思っていたより大変そう
奄美群島の日本復帰運動について書かれた冊子が今春発行される予定だ。
そこに挿絵を描くことになり、年明け早々資料の束が届いていた。
あまりの量の多さにたじろいで手をつけられずにいたが、そろそろ始めないと間に合わないと思い束ねていたゴム紐を外した。
描いてほしいものには印をつけているとのことだったが、依頼されたカット数の倍以上に印が入っている。
当時使われていた生活道具にも印が入っていて、これは絵の中に差し込めということか?
しかも、掲載される予定の写真と重なるようなイラストは省くようにとのこと。
その辺りを含めて後の判断はお任せしますとのことだった。
これは・・・描く側にとって厄介なケースだ。
これについて描いてとか、こんな場面を描いてとか、明確に指示された方がはるかにやりやすい。
どういった構図にしようかとか見せ方だけに集中できるからだ。
資料は断片的な情報がほとんどでどっから手をつけていいかも判断がつかぬ。
そこで、アプローチの仕方を根本から変えることにした。
届けられた資料はいったん置いて、先ずは復帰運動について書かれた冊子や新聞の切抜きなどを読んで全体像を捉えた上でそれを俯瞰しながら”描くべき場面”を抽出することにした。
それから後、資料と付き合わせて調整する。
これでいこう。(間に合うかな?)
それにしても面倒なことを後回しにする癖はなかなか改められないなぁ・・・
以前東京奄美会からいただいた復帰50周年記念誌がすごく役立ちそう。
ありがとうございました。
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