2016年3月 6日 (日)

神隠し?

ペットのフクロモモンガを締め切った和室に放ってしばらく自由に遊ばせた。

障子の桟を伝って上に登ったり飛び降りたりと楽しそうに(?)しているが、いざケージに戻そうとすると激しく逃げ回った。

1日目は何とか捕まえて強制的にケージに戻した。

2日目は、追いかけまわすとストレスになるのではないかと思い、ケージの扉を開けたまま中に餌を置いて自然に戻るように仕向けて和室を締め切った。

翌朝、てっきりケージの中で眠っているものとばかり思っていたのに姿が見えない。

和室の中をくまなく探すがいる気配がしない。

餌に手をつけていないことに気づき、これはただ事ではないぞと焦った。

和室は締め切ったままなので、この部屋から外に出る可能性はない・・・はずだった。

どこかに隙間があるのかと隅々を調べると柱と柱をつなぐ長押になんとかもぐれそうな隙間があることがわかった。

しかしそこから先に進むほどのスペースはない。

クーラーから室外機に伸びるホース穴なら通れそうだ。

もしそこから落ちたとしたら壁の中か床下のはず。

もう他に探すところもないので、押し入れの布団類を一つ一つ出しながら調べてみた。

扉が開いていたわけではないのでもちろんいるはずはない。

和室と洋室を仕切る引き戸に少し隙間があるが、フクロモモンガの頭がそこを通るとは思えない。

思えないが、しかし、もう探すところがないので念のため家中を捜索してみた。

昔社宅に住んでいたときに逃げたハムスターが冷蔵庫の後ろで死んでいたことがあったので、最悪の事態を考えるともう泣きそうだった。

テレビなど音のするものを消して、ユーチューブからフクロモモンガの鳴き声を流しながら潜んでいそうなところを探してみた。

それにしても鳴くどころか動く気配すらしない。

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気になって仕事が手につかない。その日渡す予定のイラストを夕方になってようやく送信した。

事情を知った娘も気になって落ち着かないから実家に戻って一緒に探すと言いだした。

少々疲れたので和室の隣りで座イスを倒して少し眠った。

そして起きたときに不思議な光景を見た。

扉の隙間をフクロモモンガが上下に激しく動く姿を見た。

大きさ、体色間違いなくフクロモモンガだった。

「いた! 和室にいる!」

女房にそう告げて保護する気まんまんで和室に入ると・・・

何もおらず、何かが動く気配もしない。

でも、確かに見たのでいるはずだと確信して隅々まで探したが見つからない。

それから1時間ほどして娘がやって来て一緒に探した。

動画の鳴き声を流しながら家中を探した。

これだけ探していないのは、ひょっとして外へ出たのでは?とも考えて懐中電灯で周辺を捜してもみた。

ついには、もう見つからないのでは?と不安にかられて3人とも黙りこくってしまった。

すると、娘が何かの音に気付いた。

カリカリと爪でひっかく音がするという。それは和室からだった。

耳を研ぎ澄ませてその音の元をたどると・・・壺だった。

「いた!」娘が声をあげた。

首の長いその壺をかしげながら懐中電灯を照らすと”目が合った”という。

僕が見た後で壺の中に入ってしまったのだろうか?

だが、助け出したフクロモモンガは自分のおしっこですっかり濡れていて衰弱していた。

すべって爪が立たないので自力で脱出できずにずいぶん体力を使ったのだろう。

床においた蜜にもまったく手をつけていないことなど考えると昨夜の早い段階で壺に落ちた可能性が高い。

かなり弱っていたのはそのせいだろう。

しかし、置物の隙間も壺の中も何度も見たはず。

どうして今まで見つけられなかったのだろう?

それに僕が見たものは何だったんだろう?(動きが速いなあとは思ったが)

娘が抱えて蜜を与え少しずつ元気をとりもどしていった。

ケージの中でのろのろではあるが餌を食べる様子を見て一安心した。

そして、みんな急にお腹がすいた。

可哀そうだが、自由にさせるのは当分お預けにしよう。

2016年2月21日 (日)

瀬戸内町まちづくりフェスティバル

今日は一日家で仕事をするつもりでいたが、ペン画の伊藤さんから「今緑地公園でフェスティバルしてるよ」と電話をもらい、ちょっとだけお出かけした。

公園いっぱいにテントが並んでいて賑やかな様子。

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古仁屋中学校吹奏楽部の演奏を楽しみながら

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椎茸のバター焼きとアボカドの天ぷらやスムージーを試食した。

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昼もここで食べることにして列に並んでマグロカレーを買った。

今内地では200円カレーが有名だが、ここで売られていたカレーも300円と安い。

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でも、量が少ない (;一_一)

マグロもつ煮込みも美味しかったけどね。

2016年2月20日 (土)

