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2019年2月の28件の記事

2019年2月28日 (木)

月にひとつの日課

年が明けたときに、今年は何か毎日続けるものをしようと心に誓った。

「日課」を課そうと思ったのだ。

それで始めたのが、”ブログ「あま美の小さな日常」を毎日更新する”ということだった。

日々の記録や雑感などをとにかく毎日描き続けてみようと試みた。

去年はブログをほとんど更新していなかったので、慣れない筋肉を無理やり動かすみたいなキツさがあったが、次第に(内容はともかくとして)なんとか継続できそうだと思えてきた。

すると、少し欲が出て、さらに何か別の日課を始めてみようという気になった。

いい意味で「隴を得て蜀を欲す」みたいな。

2月からは、英文の書き取りを始めることにした。

目的は、「英文が読めるようになる」こと。

英語は元々苦手で、英会話のグループ学習とかも参加してみたが、気がつくと日本語の会話がメインみたいな感じで少しも上達した感がなかった。

そもそも、海外への赴任や留学といったような強烈で明確な目的もなく、ただ”英語が話せたらいいなぁ”というモチベーションでは、身に付くはずがない。

なので、”英会話が出来なくても構わない、本が読めればいい”と開き直って学習を始めることにした。

購入したものの日本語ガイドがなくて手付かずになっているパソコンソフトもある。

日本で起こっていることが世界の目からはどう見えているかといった情報も分からない。

聞けなくてもいいから、話せなくてもいいから、とにかく読めるようになりたい!という動機だ。

ただし、形に残らない日課はうやむやになって続かない恐れがあるので、1日ノート1ページ分書き取るということにした。

2月に始めて、これもなんとか続けることができた。

どれほどの効果が得られるのか未知数だが、少なくとも、これらの”日課”で日々をピン留めしているので、以前より一日が長くなっている。

明日から3月になるので、何かまた新しい日課を始めようと考えている。

一年のどのあたりで挫折するかなぁとか思いながら。

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2019年2月27日 (水)

もうすぐ完成

奄美群島の日本復帰65周年を記念して制作される冊子のイラストがようやく終わりそうだ。

中身を理解するために復帰関連本を読んだり、昭和っぽい絵柄にするために試行錯誤したり、と時間をかけて遠回りした感があるが、なんとか形になりつつある。

絵柄に関しては、滝田ゆうさんを真似て描いていたものを結局描き直していつものタッチに戻して描いた。

描いているうち次第にこれは違うなという思いが強くなったからだ。

滝田ゆうさんの絵は、滝田ゆうさんだから素晴らしいのであって、雰囲気だけ猿真似しても何だか気持ち悪い絵になるし、そういうことは長くは続かないと思ったのだ。

おかげで時間ばかりくってしまったが、もがくのはステップアップする過程だと思いたい。

先週22日に依頼者のH氏に会って挿絵等の最終確認をした上で、納期を今月末と定めた。

そのときは、月末まではまだあるような気がしていたが、気がつけばもう明日に迫っていた。

2月は28日までしかないのだ。

今回もやっぱりギリギリだったか…

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2019年2月26日 (火)

加減の微妙

親戚からトマトをたくさんもらった。

スーパーでは高くて買うのをためらほど貴重な野菜だが、逆にたくさんあるとどうやって食べたらいいかと悩んでしまう。

できれば新鮮なうちに食べきってしまいたい。

大玉なので、サラダで食べても使うのはせいぜい1個。

トマト鍋なら一度にたくさん食べられるのでは?と試してみた。

市販のスープを購入して材料を確認したところ、使用するトマトは1個だけだった。

だけど、無理やりトマトを3個投入。

ウィンナーがなかったけど、まあいいか的な。

結果は…味に締まりがなくて、う〜ん…微妙

過ぎたるは何とかか…

今手がけているイラストがそんな感じに陥っている。

滝田ゆうさんの絵に触発されて、やたらと網線を入れて描いてみた。

なんとか昭和っぽい雰囲気を出そうと思ったが、何だかあざとい感じになってしまった。

自分の絵のまま外連味なく描くのがいいのかな、やっぱり。

全体のバランスが悪いんだよね、きっと…

トマトは1個でいい、イラストはシンプルでいい、ということか?

