当初予定していた名瀬での展示は2月にずれ込むことになった。

蘇祢さんは着々と準備を進めている様子だが、僕はまだ基本的な構想もできていない。

とりあえずこれまで描いたイラストを展示しようと思っているが、どんな形にすればいいかまだ見えていない。

できれば新しい絵も追加したいのだがいくつ描けるだろうか?

残された時間を気にしつつ、今日は「あま美デザイン工房」の広告用リーフレットを作成した。

そろそろ外に向かって宣伝しないと・・・干上がりそうで(笑)

これまでやってきた仕事を整理して、「イラスト(マンガを含む)」、「似顔絵」、「デザイン」、「グッズ製作」、「デジタル加工」と5つのメニューを提示したけれど

基本ひとりなので注文がいっぱいきたら対処できない、どうしよう・・・なんて。

杞憂も杞憂。

朝は雨降りで黒雲が広がっていた空も午後からは青空が見えた。

夕方ピースを連れ出して女房と一緒に浜辺を散歩した。

天は落ちそうにないし、まだまだ暇でおだやかな(?)日が続くのかも。(*_*)

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2012年11月28日 (水)

置かれた場所で

砂浜で小さな双葉をみつけた。

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これがどんな植物なのかわからないが満潮になれば潮が浸る場所に根をおろした。

命が芽生える場所は選べない。

しょっぱい水を飲んでさぞかし驚いたろう。

人間だってどこに生まれ落ちるかは選択できない。

僕はたまたま日本の奄美大島に生まれてきた。

それはとても幸せなことと感謝している。

運が良かった。

傍から見たらどうでも、本人がそう思えばいい。

鄙で生まれ鄙で生きても置かれた場所で頑張って生きれば

いつかそれなりに根をおろして「存在」になれるはず。

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なんて・・・

おセンチな。

いつまでも海なんか眺めていないでさっさと帰って絵を描かなくちゃ!

2012年11月27日 (火)

アマミヤマシギ

浜辺の歩く先にずんぐりとした鳥のシルエットを発見。

あれは、あの体形はもしかしてアマミヤマシギ?

朝だけど・・・夜行性じゃないの?

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カメラのズームを最大にセット

ピースに「待て」をさせて、息を殺して少しずつ間合いを詰めていった。

人の近づく気配に気づいたのか鳥は少しそわそわし始めた。

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そしてトコトコと海に向かって歩きだした。

次の瞬間、鳥が羽ばたいてカメラの視界から消えた。

慌てて鳥の行方を追う。

今回は飛ぶ姿を捉えることができた。

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低空飛行・・・重いんだろうな、あの体型だし。

「ホライゾン」35号(野鳥特集)ではそんなアマミヤマシギの様子をユーモラスに描いた。

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先日見たサシバの華麗に舞う姿とは違う、落ちないよう必死みたいな。

親近感わくよなぁ。

2012年11月26日 (月)

