« 2019年3月 | メイン | 2020年2月 »

2019年4月の30件の記事

2019年4月30日 (火)

工房の片隅で平成を振り返る

あと数時間で平成の時代が終わろうとしている。

そして、新しい時代の幕開けにちなんだ「令和」のTシャツの売れ行きが好調で、今宵もせっせとTシャツ作りに勤しんでいる。

残っているTシャツをすべてかき集めての総力戦。

なにしろ、明日がピークなのだから。

明日納品するTシャツの納品書の日付は、記念すべき令和元年の初日だ。

平成24年から始めたこの仕事をなんとか平成の終わりまでは続けてこられた。

決して順調ではないにせよ、僕にしては上出来な方だな。

試行錯誤、無我夢中・・・だったな。

時代越しの瞬間を工房の片隅で見つめながら

新しい令和の時代がますます良い時代であるように祈ろう。

Dsc_1178

こんな感じの隅っこって落ちつく。

よく頑張った日は、自分のやった仕事を眺めながら満足した気分になる。

ちょこちょこと小さな自己満足に浸りながら前に進む原動力にしているのかも。

2019年4月29日 (月)

ぐるぐる回ってきた

久しぶりに宇検村湯湾のうけん市場へ行ってTシャツの補充をしてきた。

いつもは賑やかにしているお店だが、今日は朝からの雨でほとんど客がおらず静かだった。

そのあと、住用町のマングローブ館へ寄って、Tシャツを補充した。

新元号記念Tシャツはすべてのサイズで売り切れていたが、用意している分が少なかったので十分には置けなかった。

明後日が「令和」の始まりの日なので、さらに売れることを見込み、近いうちにまた補充しようと思う。

次に名瀬のハブセンターへ行き、特別にオーダーされたイエローのTシャツに新元号のイラストをプリントしたものを数枚納品した。

そのあと、笠利まで走って、まえだ屋に「はげぇ〜」のTシャツを納品した。

今のところ新元号記念Tシャツの数はここが一番多い。

次に、名瀬方面へ戻りながら、同じく笠利の奄美パーク内のゆらん郷を訪れて、「令和」のTシャツを補充した。

最後に龍郷のビッグツーへ寄ってキーホルダーを補充した。

Tシャツ売り場を覗いてみたら、なかなか動かなかった「令和」のTシャツが全部無くなっていた。

案内のカードも無くなっていたので、場所を移動したかもしれないと思って売り場の担当者に確認したら、カードが残っているとお客さんからの問い合わせが多いので一時的に引っ込めているとのこと。

昨日今日で一気に売れたようだ。

まだ売れていないだろうと油断して今日はビッグツーの補充分を用意していなかった。

話題性があるうちに補充しておこう。できる限り。

この連休は、Tシャツのメーカーもその他の消耗品の会社も休みをとっているので、材料の仕入れができないのだ。

せっかく売れるチャンスがきてるのに指をくわえて見ているしかないようだ。

帰宅したらマンガ仲間から誘われてファミレスで一緒にお茶を飲んだ。

(厳密に言うとお茶を飲んだのは僕だけで、彼らはビールを飲んだ。歩ける距離はいいよね)

そこで「令和」のTシャツのことが話題になって、個人的に何枚か注文を受けた。

それは連休明けでもよさそうなのでありがたい。

「チャンスは鳥のごとし、飛び去らぬうちにこれを捕らえよ」

連日の夜更かし作業でちょっとバテてきているけど、とにかく今は頑張っておこうと思う。

2019年4月27日 (土)