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翌日チーズとウィンナーを加えたら美味しくなった。

イラストももう一工夫してみようかな。

あんまり迷っている時間はないけど。

2019年2月25日 (月)

すごい小湊!フワガネク遺跡

2月12日しーまに同行して小湊集落を取材した後、フワガネク遺跡について更に詳しい話を聞くためにライターFさんが奄美博物館にアポを取っていた。

こんな機会はなかなか得られない、もちろん喜んで付いて行った。

博物館の館長Tさんは、当初からフワガネク遺跡の発掘に深く関わっていて、国指定重要文化財登録への働きかけをした人物だった。

つまり、この遺跡群について一番詳しいということだ。

予備知識がないので何を質問していいのかさえ分からなかったが、館長が話上手な人で特に問いかけることもなく素人にも分かるように丁寧に教えてくれた。

話を聞きながら、ときに素朴な疑問に答えてもらいながら、フワガネク遺跡についてのイメージが少しずつはっきりしてきた。

そこは、夜光貝をメインにした貝殻細工の生産工房のようなものであったらしい。

制作過程と思われる同じ形の貝殻がいくつも出土したことから、おそらく大勢の人たちが流れ作業のように働いていたのであろうと。

貝殻の他に鉄器や猪、魚の骨なども見つかっている。

魚は、小湊と和瀬だけに生息が確認されている鯛の固有種で、ホシレンコの名が付けられた。

小湊の高台から見えた喜界島から距離が近く、同じように夜光貝の細工が出土しているので、おそらく繋がりがあったであろうという。

フワガネク遺跡で見つかった夜光貝の匙と同じものが朝鮮でたくさん見つかっていて、朝鮮に夜光貝は生息していないということ。

つまり、一般的には狩猟採集に留まるとされていた6〜7世紀にすでに鉄器の道具を使い、交易も行われていたということになる。

小湊すげぇ。

喜界島の遺跡とか徳之島の焼き窯跡とか奄美群島で色々と発見されているけど、実は奄美の文化はかなり進んでいたんじゃないだろうか?

夢のある楽しい話をたくさん聞くことができた。

イラストの資料にと、「ふるふる奄美」という奄美市の遺産を紹介した冊子も頂いた。

パラパラとめくって見るだけでも、奄美大島にはまだまだ知らないことがたくさんあることが分かってときめいた。

描きたいねぇ、チカラがあれば…

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博物館に置かれていた夜光貝の貝殻。

匙などの貝細工品は、館内リニューアルのために仕舞われていた。

2019年2月24日 (日)