小説の挿絵

NHKで現役最高齢挿絵画家「中一弥」さんを紹介する番組を見た。

時代小説の挿絵を描き続けて80余年、101歳の今もなお絵筆を握るのだから凄い人だ。

水木しげるさんややなせたかしさんがずっと現役で仕事をしているので、あんな風に生きられたらなぁと憧れていたが、上には上があるものだ。

何より100歳まで生きること自体が相当難しい。

まあ、そんなに生きなくてもいいが、できるだけ死のぎりぎり近くまで仕事を続けられたらいいなと思う。

ところで、僕は去年11月から今年4月までの半年間、初めて新聞小説の挿絵を描いた。

古仁屋在住の森永洋一さんの小説「哀ユタ」の挿絵だ。

全部で184枚の絵を描いた。

2割くらいはボツにしたので200枚以上は描いているはずだ。

上手く描けなかったことが多くて、終わってから今日まで見返すこともなく棚に積み上げたままになっていた。

もう描かないと思っていたが、中さんの仕事ぶりをテレビで見て、小説を絵に表わす面白さに魅かれまたぞろ描きたくなった。

そのときの実力以上の力は出せないのだから下手な部分があるのは仕方がない。勉強して描くたびに上手くなればいいのだ。

と、開き直ることにした。

それにしてもこのイラストレーターという仕事は本当に面白い。

小さい頃から地べたに落書きをして遊んでいた果てが、今の「イラストを描く、マンガを描く、デザインをする」ということならこのギフトを神に感謝したい。

「いつか奄美の歴史や文化をマンガ絵で表現するんだ。そのために僕は生れてきたんだ」と勝手な思いこみが前に進む勇気を与えてくれる。

『勘違いも持続すれば信念』

みたいな。

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(「哀ユタ」の挿絵集めてみました。ついこの間なのに何だか懐かしい。)

2012年11月24日 (土)

小さな町の選挙で

町議員選挙もいよいよ明日が投票日。

運動最後の日の今日は各陣営とも支持を訴える声に力がこもる。

いくら瀬戸内町が広いエリアを持つとはいえ、14人も立候補者がいればどこかでかならず選挙カーに遭遇する。

誰にでも手を振るしなやかさを持たない僕はちょっと困る。

激しい選挙戦を戦う立候補者たちは本当に大変だと思う。

そうしてでも町のために一肌脱ぎたいという熱い志には頭が下がる。

自分に置き換えたら責任の重さできっと腰が引けてしまうだろうから。

家族が一番大変な思いをしているのだろう。

がんばってください。

それしか言えない。

どの陣営にも寄らずひっそりと一票を投じるだけ。

「(しがらみの多い)地方の選挙は一人一票では足らない」と言ったのは元出雲市長の岩国哲人さんだったか?

同感である。

2012年11月23日 (金)

夢見心地で生きる幸せ

「奄美の妖怪ふたり展」に展示するイラストを持って蘇祢さんが遊びに来た。

工房でコーヒーを飲みながらそれぞれの『まるで夢のような話』で盛り上がった。

蘇祢さんは大の映画マニア。

今は日本の古い映画に凝っているようで高峰秀子がお気に入りのよう。

いつか自分で映画をつくるのが最上級の夢らしい。

ともに50を過ぎた良い歳をして「・・・が夢なんだよ」と無邪気に語れる幸せ。

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池間哲郎さんの本に出てくる少女の夢は、「わたしの夢は大人になるまで生きること」だった。

フィリピンのゴミ山で生きる子どもたちが15歳まで生きる確立は3人に1人だとか。

世界には1日1食で早朝から夕方まで過酷な労働を強いられている子どもたちがいる。

日本に生きている僕らは何も考えずに普通に大人になって、さらに80歳くらいまで生きるつもりで50代の『夢』とか語っていられる。

経済的に困っていても仕事や家族に色々あっても、彼女たちの苦しみからすれば、ありえないほどの幸せな日々を送ることができている。

まだ夢見心地で生きられる幸せを自覚して、反省もしつつ、できるだけ充実した日々を送りたいと強く思う。

今日の命に感謝。

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2012年11月22日 (木)

またまた浜辺にて

浜辺の散歩中にサシバを見た。

「ピックイィーーー」と甲高く鳴きながら空を舞っていた。

サシバの飛来は冬の訪れを感じさせる。

これもまた昨日のカワセミと同じで飛んでいるところを撮れずに樹に止まったところをかろうじてカメラに収めた。

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きちんと姿を見たかったが近づいたら直ぐに飛び立ってしまった。

こういうとき望遠ほしい~(T_T)

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アダンの木に実がついていた。

まだ熟れていないので青いままだ。

アダンは田中一村の絵によく登場するし、一村をモデルにした映画のタイトルにもなった。

一見パイナップルにも似ているが固い実が集まって丸い形をつくっているだけで食べられない。

でも僕は小さい頃にこれをしゃぶった記憶がある。根元がわずかに甘いのだ。

アダンの実ばかりでなく、桑の実、パパイヤ、木イチゴ、バンシロウ、ヒトツバの木の実・・・庭や山になっているものを何でも食べた。

今日はとても暖かくて気持ちが良い。

ピースも久しぶりに水に身体を浸して気持ち良さそう。

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すぐそこに広い海があるのだが、いつも川から流れる水にちまちまと身体を浸している。

