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2019年2月の28件の記事

2019年2月18日 (月)

ギャラリー

13日に奄美パークに行って、「ゆらん郷」にTシャツを納品した。

冬場なのであまり売れていないことは承知していたが、笠利の川上集落まで行く機会があったので、ついでに寄って新しいデザインのものを少し足しておくことにした。

田中一村記念美術館で新しい企画展が始まっていたのでそれも見てきた。

無料で鑑賞できるという気安さもあって企画展は何度も見させてもらっている。

受付嬢の素敵な笑顔に迎えられ、たまには有料の田中一村も見ないと悪いかなと思いつつも…

2015年にこの企画展示室で「島ちゅ6人展・はじめの一歩」という展示会に参加した。

そのとき初めて本格的なギャラリーに作品を飾るという経験をさせてもらった。

大きさの違う作品はそれぞれの中心を横一直線に並べると統一感が出る、と学芸員が教えてくれた。

そんな風に整然と設えられたギャラリーの緊張感が心地よい。

僕が島にUターンした頃、父は額縁店を営んでいた。

店の半分をギャラリーと称して、当時高校の美術教師だったYさんの絵などを飾っていた。

せいぜい6畳ほどの狭い空間ではあったが、父には何か満たされるものがあったのだろう。

こんな立派なギャラリーに連れてくることが出来ていたら…と思う。

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2019年2月17日 (日)

清掃日

今日は、2月の第3日曜日、集落の清掃日だ。

楽しみにしていることは、’待ちに待った’という感じだが、

毎月の清掃日のめぐりは’もう来たか’と感じる(笑)

今回は護岸の清掃といいうことで、浜辺へ降りる階段周辺をきれいにした。

清掃は、冬場は午前8時から9時まで、夏場は午前7時から8時までの1時間行う。

犬がいた頃は毎朝浜辺を散歩していたが、今は清掃日だけだったという月も珍しくない。

何かしら外からの働きがないと人はなかなか動かないものらしい。

僕に限って言えば、の話だけど。

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2019年2月16日 (土)

チキンラーメン!

朝ドラ「まんぷく」の即席ラーメンがついに完成した。

ドラマの中で美味しそうに食べているシーンが何度出てくるので、見ているうちに無性に食べたくなった。

我慢できずにスーパーに行って買ってきた。

昔よく食べてたなぁ…

小学生の時分、給食がない土曜日に配給されていたような気がするが、記憶違いかもしれない。

お腹がすいて、歩きながらボリボリ食べてた覚えがあるのだが?

さっそく買ってきたラーメンを丼に入れてお湯を注いだ。

定番の卵は入れない。

敢えてドラマと同じように麺だけにして、シンプルな「まんぷくラーメン」が食べたいのだ。

お湯をそそいで3分間、蓋を外すとあの独特の香りが鼻孔を刺激する。

ああ、チキンラーメンだ!

完成した即席ラーメンを夫婦が交互に食べていたドラマのように、初めて食べるかのようなテンションで妻と一緒にに食べた。

ズズズッとすするチキンラーメンの味と香りが、忘れかけていたいろんな記憶を引っ張ってくる。

僕は四畳半のアパートでもこれを食べていた。

質素な食事と不規則な生活の中で夢ばかり見ていた…

ありがとうね。

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久しぶりのチキンラーメン、妻と奪い合うようにして瞬く間に平らげた。

まんぷくにならなかったけど、それくらいがちょうど良いのかもしれない。

ごちそうさま。

2019年2月15日 (金)

子宝の神様?

小湊集落の厳島神社を案内してもらった。

フワガネク遺跡とは反対側に位置する金子山に社が置かれている。

案内役のTさんに続き、集落を通り抜けて山すその道に入り、そのまま参道の坂道を駆け上がった。

境内はコンクリート敷きで、社殿の対面に東屋も設けられており、こじんまりとして感じが良い。

全体に古びたところがなく、建立されて間もないことが伺える。

奉献の碑によると昭和55年に建て替えられたようである。

社殿には、木彫りの16体の童子に囲まれた弁財天坐像が祀られている。

御神体が収められていた逗子に寛政三年(1791年)再興と記されていたということなので、今から200年以上も前のものである。

なんと、その坐像を奉納した「大島古見方筆子 恒雲」は、Tさんのご先祖様にあたるらしい。

御神体が女神と童子という組み合わせからだろうか、子宝の神様として信仰されているようである。

実際に子どもを授かった女性がお礼のために再び訪れたという話も伺った。

弁財天は、芸術神、財宝神という性格もあるようなので、16童子のごとく増やせるものなら、僕もいろいろお願いしたいことが…

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2019年2月14日 (木)

