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2019年1月の31件の記事

2019年1月21日 (月)

思っていたより大変そう

奄美群島の日本復帰運動について書かれた冊子が今春発行される予定だ。

そこに挿絵を描くことになり、年明け早々資料の束が届いていた。

あまりの量の多さにたじろいで手をつけられずにいたが、そろそろ始めないと間に合わないと思い束ねていたゴム紐を外した。

描いてほしいものには印をつけているとのことだったが、依頼されたカット数の倍以上に印が入っている。

当時使われていた生活道具にも印が入っていて、これは絵の中に差し込めということか?

しかも、掲載される予定の写真と重なるようなイラストは省くようにとのこと。

その辺りを含めて後の判断はお任せしますとのことだった。

これは・・・描く側にとって厄介なケースだ。

これについて描いてとか、こんな場面を描いてとか、明確に指示された方がはるかにやりやすい。

どういった構図にしようかとか見せ方だけに集中できるからだ。

資料は断片的な情報がほとんどでどっから手をつけていいかも判断がつかぬ。

そこで、アプローチの仕方を根本から変えることにした。

届けられた資料はいったん置いて、先ずは復帰運動について書かれた冊子や新聞の切抜きなどを読んで全体像を捉えた上でそれを俯瞰しながら”描くべき場面”を抽出することにした。

それから後、資料と付き合わせて調整する。

これでいこう。(間に合うかな?)

それにしても面倒なことを後回しにする癖はなかなか改められないなぁ・・・

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以前東京奄美会からいただいた復帰50周年記念誌がすごく役立ちそう。

ありがとうございました。

2019年1月20日 (日)

清掃日だけど

毎月第3日曜日は集落行事の清掃日にあたる。

海からの漂着物や川から流れる木々が海岸に集まるので主にそれを片付けている。

先月はほぼ徹夜続きでグロッキーだったので清掃をパスした。

12月16日、急ぎのイラストをようやく仕上げたのがその日だった。

年の最後の清掃だからなんとか参加せねばと思っていたが・・・無理をすると急死するような年齢にもなってきているし・・・ゴニョゴニョ・・・と休んでしまった。

少し後ろめたい気持ちが残っていて

今朝は挽回せねばと浜へ出たが、誰もいない。

遠くの浜にも人の気配がない。

霧雨のような弱い雨が降っていたので、今日は中止になったのだなと理解した。

少し前に区長のマイク放送があって、おそらく中止(延期?)する旨の通知だったのだろうが、窓を締めていたのでちゃんと聞き取れなかった。

てっきり作業開始の放送だと思い込んで浜へ出た次第。

そうか、そういことなら仕方がないなぁと、濡れながら顔がにやついてしまう。

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次がんばるね。

2019年1月19日 (土)

奄美最強対決

奄美出身の元幕内力士、里山が先場所を最後に引退した。

小兵ながら業が豊富な里山は、相撲が盛んな奄美の人々を長らく楽しませてくれた。

彼は奄美大島笠利町の出身。

今、幕内で活躍している2人の力士も奄美大島出身。

大奄美は龍郷町、明生は瀬戸内町の出身だ。

昨日の取り組みで2回目となる奄美出身同士の取組みがあった。

大奄美曰く「奄美最強対決」

大相撲幕内という力士にとって憧れの大舞台で同じ島出身の2人が対決するという誇らしさに少し照れているような表現。

前回は大奄美、今回は明生に軍配が上がった。

これからも良きライバルとして切磋琢磨して頑張ってほしい。

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2019年1月18日 (金)

春の兆し?

注文のあったTシャツを届けるため午前中名瀬へ行ってきた。

今日は天気もよくて終日暖かかった。

窓ごしの日差しが半袖の腕を焼き、思わずクーラーを入れるほど。

これだけ暖かいと桜のつぼみも開いているのでは?と期待しながら車を走らせた。

復路の三太郎トンネルの手前でちらほら咲き出した桜並木を発見。

淡いピンクの花びらが青空に映えて、ああ春が来たんだなぁという感じ。

何か良い知らせを聞いたようで元気が出る。

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2019年1月17日 (木)

気がつけば年中Tシャツ?

