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2019年1月22日 (火)

温まるもの

これまで数々の暖房器具を購入してきたが、いずれも一定の年数を経て使えなくなってしまう。

遠赤外線のフォトンは動作しなくなり、石油ストーブは不完全燃焼の匂い?がきつくなる。

エアコンは塩害で室外機がすぐダメになる。

オイルヒーターのデロンギは壊れていないが、効率が悪く電気代がかかり過ぎる。

そんな中で唯一30年ほど使い続けている暖房器具がある。

それは、子どもが赤ん坊の頃から使い始めた「湯たんぽ」だ。

容器を覆うカバーもそのままだ。

もう記憶は定かでないが、ウサギの絵は干支にちなんで選んだのであろう。

日頃は妻の、娘が帰省したときは娘の足元を温めている。

アナログなこの暖房器具はとても丈夫で役に立っている。

湯たんぽは、奄美の短い冬の間に用をなした後ビニールに包んで大事に保管している。

体調が悪いことの多い妻がベッドに横たわっているとき、寒い日はそっと足元にこの湯たんぽを差し入れる。

そんなときは、ありがとうと、しみじみとした調子で感謝してくれる。

夫婦でいて良かったと何故か思う。

湯たんぽが温めてくれるのは足元だけではないようだ。

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