2019年2月13日 (水)

奄美市美展ちょっと観た

奄美博物館で取材する機会があって、ついでに市美展を観て帰ろうと思っていたが、相手の方の話が面白くてつい長居をしてしまった。

博物館を出たときは17時をとっくに過ぎていたので、市美展はもう終わってしまったものと諦めていたが、見るとまだ受付に人がいる。

確認してみたら18時まで開いているとのこと。

残り時間は30分程であったが観ていくことにした。

いつもなら子どもたちが描いた絵から順に観ていくのだが、なにしろ時間がない。

そこはすすっと素通りして、写真ブースの作品をふんふんと矢継ぎ早に観て、

今回は、絵画ブースを重点的に観ることにした。

立ち止まりながらじっくりと楽しんだ。

知り合いもいた。

「風の会」の福田信廣さんが「奄美中央ロータリークラブ賞」を、源五郎光さんが「奨励賞」をそれぞれ受賞している。

なんだか自分まで誇らしい気分。

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市井の芸術家たちの多様な感性、多様な表現、解き放たれる自由な空間…

2019年2月12日 (火)

言われてみれば「根」だった

数日前、東北のことを紹介する番組があって、「おたねくん」というゆるキャラが登場した。

特産品のオタネニンジンを宣伝するために生まれたキャラらしい。

たくさんの根っこをつけた、朝鮮人参のような人参だ。

「へー、こんな根っこを食べたりするんだね」と言ったら

一緒にテレビを見ていた妻がびっくりした。

「だってみんな根だよ。根菜類って根を食べるんだよ」

「・・・・・・ボロッ」(目から鱗が落ちた音)

ニンジンも、サツマイモも、ダイコンも、カブも、ゴボウも・・・あれは「根」か!?

ずっと気づかずに食べていた。

なんだか「実」みたいに思っていたけど、大根ってそういえば「根」だわ。

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スーパーの特売に出ていたダイコン。

丸々1本あって100円だった。

半分で鍋が満杯になるほどのビッグサイズ。

いくら安いとはいえ、これで100円では農家の”精根”が尽きないか?

2019年2月11日 (月)

揺れる本棚

昨日の午後買い物に出て、スーパーの前の駐車場に車を停めた。

エンジンを切った途端にタイヤがグニャグニャ動いて車が揺れた。

何か変なものを踏んだか?と驚いて確認したが、そこには何もなかった。

なんだか気味が悪かったので、車を他の場所に移動した。

震度4の地震が発生したのを知ったのは、そのとき流れた町役場の放送だった。

家に帰ってみると2階の本棚に置いていた動物のフィギュアが床に落ちていた。

他には特に変わったところはなさそうだった。

でも、木造だからさぞかし揺れたんだろうな…

まだ二十歳ぐらいの頃、東京で大きな揺れに遭遇したことがある。

ボロアパートだったせいかもしれないが、相当揺れた。

寝ているところに本棚の本がバラバラ落ちてきて慌てて飛び起きた。

揺れが収まるまで本棚を押さえていた。

あれから約40年、今2階にある本棚を心配している。

本が北側に集中しているので、家の重心のバランスが悪いのだ。

気にはしているが、利便性を優先してそういう状況になっている。

大きく揺さぶられたら北側にへしゃげそうで怖い。

(ショチョガマか⁉️)

本を減らすつもりで処分しているが、新しく購入するものもあって、総量はたいして変わっていないのでは?

せめて1階にあれば家の重しになってくれるかもしれないのだが…悩ましい。

本の内容は軽いのが多いんだけど。

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単純に積み木で考えても重量配分ってとっても大事。

家を建てるなら書棚をどこに置くかを先に考えた方が良いと思う。

2019年2月10日 (日)

図書館復活!

2週間休みだった図書館がようやく昨日(9日)から本の貸し出しを再開した。

休館中は蔵書の確認と状態の点検が行われていたとのこと。

これだけ大量にあると一冊ずつ点検するというのはさぞかし骨が折れることだろう。

本の整理は、個人でやるとついつい中身を読んでしまってさっぱり作業が進まなかったりするが…

館内に入ってすぐ職員がリクエストしていた本が入手できたと教えてくれた。

それは少々値が張るため諦めていた本だった。

絵を描く人向けに人体の構造をとても分かりやすく解説している本だ。

本を借りてテンションが上がったのは久しぶり。

とにかく、欲しくてたまらなかった本が手に入って嬉しい。

いずれ自分でも買おうと思う。

図書館で借りて中身を確認してから購入できるのはとてもありがたい。

読んでみて、気に入ったならできるだけ購入するようにしている。

特に画集や写真集などは資料として手元に置きたいのでそうしたパターンが多い。

他にも仕事の参考になりそうな本を数冊借りた。

近くに図書館があるのは本当にありがたい。

峠越えではあるが、1キロちょっとの距離だ。

歩いて通えばダイエットに良さそうだが、う〜ん…そんな気にはならない。

本を読まなくなる可能性が高い。

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この日は、別の本を探すため2度訪れた。

近くて便利♪

2019年2月 9日 (土)

”揺さぶられる”映画

去年の夏に鹿児島まで行って映画「ジュラシック・ワールド」を観てきた。

シネマサンシャイン姶良の4DX映画だ。

立体的に見える3Dは観たことがあるが、その上の4DXは初体験だった。

恐竜が歩くたびに観客席が振動する。

火山が噴火すると座席は更に激しく動く。

恐竜が海から飛び出すシーンではなんと水しぶき(水蒸気程度)までかかる。

過去にディズニーランドで体験したアトラクションとそっくりだ!楽しい!