ボヘミアン・ラプソディ

奄美唯一の映画館シネマパニックで久しぶりに映画を観た。

1階の書店で500円以上の本を購入すると、そのレシートで二人まで割引きしてもらえる。

妻と二人で通常なら3600円のところが2800円で済むわけだ。

さらに、支払いをしている最中に妻が’シルバー割引き 1000円’の表示を見つけて、「わたしシルバーです!」と勝ち誇ったように宣言した。

そうすると、映画代だけなら二人で2400円で済む。

還暦を過ぎて良いこともあるようだ。

割引き分はポップコーンとコカコーラで少しお返しした。

映画館が別の場所にあったときは、毎日のように上映していたし、年会費を払って会員になれば1回1000円で観られるので、しょっちゅう観に行っていた。

今は、土日だけの上映になっていて、会員制度もないようだ。

座席が50席ほどの小さな劇場だが、これまで自分が見た限りでは空席が目立つことが多くて、奄美群島唯一の映画の火がいつか消えてしまうのではないかと心配だった。

今日に限って言えば、ざっと見て40席以上は埋まっていた。

さんざん割引きしてもらっておいて言うのも何だが、どーかどーか、島の映画館が繁盛しますように…

映画は、ロックバンドQUEENのボーカル、故フレディ・マーキュリーの半生を描いたもの。

演奏シーンが何度もあり、中学、高校の頃に聴いていた懐かしい曲が、まるでコンサートのように劇場を満たす。

思わず足でリズムをとってしまう。

ラストの、「ボヘミアン・ラプソディ」から始まるメドレー曲に包まれると自然と涙がこぼれた。

理由が分からない、何故か泣けてきた。

映画が終わって、泣き顔を見られないようにそそくさと外へ出た。

駐車場でパンフレットを手にして次の上映に向かう家族づれとすれ違った。

(いい映画でしたよ)

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(頑張って新しい映画を上映してくれている奄美唯一の映画館シネマ・パニック)

2019年2月23日 (土)

Tシャツの売り場が変わった

ビッグツーに置いているTシャツの販売形態が変わった。

週明けに担当者から、売り場が移動したので見本をいくつか置いてほしいと電話があったので、昨日行って確認してきた。

これまで袋に入れて平積みだったTシャツが、すべて吊るしになっていた。

おろらく、お客さんがサイズ合わせのために袋を開けるので、その後片付けに手間がかかるための措置ではないかと思われる。

なるべくそうならないためにサイズ見本を吊るし、袋にはデザインのカードを差し込んでいたのだが・・・すべての業者のTシャツを一律に吊るしに変更したようだ。

平積みと違って数が置けないことと、ハンガーが自由に移動するので、在庫の確認がとても難しくなったと感じた。

また、梱包されていないので、お土産品としての使われ方も減りそうな気がする。

今後は、デザインの種類と数量を減らして対応しなければならないようだ。

この機会に自分の仕事のあり方を見直そうかとも考えている。

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変化は次のステップへのチャンス・・・になればいいな。

2019年2月22日 (金)

サワーポメロの湯

阿久根からサワーポメロが届いた。

箱には文旦と書かれているので、ボンタン飴のボンタンと同じものだろう。

以前何という名前のミカンか尋ねたら「サワーポメロ」と教えてもらったので、うちではそう呼んでいる。

普通のミカンなら自分で剥いて食べるのだが、このミカンは大きくて皮が厚く、実も切り込みを入れてひっくり返さないと取り出せないので、面倒臭くて自分から手を出そうという気にならない。

剥くのはもっぱら妻の役目だ。

「わたし剥く人、ぼく食べる人」という図は男女平等に反するが、サワーポメロに関してはずっとそうなっている。

実を取り出して皿に盛る端から僕がパクパク食べるので、妻も剥きながら食べながらという作戦に出ている。

カニを食べるほど無口にはならないが、自然と口数が少なくなり二人で夢中で食べている。

甘過ぎず、酸っぱ過ぎず、いつまでも食べ続けられる優しい味だ。

たくさん剥くのでたくさん皮が出る。

とても良い香りを発するのでこれを風呂に入れたらどうかと思い試してみた。

ゆず湯ならぬ、サワーポメロ湯だ。

柑橘系の香りが漂ってリラックスできる。

効用については今度調べておこう。

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2019年2月21日 (木)

小湊集落が一望に

12日のしーまの同行取材で厳島神社を訪れたあと展望台へ上った。

境内の「金子山(かねしやま)青少年の森案内図」の案内板の脇の小道から傾斜のきつい階段を上っていくと見晴らしの良い高台に出る。

(案内版によると階段以外にもう少しゆるやかな遊歩道もあるようだ)

