子宝の神様?
小湊集落の厳島神社を案内してもらった。
フワガネク遺跡とは反対側に位置する金子山に社が置かれている。
案内役のTさんに続き、集落を通り抜けて山すその道に入り、そのまま参道の坂道を駆け上がった。
境内はコンクリート敷きで、社殿の対面に東屋も設けられており、こじんまりとして感じが良い。
全体に古びたところがなく、建立されて間もないことが伺える。
奉献の碑によると昭和55年に建て替えられたようである。
社殿には、木彫りの16体の童子に囲まれた弁財天坐像が祀られている。
御神体が収められていた逗子に寛政三年(1791年)再興と記されていたということなので、今から200年以上も前のものである。
なんと、その坐像を奉納した「大島古見方筆子 恒雲」は、Tさんのご先祖様にあたるらしい。
御神体が女神と童子という組み合わせからだろうか、子宝の神様として信仰されているようである。
実際に子どもを授かった女性がお礼のために再び訪れたという話も伺った。
弁財天は、芸術神、財宝神という性格もあるようなので、16童子のごとく増やせるものなら、僕もいろいろお願いしたいことが…
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