この小ぢんまり感・・・犬は飼い主に似るっていうけど

当たってるし(笑)

沖合を水中観光船がゆっくり過ぎてゆく。

水中遊覧を終えて港に戻るところらしい。

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奄美にはビーチで行う結婚式「ネリヤカナヤ婚」がある。

ダイビングして行う「水中結婚式」もある。

その中間の「コーラル結婚式」みたいなものもできるのでは?

小ぢんまりが好きな僕がイメージしたささやかな海の結婚式。

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そういえば今日は「いい夫婦の日」だった。

2012年11月21日 (水)

青い鳥

今朝もピースと浜辺のお散歩。

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浜辺の中央にある川のところでカワセミを見た。

目の前で2回も川にダイブしてくれたのにまともに撮れたのはこれだけ。(-_-;)

もたもたしているうちに橋をくぐって飛び去ってしまった。

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「清流の宝石」って言われるだけあってすごく綺麗だった。

うちにも(幸せの)青い鳥がいるけど。

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この透明感のある水色の羽根がなんとも言えず良い。

言葉をまったく覚える気のないちょっとおバカなインコのプーちゃん。

ピ(ピース)の後から来たからプ(プーちゃん)と名付けられた。

パピプペポの順らしい。 いずれも娘の案。

だから次に来るペットは、ペー子になる確立が高い。

いよいよ展示間近!?

「奄美の妖怪を描いたイラスト展を開こう」

という企画で蘇弥切也(そねせつや)さんと意気投合した。

それで展示できる場所を探して奄美市のAIAIひろばに相談したのが先週の15日。

しかしホールの使用料がかかるので(お金のない僕らは)困ってしまった。

僕らの企画を知った人からあるお店の情報をもらって、昨日直接訪ねて相談してみた。

ちょうど今ギャラリーが空いていて、サンプルのイラストを見せたら展示を快く承諾してくれた。

まだ詳細は明らかにできないが、来月早々から展示することで準備をすすめている。

今日の夕方古仁屋のファミレスで蘇祢さんと展示パネルの規格や点数などを確認した。

新聞や雑誌に掲載されたものを中心に全部で30点ほど揃えるつもりだ。

「奄美の妖怪 ふたり展」

いよいよだ。

さっそく取り掛かろう!

と思ったけれど、その前に生ビールなぞ。

近所の居酒屋「真寿」で一杯。

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つまみに真珠貝(シロチョウガイ)の貝柱とアオサを炒めてからめたものを食べた。

手前のソースはハンダマをバジル風にアレンジしたもの。

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でもビールは一杯だけに。

仕事がんばらなくっちゃ。

2012年11月20日 (火)

ウンがついた・・・

朝から名瀬に行って夜遅く帰った。

外灯がついていないので暗い駐車場を荷物をかかえて降りた。

後から車を降りたはずの女房がいつまでも家に入ってこない。

どうしたんだろうと思って様子を見に外に出ようとすると

女房が泣きそうな顔をして玄関の外に立っていた。

「どっかで犬のウンチ踏んだ~!」

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トイレに行きたくてたまらない女房は、そこで靴を抜いだ。

「まあウン(運)がついたということで・・・何か良いことがあるかも・・・」 無理やり慰めた。

懐中電灯を照らして外を調べてみると駐車場の助手席側に犬のウンチが散乱していた。

女房が踏んだ形跡もしっかりあった。

一瞬野良犬の仕業かと思ったが、良く見ると隠すように砂をかけた様子がある。

つまり・・・現場に飼い主がいたということか?

袋くらい持って散歩させろよ!(>_<)

泣き泣き靴を洗い、暗いのでとりあえずウンチは明日の朝片付けることにした。

ただ、最近記憶力が弱ってきているので、明日また踏む可能性がある。

テーブルの上にメモを置いた。「犬のウンチ!」