木製の展望台からは、太平洋に浮かぶ喜界島が見え、足元には小湊集落が見渡せる。

山すそに畑が広がっており、1枚の写真では収められない広さだ。

青い屋根の専門学校の奥の方に先ほどたどり着けなかった蘇鉄畑が見える。

あの辺り一帯がフワガネク遺跡の「埋蔵文化財包蔵地」にあたるわけだ。

それをイラストでどう描こうかと思案中。

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2019年2月20日 (水)

本を聴く

本を耳で聴く「audible」というシステムがある。

電子書籍のkindleに続き、朗読を聴くというamazon新しいアプローチだ。

30日の無料お試しというものを何気なく試してみて、聴くだけでも本の内容が理解できるんだと分かった。

欠点をあげるとすれば、本のようにさっと読み返すことができない点だろうか。

家事など単純作業のときにイヤホンで本を’読める’のは、時間を有意義に使えている感じがしてその点でも満足できる。

入会すると毎月1コインが付与されてaudibleのラインナップから1冊購入できる。

コインは実際に1500円を課金されるのだが、それより価格の高い本でも’1コイン=1冊の本’の原則で入手(ダウンロード)できる。

無料お試し期間中にカズオ・イシグロの「日の名残り」を聴き、いったんコインを返却してタイプの違う本が4冊セットになった「Welcom Pack」を聞いた。

スマホのながら読書(聴書)で4冊すべて聞いた。

つまり日常には、それだけの’耳の空き時間’があったというわけだ。

家事をしているとき、庭の草抜きなどの作業をしているとき、耳で聴く読書は効果を発揮する。

目が悪くなって本を読む速度が明らかに落ちてきているので、’新しい読書のカタチ’はそれを補ってくれるのではと期待している。

しかし、毎月1500円の出費はちょっとなぁ…と迷っていたら、昨日Audibleから「新しいコインが使用可能になりました」というメールが届いた。

つまり…お試し期間が過ぎて自動入会となったわけだ。

ならば、積極的に…

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基本的に音楽データと一緒なので、持ち運びが楽だし冊数が増えてもかさ張らない。

ただし、紙の本のように貸し借りができないのがちょっと残念。

2019年2月19日 (火)

あはがらしゃん夜

暗めの電灯でひっそりと生活しているわが家に昨夜は珍しく煌々と明かりが灯った。

一人暮らしをしている叔母の誕生日を祝うために親戚が集ったのだ。

(本当は前日が誕生日だったけど)

娘もケーキをかかえて名瀬から応援にかけつけてくれた。

魚が大好きな叔母のために赤ウルメの唐揚げと手巻き寿司を用意し、煮物、吸い物、サラダと小さなテーブルに載せきれないほどの料理を並べて夜遅くまで賑やかに過ごした。

特に60〜80代のガールズトークは大盛り上がりだった。

話題は昭和の思い出話とか(笑)

もうすぐ赤ちゃんが生まれる妊婦さんもいて、人生の先輩たちから励ましやら脅かしやら色々とアドバイスを受けていた。

僕も自分の子どもが誕生したときのことや子育てに奮闘したことを色々と思い出した。

力の及ばないところは、周囲の助けも借りながらなんとか乗り越えてきた。

反省するべき点はたくさんあるが、結果として、なんとか元気で自立さえしてくれれば親の願いはほぼ満たされる。

こんな集まりに三味の音があれば、島唄の好きな叔母はもっと喜んでくれただろうが、周りでそうしたテディ(技能)を持つ人はもういなくなってしまった。

せめてBGMに島唄か新民謡のCDをかければよかったと後で思った。

叔母はあと10年は頑張るつもりと言っていたけれど、とっても元気なのでまだまだ長生きできるはず。

誕生会にナーツケティ(かこつけて)ヤーバ(家を)アハガラシィタボレ(明るくさせてください)

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ところで、ペットのフクロモモンガにとっては、この夜の明かりと賑やかさはとっても迷惑だったかも。

ただでさえ爪が布に引っかかって外れず、ちょっとナーバスになっていたところなのに…ごめんね。