寒さには強いほうらしい、冬でもTシャツで過ごしていることが多い。

家にはホットカーペットや石油ストーブといった暖房器具もあるが、ほぼ妻専用。

ダウンジャケットを着て震えている妻のとなりでTシャツ姿の僕が汗をかいていたりする。

この体感の差はなんだろうかと不思議な気がする。

今年は特に暖冬らしい。

夏服と冬服の入れ替えもまだで、タンスにはTシャツばかり入っている。

Tシャツは自分で作って売っているくらいなので数は多い。

勤め人の頃はカラーシャツにジャケットというのが冬の定番スタイルだったが、今や一年中Tシャツだけを着ている気がする。

寒くなればその上にジャンバーを着る。

いい歳の大人としては少し締まりがないが、楽チンだ。

みんなも年中Tシャツを着て過ごせばいいのに。

秋冬もどんどんTシャツが売れて

僕の暮らしも楽になるかもなのに(笑)

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自分でイラストを描いているのでデザインは増えるばかり。

何を出そうかと取捨選択が悩み。

2019年1月16日 (水)

拾う神

もう10年ほど20リットル入りの水を定期的にとっている。

重い容器をしっかり支えるために外装のダンボール箱は丈夫にできている。

その空き箱に最初のうちは本など収納して積み上げていたが、毎月3個のペースで空き箱が出るので綺麗で丈夫なのにもったいないと思いながら処分している。

以前勤めていた会社では、貝肉を冷凍保存するために大量の空き箱が必要だった。

丈夫な空き箱を求めて町の商店を訪ね歩いていた。

それで、そういうところでならこの箱は役に立つのではないかと思い、後にできた同事業の会社にダンボール箱の提供を申し出た。

しばらくは空き箱の持ち込みを続けていたのだが、あるとき「持ってきてるんだったら置いてていいよ」という風にやや迷惑なニュアンスを感じてそれを最後に届けるのをやめた。

シーズン中は大量の空き箱が必要だが、それ以外の時期は保管場所に困るからかもしれない。

資源の活用と人の役に立っているという自負をくじかれた思いだった。

そんな中、実家にあった二層式洗濯機を処分することになって、一旦家まで運んで外で回してみたらちゃんと動くので廃棄するのが勿体なくなった。

以前介護施設では二層式洗濯機が活躍していると聞いていたのを思いだし、介護施設の事務所に申し出てみた。

数日経ってから引き取りますとの連絡があった。

家の外に出しておけば回収するとのことだったので駐車場の隅に置いた。

あれからだいぶ経っているけれどあの洗濯機は今もちゃんと働いているのだろうか?

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「捨てる神あれば拾う神あり」

人も物もできればそうであってほしい。

2019年1月15日 (火)

コーヒーの木

一昨日のこと、その前の晩にお酒を飲んだので置いていった車を回収すべく町まで歩いた。

日頃の運動不足を解消すべく真面目にてくてく。

途中で理髪店に寄って真珠貝の蝶番を磨いたものを渡した。

店主からループタイの装飾が取れてしまったと相談を受けていたので、代わりになりそうなものを提供したのだ。

するとお返しに焼きアナゴとお菓子をもらった。

小さな貝のかけらが大きな袋になってわらしべ長者のよう。

家を出てから30分ほど経ってようやく車までたどり着いた。

そして、お酒を飲んだ夜にコーヒーの苗木をもらう約束をしていたのでそこの畑へ向かった。

体質的にあまり飲めないので酒席の記憶がなくなるということはなく、「コーヒーの木!」となんだかハッピーな気分で目覚めることができた。

一見すると何が植わっているのか分からない、”赤い実がたわわに実るコーヒー園”の夢の緒についたばかりの畑に行くと彼は一人もくもくと手入れをしていた。

昨年の台風で木が何本もやられてしまったらしく前に見たときよりも寂しい感じになっていた。

残ったコーヒーの木も風で実が落ちてほとんど残っていなかった。

実が散って芽吹いた苗を大事に育てていて今回そこから少し分けてもらった。

コンビニで買っていったパンが5個入りで、彼が用意していた苗も偶然5本だった。

祝福されたようで何だかなうれしい気分。

日のよく当たるところに植えてとアドバイスされたが、家は海そばの塩害がひどい場所なので鉢植えで育てるつもり。

〜赤い珈琲の実も熟れる頃〜という日がくるといいな。

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焼きアナゴはその夜さっそく酒の肴として美味しくいただいた。

コーヒーが飲めるのは・・・?