迫力あるサラウンド音響と激しい振動と立体映像が同時に襲ってくるので、ポップコーンとか手に持っていたら衝撃で撒き散らしかねない。

臨場感半端ない。

料金は高めだけど、刺激が強くてクセになりそう。

…という話を去年友人にしたら、機会を見つけて早速行ってきたらしい。

「どうだった?」って尋ねたら、「行ったけど観なかった」との返事。

そのとき上映されていたのは子ども向けのアニメだったようだ。

アニメの4DX⁉️…ちょっとイメージし難い…僕も観なかっただろうな。

現在上映されている作品をネットで調べたら「アクアマン」というアメコミのSF映画だった。

こういうのは観たい!

4DX向き、絶対楽しいに決まっている!

でも、鹿児島遠い!!!

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しかし、奄美大島にも映画館(シネマパニック)があるのだ。

今上映されているのは「ボヘミアンラプソディー」

座席は振動しないけど、心が揺さぶられるらしいので行ってみようかな。

2019年2月 8日 (金)

すでに葉桜

長雲峠の桜を見に行った。

峠の入り口、集落の桜にはちらほらと緑が混ざり始めている。

たしか桜は麓から山頂へ開花するはず、峠の桜はちょうど満開くらいだろう。

そう思っていた。

しかし、頂上へ近づくにつれて薄桃の花びらが消えてどんどん寂しくなっていく。

今年は暖冬なので桜の開花がいつもより早いとは感じていたが・・・

山の上は特に寒暖の差が大きいので、もう春が来たと慌てふためいたに違いない。

日当たりの良さそうな場所は、もうほとんど葉桜になっていた。

せっかく峠まで来たのだからと、いくらか花びらが残っている場所に立って、少し前は満開であったろう桜並木の余韻を求めた。

年が明けてまだ2月になったばかりであるが、”来年こそ”は!・・・と

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もし、桜マラソンが開催されていたら、「葉桜マラソン」になるところだった⁉️

2019年2月 7日 (木)

さらば相棒

仕事でとても重宝していた軽貨物車(アトレー)を廃車した。

厳密に言うとまだ廃車はされていないと思うが、とりあえず昨日引き取ってもらった。

軽でありながらとにかく室内が広くて使い勝手が良い。

商品のTシャツを入れたボックスを3つ積んでもまだ余裕で他の荷物を積むことができた。

後部シートを倒せばコンパネや自転車といった大きな荷物も積むことができた。

仕事の相棒として毎日のように出かけていた。

馬力がないので名瀬や笠利などの遠出の運転は疲れたが、それを補って余りある実用性があった。

できればずっと付き合っていたかったが、オイルが漏れ、水が漏れ・・・と老朽化が進んで、遠出への不安が募り、最近はバッテリー切れも頻繁になってついに乗ることを諦めた。

アトレーの最後の仕事は、年末に網野子峠を越えて最終処分場まで不燃ゴミを運搬したこと。

運転中エンジンが無理していることを感じていたので、頑張れ頑張れと祈るようにして走った。

まさか、次は自分自身が廃棄されるとは思わなかっただろう。

バイバイ、ありがとうね。

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次に乗り換えた車はマーチ。

もちろん中古車。

全体に丸みを帯びたデザインで、およそ荷物を積む構造になっていない。

でも、よく走ってくれるし、機能も充実している。

後部座席も荷物で塞いで二人乗りだと割り切って使っている。

車検の鉄工所がよくしてくれるので、いずれにせよ不満はない。

お金がたまったら新車を買うねという空手形を買ってくれている。

2019年2月 6日 (水)

そうだったのか!復帰運動

2013年に東京奄美会の依頼で「東京における日本復帰運動」という冊子の表紙と挿絵を描いた。

そのときは復帰運動についての知識はほとんどなく、資料をつまみ食いしながら何とか必要なイラストを描き上げた。

概要は理解できたが、奄美と内地で行われた復帰運動の詳細については虫食い状態だった。

インプット即アウトプット、つまり、それらについての知識は付け焼き刃だった。

それでも、「イラストが入って分かりやすい冊子ができた」と多くの関係者に喜んでもらえた。

冊子の著者である右田昭進さんからも電話がかかってきて、「あなたは良い仕事をしてくれた。本当にありがとう」と直接お礼の言葉をいただいた。

冊子を奄美市に寄贈する際には東京奄美会の代表と同行する名誉にもあずかった。

おそらく、東京奄美会の方々は、あいきじゅんは奄美在住のイラストレーターでもあるし、復帰運動についてそれなりに知識をもって描いたと思ってくれたのだろう。

恥ずかしい。

今回また別の団体からの依頼で復帰運動についての挿絵を描くことになり、今度は中身についてしっかり勉強しようと思い、若者たちの無血革命という視点で書かれた「奄美の奇跡」を読んだ。