カフェ・キョールの奄美カレー

1月の話だが、名瀬の「カフェ・キョール」で昼ごはんを食べた。

4~5年前に神奈川県茅ケ崎にお店があった頃に2度ほど訪ねた店だった。

神奈川から引っ越しして去年4月に奄美でオープンした。

奄美産ウコンを使った「奄美カレー」が売りだ。

この日食べたのは一口カツカレー 750円

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店内の手作り感が良い感じだし、コーヒーも美味しいのでお薦め。

(10:00~18:00 / 定休日 火、水)

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イオン(旧ダイエー)脇の海岸側の道を少し行ったところにカレーのノボリが立っている。

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2016年2月19日 (金)

アランガチの滝

宇検村への道を通るたびに気になっていた「アランガチの滝」に初めて行ってみた。

道路沿いの大きな看板に従い細道に入ると、ここだよと誘うように小さな道案内が奥へと導いてくれる。

そんなに進まないところで整備された広場に到着し、そこに車を停めてほんの少しだけ遊歩道を歩く。

ゆやかなカーブのすぐ先から滝音が聞こえてきた。

もしかしたらうっそうとした山道を歩くかもしれないと覚悟して車を走らせてきたが、実にあっけなく到着した。

マテリアの滝、フナンギョの滝に比べるとずいぶん手近な景勝地だ。

奄美大島の最高峰湯湾岳から流れ落ちる豊富な水量。

滝壺はズボンのすそをまくれば入れそうなほど浅く見える。

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周辺も良い感じで整備されており、マイナスイオンを浴びたくなったらお薦めの場所。

ちなみに源流の湯湾岳の高さは694メートル、僕は「言わんだけ(湯湾岳) 無口(694)と覚えている。

2016年2月 4日 (木)

ヒカンザクラが満開

昨日、ちょっと寄り道して本茶(ふんちゃ)峠の桜を見てきた。

方々でブルドーザーやトラックが清掃作業を行っていた。

7日のさくらマラソンに向けての整備なのだろう。

桜はほぼ満開の状態で道々を鮮やかな桃色に染めていた。

ここでホットコーヒーなんか飲みながら一息つけたらなぁ。

今が一番見ごろかも。

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2016年2月 2日 (火)

外食しながら

海の駅の漁協直売所に食堂が併設されたと去年新聞で読んで一度行きたいと思っていた。

数日前に友人の引越しを手伝ったとき昼食をおごるというのでここへ誘った。

人気メニューだと思われる海鮮丼と日替わりの魚汁を食べた。

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そうか、海鮮丼といってもイクラとか入るわけじゃないんだよね・・・奄美だし。

材料が新鮮なので味は良いが、器が柔らかいプラスチック容器だったのが残念。

海鮮丼750円、魚汁100円。

偶然に店で会った親類がうどんを食べているのを見て、美味しそうだったので今度はこれにしようと思った。

そして、今日また昼前に「海力」に行き、今度はうどんを注文した。

お腹がすいていたのですぐに箸をつけて写真を撮るのを忘れてしまったが、丸麺はつるつるしてアオサとつきあげが入っていて醤油ベースのあっさりした味でとても美味しかった。

天かすのトッピングも自由に足せる。

うどんは350円。

挿絵を頼まれている資料をテーブルに広げて文章をチェックしながら食べた。

行儀は悪いが、驚くほど仕事がはかどった。

自宅で机に向かって同じ作業をしたらこんなスピードではなかなか出来ない。

気分が変わって集中力が増すのだろうか?

余裕があれば、ときどき気分を変えてどこかで食事でもしながら仕事をしたいと思うが。

そういえばアイデア帳に色々書き込むのは、外食してるときが多いような気がする。

胃袋を刺激しているときは脳が活性化するのかもしれない。

その後眠気が襲ってくるおまけがつくが。

2016年2月 1日 (月)

真冬のTシャツ

一昨日の夕方近くに取引先からTシャツの注文が入った。

お客さんからの要望で3サイズを3枚ずつ計9枚必要とのこと。

そしてお店の在庫も品薄になってきているので補充してほしいとのことだった。

Tシャツを注文してくれたお客さんが急いでいるということだったので、その日のうちに制作して翌日に納品した。

今日は今日で宇検のお店にTシャツを4枚納品した。

115年ぶりに雪が降るような寒い時期にもかかわらず半袖のTシャツを買っていただいてありがたい限りだ。

まだ総ての店舗で1月の売上が出ていないが、今年は上々の滑り出しのようである。

デザインで、制作で、営業で、今年はもっともっと汗をかこうと思う。

Tシャツ作り部に春は待ち遠しい。

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2016年1月24日 (日)

余分な荷物はおろしていこう

健康診断を受けた。

たぷっとした腹囲を測ったら95㎝もあった。

ズボンが合わなくなったのはもちろん、最近は足の爪を切るのも苦しくなってきた。

85㎝を超えたときマックスだと思っていたが、”のびしろ”は想像以上だった。

先日玄関で靴を履こうとしてしゃがんだらズボンのお尻が破れてしまった。

子どもの頃はズボンがすり切れるほど乱暴に遊んでいたからたまに破れることもあったが、大人になってからは初めてかもしれない。

ずいぶん久しぶりの感触だった。

それも分厚いジーンズが・・・ずいぶん無理をさせていたのだろう。

しかし、まだ自分の”のびしろ”がどこまでなのか見えていない。

メタボもだが、最近は僕自身の”のびしろ”も相当気になっている。

誰でも若いころは、自分の中に可能性がたくさんあるように感じるものだが、歳とともにそれが過大評価、あるいは単なる勘違いだったことに気づく(あるいは思い知らされる)。