2019年1月14日 (月)

平成最後の同窓会

一昨日古仁屋の「ビートル」で同窓新年会があった。

毎年1月と夏(みなと祭りの舟漕ぎのとき)に同窓会が催されるので、今回が平成最後の同窓会ということになる。

僕もそうだが皆身体が丸くなり髪は白くなりあるいは髪そのものが寂しくなり・・・年々確実に歳をとっている。

来年の今頃はとうとう還暦の祝いを迎える。

話に興じ歌い飲み食べる見慣れた同窓生たちの顔をしみじみ見た。

まだ現役なので幾分肩書きを生きている人もいるにはいるが、子どもの頃から下の名前で呼び合うフラットな仲間たち。

つい数年前までここに座っていた同窓生の何人かはもうこの世にいない。

彼らは還暦までたどり着けなかった。

僕らはもう大丈夫かな? 還暦まであと一年元気で過ごせるかな?

ここまできたんだ、まだまだ元気でいたいねぇ。

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個人的にはあと10年、欲を言うなら20年。

それだけあればたとえ歩みが遅くとも思うところへだいぶ近づけるはず?

わき道に迷いながらだろうけど・・・

2019年1月13日 (日)

日本復帰の記録

名瀬の奄美博物館で”奄美群島日本復帰65周年記念”と銘打った特別展が開催されている。

米軍統治〜日本復帰までの当時の様子について挿絵を描く仕事があり、参考のために行ってきた。

3階展示室の半分ほどのスペースに写真のほか復帰運動で使用された幟や沖永良部と与論の二島分離に反対する署名録や統治時代のお金や米軍払い下げの軍服など実に様々なものが展示されている。

復帰運動の父と慕われた泉芳朗が石段の上で演説したとき使った円形テーブルもあった。

テーブルの小さな傷を見ながらここにに手をつき身を乗り出して祖国復帰を訴えたのかと想像すると当時の島民たちの高揚感が伝わってくる。

当時の中学生の作文集の写しも何冊か置かれていた。

日本人でありながら日の丸を掲げることが許されない悔しい思いや泉芳朗の演説に感銘を受けた様子など、当時の少年少女たちの肉声を聞いているようで興奮した。

文字がかすれて少し読みづらいのと綴られた作文の量が多いので全部に目を通すことはできなかったが、できれば時間をかけてじっくりと読んでみたい資料だった。

昭和から平成へそして新たな時代がもうすぐ始まろうとしている。

復帰運動の目撃者はどんどん減っていき、やがて「記憶」は完全に消えてしまうのだろう。

”「記憶」から「記録」へ” がこの展示会のテーマだ。

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企画展は1月27日まで開催中

入館料は小・中学生が100円、高校・大学生が150円、一般が300円。

ちなみに1月14日の「成人の日」は無料だそう。

2019年1月12日 (土)

もちもち濃い濃い

昨日の昼は龍郷の「たぐちうどん店」で肉汁うどんを食べた。

島では珍しい本格的な手打ち麺を食べさせてくれる。

盛られた麺には切り落としがちょんと乗ってくる。

手打ちの証明みたいなもの。

もちっとして適度に歯ごたえのある麺はすするより肉汁にからめて丁寧に味わいたい感じ。

つけ汁がまた旨い。

カツオと醤油の出汁に豚肉の油が溶け出て風味づけにパラっとネギを散らして・・・

たぶんラーメンの麺でもぜんぜんイケるはず。

高血圧症の身としては飲んではいけない濃い濃いとした汁だが

ちょっとだけ、もうちょっとだけと口に含んでいるうちにほとんど飲み干してしまった。

妻に見られたら叱られる・・・僕にとっては禁断の味。

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今回で3回目。

食事の度に50円の割引券をくれるので、それを使うためにまた訪れて・・・ああ、エンドレス。