ソテツ畑の「記憶」

一昨日、しーまの取材に同行するため小湊まで出かけた。

朝戸のいつもは通過してしまう三叉路を右に折れて小湊集落へ向かう。

山間ではあるが、平地が十分にあるのであまり窮屈な感じがしない。

懐も深く海沿いの集落にたどり着くまでには意外なほど時間がかかる。

集落を案内してくれたのは、定年後に故郷へ戻ってこられたTさん。

取材慣れしているしーまのライターFさんと案内役のTさんの会話に聞き耳を立てるといった感じで情報を収集した。

初めは…

そのうち自分の好奇心を抑えきれなくなり、積極的に質問をし、意見もした。

色々と新しい知識を得られることに少し興奮していたかもしれない。

小湊と言えば、なんといっても「フワガネク遺跡」が有名だが、それが発見されるキッカケとなった奄美看護福祉専門学校の敷地に隣接する蘇鉄畑の痕跡を最初に案内してもらった。

元々は学校の敷地を含めて此処いら一帯が蘇鉄畑であったようだ。

その蘇鉄が群生するはるか昔、6〜7世紀頃にここに大規模な貝製品の製造施設があったと推定されている。

それら地下に眠る遺跡の上に約1000年の重なりを経て蘇鉄畑が広がった…というわけだ。

蘇鉄は集落の人々に多大な恩恵を与えてくれた。

蘇鉄の実や幹は島民の大切な食料や調味料となり、蘇鉄の葉は畑の作物を守る覆いであり、田んぼの堆肥であり、乾燥させて火起こしの燃料にもなった。

これだけの規模の群生があれば集落民の生活は十分賄えたのだろうと思ったが、Tさんの記憶によると他所の地域から舟で蘇鉄の葉など持ち込んでいたということなので、蘇鉄の需要は今想像するよりもずっと高かったのだろう。

蘇鉄が植えられたのは、薩摩の統治時代に畑の境界の目印として使われたのが始まりらしい。

専門学校が建って切り取られた蘇鉄畑の切片が境界を示すフェンスのように奥まで続いている。

無理に頼んで狭い蘇鉄道を中ほどまで進んだが、そこから先はなにやら人様の畑を横切らないと渡れないらしく、途中で引き返した。

”ソテツは恩人”という本を前に読んだことがある。

そのタイトルの元になった瀬戸内町のSさんは、今年1月に亡くなった。

蘇鉄はもう、その過去について語らず、やがて奄美の山々に埋もれていくのかもしれない。

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(この先に今も蘇鉄畑が残っている…らしい)

2019年2月13日 (水)

奄美市美展ちょっと観た

奄美博物館で取材する機会があって、ついでに市美展を観て帰ろうと思っていたが、相手の方の話が面白くてつい長居をしてしまった。

博物館を出たときは17時をとっくに過ぎていたので、市美展はもう終わってしまったものと諦めていたが、見るとまだ受付に人がいる。

確認してみたら18時まで開いているとのこと。

残り時間は30分程であったが観ていくことにした。

いつもなら子どもたちが描いた絵から順に観ていくのだが、なにしろ時間がない。

そこはすすっと素通りして、写真ブースの作品をふんふんと矢継ぎ早に観て、

今回は、絵画ブースを重点的に観ることにした。

立ち止まりながらじっくりと楽しんだ。

知り合いもいた。

「風の会」の福田信廣さんが「奄美中央ロータリークラブ賞」を、源五郎光さんが「奨励賞」をそれぞれ受賞している。

なんだか自分まで誇らしい気分。

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市井の芸術家たちの多様な感性、多様な表現、解き放たれる自由な空間…

2019年2月12日 (火)

言われてみれば「根」だった

数日前、東北のことを紹介する番組があって、「おたねくん」というゆるキャラが登場した。

特産品のオタネニンジンを宣伝するために生まれたキャラらしい。

たくさんの根っこをつけた、朝鮮人参のような人参だ。

「へー、こんな根っこを食べたりするんだね」と言ったら

一緒にテレビを見ていた妻がびっくりした。

「だってみんな根だよ。根菜類って根を食べるんだよ」

「・・・・・・ボロッ」(目から鱗が落ちた音)

ニンジンも、サツマイモも、ダイコンも、カブも、ゴボウも・・・あれは「根」か!?

ずっと気づかずに食べていた。

なんだか「実」みたいに思っていたけど、大根ってそういえば「根」だわ。

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スーパーの特売に出ていたダイコン。

丸々1本あって100円だった。

半分で鍋が満杯になるほどのビッグサイズ。

いくら安いとはいえ、これで100円では農家の”精根”が尽きないか?