明日にしよう

昨日の夜、深夜3時〜4時くらいまでかかるかもと覚悟して始めた作業は、初っ端でつまづいてしまった。

Tシャツ作りの最初のプリントの色味が明らかに変わっていたのだ。

全部で15枚用意していたTシャツのプリントを一旦中断して、今から全部やり直したらいったいどれくらい時間がかかるだろうか考えて呆然としてしまった。

少しのロスなら迷わず一からやり直していただろう。

でも、時間のロスが大きすぎる。朝までやっても終わらないかもしれない。

明日の朝に渡すと約束をしているTシャツ3枚も含んでいるのだ。

その他のTシャツは、次回補充しますと伝えている分と補充する必要がある分だ。

まてよ、次回というのは、別に明日というわけではないんだ、補充も明日必ずしなければいけない分ではない。

すでにで出来ている分を除いて、追加で明日までに必ず用意しなければならないのは3枚だけだ。

貝殻のキーホルダーも明日納品しなければならないというわけではないはずだ。

マンガは一日延ばせるはずだ。

そう考えて、先ずは、使えそうなものを選んで注文を受けていたTシャツ3枚だけを作ることにした。

キーホルダーは加工面に工芸うるしを塗って乾かすだけにした。

とりあえず、明日確実に納品しなければいけない分の箱詰めと、明日確実に預けておかなければいけない分の3枚を用意して、とりあえず今日の作業を終えることにした。

確実にやらなければならないことだけをしておこう。

もしかしたら売れているかもしれない、補充する必要があるかもしれないということで、夜遅くまでTシャツを作るのは過剰な頑張り(=無理してる)なんだろう。

「明日できることを今日やるな」

明日やる必要があることを明日やろう。

Dsc_1162

おかげで気がとても楽になって、深夜ではあったが落ち着いて眠ることができた。

明るい方へ

数日前に雨に打たれて地べたを這うようにしていたアネモネを摘んで小さな花瓶に挿した。

その時点ではだらりと頭を落としていたのに、いつの間にかその花たちがぐんと立ち上がっているのに気づいた。

生き返った?

今朝ネットで調べてみたらアネモネは光に反応する植物らしい。

雨雲にしおれていた花(実はガクであるとか…)が、光の元に置かれると勢いを取り戻したかのように頭をもたげている。

「明るい方へ 明るい方へ  一つの葉でも 陽のもるとこへ 」金子みすずの詩の一節のように、光を求めて。

光が射す方へ、希望がある方へ、それを目指して。

Dsc_1099

2019年4月26日 (金)

真夜中のティータイム

明日からいよいよゴールデンウィークに突入!

10日間の大型連休!

な〜んて、僕にはぜんぜん実感のない話。

自分で決めたことをやっているので、やらされている感のストレスがない分、やらなくてもいいんだという開放感もない。

一年中仕事をしているような、あるいは、どっからか仕事じゃないような、どこまでやっても帰宅時間がこないような日々を送っている。

もしも、まだ会社勤めをしていたら今宵はさぞかし開放感を感じたことだろうなと思う。

10日も休みがあったら、どこに行こうか?何をしようか?と胸ときめかせたことだろう。

でも、今は、どこにも行けない、何にもできない。

何も足さない、何も引かない。(意味違うか)

とりあえず、今夜もうひと頑張りする前にコーヒーでも飲んで一休みするか。

これから何枚かTシャツを作って、キーホルダーを袋詰めして、風刺マンガをひとつ描いて、それで終わりだ・・・

何時だよ。

今夜も夜更かし必須で、朝型の生活はまだまだ無理っぽい。

いっそ、このままパッと眠って明日の早朝から頑張るという勇気もない。

とにかく、明日は出来上がったものを持って出かけなければならないのだ。

それなのに、コーヒーを片手にブログなんか書いているし。

パンにジャムとか挟んでいる場合か⁉️

あ〜ぐだぐだ書いたけど、とりあえず、これで今日のブログの日課を果たせた。

さあ、頑張ろうっと。

Dsc_1159

2019年4月25日 (木)

朝型になりたい

今日木曜日は地区の燃えるゴミの日だったが、寝過ごして出し損ねてしまった。

昨夜は2時すぎに、その前は3時頃、ここ最近は特に就寝時間が遅くなりがちで、結果翌朝起きるのが遅くなってしまう。

早起きは三文の得とかの諺を持ち出すまでもなく、体験的に早起きが健康的であり、一日を充実させることを知っている。

だから、今日こそは早く寝るぞと思って過ごすのだが、夜が更けるにつれてだんだん調子が上がってきて、もうちょっともうちょっとと色々やっているうちに結局深夜に及んでしまう。