そこそこできるようになることはまだあるのかもしれないが、半端なことをいくつもかき集めるよりも十分にできそうなことに集中したほうが、満足いく人生になりそうな気がしている。

といっても、せいぜいあと20~30年あるかないかくらいだけど。

ここにきて残り少ない時間の使い道が気になっているわけだ。

だから余分なものは処分していこうと思う。

いつか奄美の歴史や風俗を漫画にするときに参考になるかもしれないと思って取っておいた大量の新聞記事のスクラップをすべて捨てた。

この先どうやっても専門家並みの知識を身につけていけるとは思えないし、本当に必要になったときは知識を借りれば済むことだからだ。

観光関連の仕事をしていたときの書類も処分した。

観光ガイドやかけはし的な仕事はできないし、もう中途半端なことはしないでおこう。

机まわりがずいぶんすっきりした。

いろいろな”未練”はつきまとうと思うが、いらないものはもういらない。

身の丈に合った荷物にしてできるだけ高いところを目指したい。

などと、「断捨離」に焦がれるこの頃。

お腹まわりの余分なものもすっきり落としたい。

2016年1月15日 (金)

まだしばらくはWindowsで

ずっと昔Macを使っていたが、職場ではWindowだったので、いつの間にか家でもWindowsにシフトしていった。

最後に買ったMacは、僕としては最悪デザインだと思っているLCシリーズだった。

去年、またMacに戻ろうと思ってMac miniを買ったが、なかなか移行できずにそのままになっていた。

今年に入ってついに意を決して強制的にMacに切り替えるようにしてみたが、Windows時代が長かったので操作で戸惑うことばかり。

当然ながらOSが違うのでいつものソフトが使えない。

それでも必死に食らいついていくつもりだったが・・・HPが更新できないこと、EXCELの関数が機能しない(Mac版のOFFICEを持っていないので・・・)でついに根を上げてしまった。

またパソコンを入れ替えてWindowsに戻った。

Macでホームページを作り直すこと、必要なソフトをそろえること、データをすべて外付けHDに移しておくことをクリアできたら今度こそMacに変えようと思っている。

それまでMacは食台でテレビときどきパソコン状態。

環境を変えるのは億劫だ。

不便でもそのまま我慢して使い続けたほうが楽だと感じるのは怠けグセか歳のせいか?

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2016年1月14日 (木)

奄美の作家3人展

10日(日)に奄美パーク・田中一村記念美術館で開催されている企画展を観てきた。

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画家の掘 晃(ほり ひかる)さんがフロアー内の喫茶室にいたので少しだけ会話した。

掘さんは嘉徳小学校跡地にアトリエを設けて、約10年間山口県と瀬戸内町を行き来しながら活動していたが、昨年秋に嘉徳の住居を引払っていた。

2013年夏に「カトク芸術豊年祭」に参加させてもらったことがある。

掘さんとしては、地元の「芸術家」を加えたかったようだが、あいにくそうではない僕が参加することになったのだった。ごめんなさい。

廊下に貼られた僕のラクガキと工作はたぶんもう取り外されているのだろう。

この日は作家のフロアートークがセッティングされていたので来島したとのこと。

大けがをしてリハビリ中とのことで杖をついてはいたが、自分の足でしっかりと歩いていた。

展示室内に用意された椅子はすべて埋まり、立ち見も並んだ。新聞によると80人ほどの観客がいたようだ。

最初に奄美パーク館長の宮崎 緑さんの挨拶があった。

着物姿もすてきだ。

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続いて掘さんのトーク

交通事故に遭った自虐ネタをユーモラスに語った。

他には、「僕の嫌いな流木が・・・」で始まった流木作品など趣味的な創作一般を「芸術」と称することへの不快感を露わにしていた。

「流木アートとか言わずに楽しい趣味の工作をしましたと素直に言えばいいんだ」と。

3月にこの会場で催した「はじめの一歩・島っちゅ6人それぞれの奄美アート展」を思い起してなんだか居心地が悪い。

自分をアーティストだと思ったことは一度もないが、”アート”って表現は便利だもんね。

なんとなくそんな感じのものの総称として伝わりやすいのでついつい使ってしまう。

他のメンバーにしてもそんな芸術家然とした態度はとっていないし、どちらかというと職人的なな気持ちが強いと思う。

でも、たぶんまた使うな・・・今度は”あーと”とでもしておこうかな。

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「はじめの一歩」のメンバーでもう一度やりたいなぁ。

「2歩、さんぽ あーと展」とか。