2019年2月11日 (月)

揺れる本棚

昨日の午後買い物に出て、スーパーの前の駐車場に車を停めた。

エンジンを切った途端にタイヤがグニャグニャ動いて車が揺れた。

何か変なものを踏んだか?と驚いて確認したが、そこには何もなかった。

なんだか気味が悪かったので、車を他の場所に移動した。

震度4の地震が発生したのを知ったのは、そのとき流れた町役場の放送だった。

家に帰ってみると2階の本棚に置いていた動物のフィギュアが床に落ちていた。

他には特に変わったところはなさそうだった。

でも、木造だからさぞかし揺れたんだろうな…

まだ二十歳ぐらいの頃、東京で大きな揺れに遭遇したことがある。

ボロアパートだったせいかもしれないが、相当揺れた。

寝ているところに本棚の本がバラバラ落ちてきて慌てて飛び起きた。

揺れが収まるまで本棚を押さえていた。

あれから約40年、今2階にある本棚を心配している。

本が北側に集中しているので、家の重心のバランスが悪いのだ。

気にはしているが、利便性を優先してそういう状況になっている。

大きく揺さぶられたら北側にへしゃげそうで怖い。

(ショチョガマか⁉️)

本を減らすつもりで処分しているが、新しく購入するものもあって、総量はたいして変わっていないのでは?

せめて1階にあれば家の重しになってくれるかもしれないのだが…悩ましい。

本の内容は軽いのが多いんだけど。

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単純に積み木で考えても重量配分ってとっても大事。

家を建てるなら書棚をどこに置くかを先に考えた方が良いと思う。

2019年2月10日 (日)

図書館復活!

2週間休みだった図書館がようやく昨日(9日)から本の貸し出しを再開した。

休館中は蔵書の確認と状態の点検が行われていたとのこと。

これだけ大量にあると一冊ずつ点検するというのはさぞかし骨が折れることだろう。

本の整理は、個人でやるとついつい中身を読んでしまってさっぱり作業が進まなかったりするが…

館内に入ってすぐ職員がリクエストしていた本が入手できたと教えてくれた。

それは少々値が張るため諦めていた本だった。

絵を描く人向けに人体の構造をとても分かりやすく解説している本だ。

本を借りてテンションが上がったのは久しぶり。

とにかく、欲しくてたまらなかった本が手に入って嬉しい。

いずれ自分でも買おうと思う。

図書館で借りて中身を確認してから購入できるのはとてもありがたい。

読んでみて、気に入ったならできるだけ購入するようにしている。

特に画集や写真集などは資料として手元に置きたいのでそうしたパターンが多い。

他にも仕事の参考になりそうな本を数冊借りた。

近くに図書館があるのは本当にありがたい。

峠越えではあるが、1キロちょっとの距離だ。

歩いて通えばダイエットに良さそうだが、う〜ん…そんな気にはならない。

本を読まなくなる可能性が高い。

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この日は、別の本を探すため2度訪れた。

近くて便利♪

2019年2月 9日 (土)

”揺さぶられる”映画

去年の夏に鹿児島まで行って映画「ジュラシック・ワールド」を観てきた。

シネマサンシャイン姶良の4DX映画だ。

立体的に見える3Dは観たことがあるが、その上の4DXは初体験だった。

恐竜が歩くたびに観客席が振動する。

火山が噴火すると座席は更に激しく動く。

恐竜が海から飛び出すシーンではなんと水しぶき(水蒸気程度)までかかる。

過去にディズニーランドで体験したアトラクションとそっくりだ!楽しい!

迫力あるサラウンド音響と激しい振動と立体映像が同時に襲ってくるので、ポップコーンとか手に持っていたら衝撃で撒き散らしかねない。

臨場感半端ない。

料金は高めだけど、刺激が強くてクセになりそう。

…という話を去年友人にしたら、機会を見つけて早速行ってきたらしい。

「どうだった?」って尋ねたら、「行ったけど観なかった」との返事。

そのとき上映されていたのは子ども向けのアニメだったようだ。

アニメの4DX⁉️…ちょっとイメージし難い…僕も観なかっただろうな。

現在上映されている作品をネットで調べたら「アクアマン」というアメコミのSF映画だった。

こういうのは観たい!

4DX向き、絶対楽しいに決まっている!

でも、鹿児島遠い!!!

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しかし、奄美大島にも映画館(シネマパニック)があるのだ。

今上映されているのは「ボヘミアンラプソディー」

座席は振動しないけど、心が揺さぶられるらしいので行ってみようかな。