奄美の作家3人展
10日(日)に奄美パーク・田中一村記念美術館で開催されている企画展を観てきた。
画家の掘 晃(ほり ひかる)さんがフロアー内の喫茶室にいたので少しだけ会話した。
掘さんは嘉徳小学校跡地にアトリエを設けて、約10年間山口県と瀬戸内町を行き来しながら活動していたが、昨年秋に嘉徳の住居を引払っていた。
2013年夏に「カトク芸術豊年祭」に参加させてもらったことがある。
掘さんとしては、地元の「芸術家」を加えたかったようだが、あいにくそうではない僕が参加することになったのだった。ごめんなさい。
廊下に貼られた僕のラクガキと工作はたぶんもう取り外されているのだろう。
この日は作家のフロアートークがセッティングされていたので来島したとのこと。
大けがをしてリハビリ中とのことで杖をついてはいたが、自分の足でしっかりと歩いていた。
展示室内に用意された椅子はすべて埋まり、立ち見も並んだ。新聞によると80人ほどの観客がいたようだ。
最初に奄美パーク館長の宮崎 緑さんの挨拶があった。
着物姿もすてきだ。
続いて掘さんのトーク
交通事故に遭った自虐ネタをユーモラスに語った。
他には、「僕の嫌いな流木が・・・」で始まった流木作品など趣味的な創作一般を「芸術」と称することへの不快感を露わにしていた。
「流木アートとか言わずに楽しい趣味の工作をしましたと素直に言えばいいんだ」と。
3月にこの会場で催した「はじめの一歩・島っちゅ6人それぞれの奄美アート展」を思い起してなんだか居心地が悪い。
自分をアーティストだと思ったことは一度もないが、”アート”って表現は便利だもんね。
なんとなくそんな感じのものの総称として伝わりやすいのでついつい使ってしまう。
他のメンバーにしてもそんな芸術家然とした態度はとっていないし、どちらかというと職人的なな気持ちが強いと思う。
でも、たぶんまた使うな・・・今度は”あーと”とでもしておこうかな。
「はじめの一歩」のメンバーでもう一度やりたいなぁ。
「2歩、さんぽ あーと展」とか。
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