本では泉芳朗や昇曙夢といった一般に知られた人物だけでなく、実に様々な立場の人たちが登場する。

日本と切り離されて内地への渡航は許されず、言論の自由を奪われ、物資や食料が不足して困窮を極めた奄美の人々の苦しみ。

生き抜くために闇物資を求めて、あるいは向学心を満たすための命がけの密航。

日本への帰属を求めて声を上げる青年たちが米兵に逮捕されるなどの妨害を受けながら、次第に祖国復帰が群島民すべての願いとして広がっていく様子。

これまで事象で捉えていた運動が、渦中で必死にもがいている人間の視点で見られるようになった。

もっと色々知りたいと思い他の書籍も購入した。

あのとき描いたイラストの中身について今頃理解できた。

ほんとに、勉強不足、バカだ。

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(日本復帰60周年記念 東京における日本復帰運動)

2019年2月 5日 (火)

段ボールのラジオ

記憶力が弱くなってきたという事情もあるが、買い物はメモを見ながらする習慣がついている。

リストアップされた品物が揃ったら買い物は終了となりレジへ向かう。

商品を探す過程でたまたま目についた例えばセール中の商品などを買うことはあるが、ほぼ目的をもって店を訪れそれを満たせば終了となる。

この、およそ”遊び”のない買い物スタイルは家族には不評だ。

女性には、ぶらぶらと”ショッピングを楽しむ”という習性があるようだ。

なので、一緒に買い物をするとき僕は”待つ”という忍耐を強いられることになる。

先日もそんな感じで時間を持て余していて、店内をぐるぐる回ってみた。

そして見つけたのだ。

ニンテンドーラボ・・・のようなダンボールのラジオを。

値段はなんと500円程度。

1ミリの迷いもなく買い物カゴへ収めた。

ぶらぶらショッピングもたまには良いものだ。

ただ、オモチャのような段ボール製なので、実際にラジオとして使えるかどうか不安はあった。

かわいいデザインなので、置き物でもいいかと思いながら試してみた。

ラジオはあらかじめ組み立てられていて背面に単三電池を3本入れるだけで可動する。

30センチほど伸びる直立アンテナと、前面に周波数と音量を調整するつまみがあり、側面にFM、AMの切り替えスイッチがあるだけのシンプルな作りだ。

家の中のどこが電波の状態が良いか色々探る必要があったが、いったんキャッチしてからは雑音もなく良好な状態で聞くことができている。

おかげで久しぶりにラジオを聞いて過ごしている。

段ボールから声が聞こえ音楽が流れてくるのが楽しくて笑えてしまう。

そういえば、愛着のあるグッズは、偶然出会って一目惚れしたものが多いように思う。

メモを片手の買い物ばかりでなく、ぶらぶら店内を彷徨って素敵な出会いにも期待しようかな。

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2019年2月 4日 (月)

夜更けにトイレを拝借

夜遅く名瀬から古仁屋に向けて車を走らせている途中で妻がトイレに行きたいと言い出した。

和瀬トンネルを抜けて城集落にさしかかるところ。

名瀬にいるうちならコンビニもあったのに・・・と愚痴っても仕方がない。

住用のサン奄美のそばに公衆トイレがあったときは、そこを気軽に利用できていたのだが、周辺の整備工事が進む中でいつの間にか撤去されてしまった。

三太郎トンネルを抜けてしばらくいったところにある道の駅が唯一のチャンスだ。

「もう少しだ、頑張れ」と妊婦を励ますようにして車を走らせた。

昼間と違って夜の道の駅には車が一台もなくひっそりとして寂しい。

周囲を木々で覆われた気配の中に建物の明りだけがうっすら灯っている。

怖いから一緒に来てと言う妻に従って車を降りた。

トイレは外側からも入れそうだったが、正面玄関が普通に開くのでそちらから中に入った。

旅行客だけでなく島民にとっても、トイレが利用できる施設は大変貴重でありがたい。

休憩場所としても利用できる。

仮に自分がよその土地にいて、何かの事情で宿が取れなかったりしたときは、こうした施設があれば大いに助けになるだろう。

しかし、管理する側にとっては、不特定多数の人が利用する施設を維持していくのは色々苦労があるに違いない。

善意で運営されていた施設が一部の不心得者のために開放されなくなったという例もある。

お互いがお互いのために気づかいながらできるだけ長く維持されていくことを願う。

そこが島暮らしの良いところだと思うから。

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助かりました、ありがっさまりょうた。