いっそ”僕は夜型なんだ”と開き直って過ごしていこうかとも思うのだが、世間は、朝8時には当然すべての人が起きているものだという認識があって、携帯電話のコールで何度か起こされた。

「おはよう」という電話の向こうの声には、「朝早くにスマン」というニュアンスはない。

「ごめん、寝ていた」とか言うと、相手に絶句されそうな、朝の8時は、それくらいの(すでに起きていて当然な)常識的な時間帯なのだ。

せめて、7時くらいには起きないと・・・だとすると12時か1時には床に就かないといけないな・・・と思ってはいる。

世の中には、信じられないほどの早起きの人がいて、なぜその本を買ったのか自分でも不思議だが、本棚には「朝2時起きで、なんでもできる!」という本がある。

その他にも早起きを推奨する類の文庫本がある。

自分のライフスタイルとは真逆だが、実は朝型の生活に憧れていることの現れだろう。

朝4時〜5時になってさあ寝るかと机を片付けていると、窓の外からコケコッコーと間抜けなニワトリの鳴き声が聞こえたりする。

「馬鹿、これから寝るんだよ」と舌打ちするが、もしも、本当にその時間に起きるような生活ができていたらきっと今より充実した人生になるだろう思ったりもする。

変えられるものを変える勇気を・・・ください。

Dsc_0911

鶏群の一鶴になれずとも、せめて鶏並みの早起き生活を手に入れたい⁉️

2019年4月24日 (水)

種を蒔こう

娘が帰省するたびにバラの鉢が増えていく。

バラは挿し木をして増やしていたが、最近は色々な花を種から育てている。

忙しいのかやる気がないのか分からないが一向に庭を整備しようとしない父親を見限って、一人せっせと庭の手入れをしている。

そして、密かにあちらこちらに種を蒔いているようだ。

何もなかったところに花が咲いて初めてここに種が蒔かれていたのかと気づく。

色とりどりにアネモネが咲いたところの雑草を抜いて、父も少しは庭のことを気にしているんだよ的なポーズをとろうとしたら、「それは雑草じゃないから」と制止された。

この葉は・・・、この葉は・・・と教えてもらったが、僕には花と雑草との区別がつかない。

つまり、何かが咲いてくれるまでうかつに手をつけられない。

指導的立場の娘はたまにしか帰ってこないので、日常の世話は、LINEで成長過程の写真を送って指示を仰いでいる。

つまり、遠隔操作されている?

とはいえ、きれいな花が咲いてくれるのは素直に嬉しいし、そうした環境をつくってくれる娘にも感謝している。

日々新たな花苗が生まれているが、それぞれ成長したらどんな花になるのだろうか?

何であれ、種を蒔いておくと未来への楽しみができる。

Dsc_1154

頑張れば、キボウノタネが蒔かれて、いずれ何かしらの花が咲くかもしれない。

逆に何もしないでいると、シンパイノタネが根付いて、気の滅入る雑草がはびこるかも。

なので、たとえ微少でも楽しみとして種を蒔いておきたい。

2019年4月23日 (火)

リミットを設けよう

イラストやマンガや似顔絵を描く以上に多く時間を割いているのがTシャツや貝がらキーホルダーといったグッズ関連の仕事だ。

特にTシャツの制作は、注文を受けてある程度まとまった数量を作ったりするので、納期に間に合わせようとして無理をする傾向がある。

納期はお店側から求められたものではなく、連休や旅客船の寄港といった販売のタイミングを考えてできるだけ早めに納品しようと考えてこちらから示したものがほとんどだ。

お店側から、早い納品が助かるみたいなニュアンスを伝えられると、つい、何とかしますねと調子のいい返事をしてしまう。

前準備、制作、パッケージまでの一連の作業に朝から深夜までかかってヘトヘトになりながら作ることも多い。

今回は、一度の注文としてはこれまでにない大量のTシャツを作ることになったが、少し用心して、数回に分けて納品しますと伝えておいた。

それでも先に2回納品した分は、深夜までかかってしまった。

あともう1回で注文された分をすべて納品できる予定だが、お店側のGW前にできるだけ早く仕入れたいという空気を感じながらも、なるべく早めに納品しますと返事をするにとどめた。

作業が深夜に及んで意識が朦朧とした状態で作業をするのは辛いし、その仕事のために他のことをする余裕がなくなるのは問題があると感じていた。

もちろん、仕事がもらえるのは大変ありがたいことだと思っている。

しかし、仕事もするが、家事や読書や自己啓発の時間も確保したい。

無理をせずに仕事量にリミットを設けて、一日をできるだけ計画的に満遍なく過ごしたい。

個人事業者にそんな我がままが許されるかどうか分からないが、しばらくそうした方向でやっていってみようと思っている。

とりあえず、今日は、Tシャツを20枚だけ作って夕方には作業を終えた。

そのあと自分の勉強もできたしテレビも座ってちゃんと観た。

週末に渡す予定のイラストにも取りかかれたし、落ち着いた気分で晩酌もしている。

贅沢なことだけど、仕事の量や時間に自分なりのリミットを設けて、その分普段の生活そのものを充実させていければと思う。

仕事量と収入の比例関係が怖いけど・・・

Dsc_1149

一度にひとつのことしかできないし、時間を配分するしかないんだよね。

現在の生活を維持することは大事だけど、いくらかは未来にも投資しておきたい。

そこそこに生き抜いている前提だけど。

2019年4月22日 (月)

海が盛り上がっている?

先週の土曜日にTシャツの納品のため笠利まで行った。

海が見渡せる見晴らしの良いとこをと走っているときに助手席の妻が「海が盛りがって見えるんだけど?」と呟いた。

たぶん錯覚だよと軽く受け流したが、こちら側の窓越しに海を凝視しながら「やっぱりそうだよ、海が盛り上がっている」と言う。

そんな馬鹿なと半信半疑で海側を見ると、うっすら島影が・・・

あんまり目が良くない妻が高波だと思ったのは喜界島だった。

遠目に見ると、山がなくてまるで海にぺたんと張り付いたような地形である。

意外なほど近くにあることに少し驚いた。

そういえば、今から30年ほど昔のことだけど、飛行機で喜界島まで行ったときに離陸してやや傾いた機体のまま着陸の態勢に入っていったような、あっけない飛行時間だった気がする、

こんなに近くにある島なんだ・・・

今日また同じようにTシャツの納品のため笠利へ行き、海沿いの道を走った。

天気も良くて、また同じように喜界島が見えるかもしれないと思い、車を停めてスマホのカメラで島影を写真に収めてみた。

ここへ来る途中でマングローブ館から電話があり、「令和」のTシャツが売り切れたので補充してほしいとの嬉しい注文が入った。

まえだ屋にもたくさんのTシャツを納めることができた。

GWの間は特にこまめにTシャツを補充して回らないといけないかも。

ひと段落したら近場でいいから出かけてみようかな。

喜界島にも徳之島にももう随分長い間行っていないし、沖之永良部島には一度も行っていない。

同じ奄美群島なのに。

Dsc_1143

もう随分前の機種なので画質が悪くて喜界島をはっきりと捉えることができなかった。

喜界島から奄美大島を見たらどんな風に見えるのだろうか?

2019年4月21日 (日)

ニセモノ

1週間ほど前にスーパーでウナギの蒲焼きもどきを見つけて食べてみた。

1袋2切れ入って400円ほど。(写真では1切れだけのせている)

魚の干物が買えるほどの値段なので、それなりに期待してしまった。

ニセモノではあるけれど味は本物のウナギに近いかもしれないと。

ウナギの値段が上がってからあまり食べることがなくなったので、もしかしたらこれで少しは食欲をなだめることができるかもしれないと。

でも、食感も味もぜんぜん違う。

ニセモノはしょせんニセモノだった。

分かりきったことを確認しただけ。

相田みつを風に言うなら、「カマボコがカマボコであるかぎりそれはほんもの カマボコをウナギに見せようとするからにせものとなる」みたいな。

かまぼこだと思って食べたらがっかりしなかったはずなのに…

Dsc_1107

ますます本物のうな重がたべたくなってしまった…