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2013年6月の24件の記事

2013年6月30日 (日)

テレビ桟敷「ハーブ&ドロシー」

展示会の初日に源五郎さん、蘇祢さんと食事をしたときに二人がお奨め映画として紹介した「ハーブ&ドロシー」のDVDを観た。

ニューヨークのアパートに住むごく普通の夫婦が世界屈指のアートコレクターとして名を馳せているから面白い。

コレクターといっても世界中を回って芸術品を買い漁っているわけではなく、ニューヨークの前衛アートを中心に「自分たちの稼ぎで買えるもの」&「アパートに入るもの」をコツコツと集めているのだ。

投資目的ではない。純粋に心惹かれるアート作品をひらすら集めている。

仲睦まじい夫婦の言動が自然体で好感が持てた。

奥さんのドロシーがチャーミングだ。

壁に釘で留めた紐(これも作品)を見た記者が、「これにはどんな意味があるんだい?」と少し意地悪な質問をすると、ドロシーが「意味はなくてもいいの。見て感じるものだから」(正確なセリフは覚えていないけどこんな感じ)と答える。

目からウロコだった。

芸術作品(前衛アートは特に)にはすべて何らかの意図や意味があるものと思いこんでいた。

作品を見た人が何かを感じることができればそれはそれで良いんだ・・・。

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アートが身近に感じられ、自分も何か気に入ったものを部屋に飾りたくなる映画だった。

自分の感性を信じる大切さも教えてもらった気がする。

このドキュメンタリー映画の監督が日本人だったのは意外だった。

2013年6月29日 (土)

嘉鉄の碧い海

数日前の夜 空に浮かぶ満月を見て(旧暦)15日に気づいた。

1日遅れで墓参りに行き、帰りに見た嘉鉄の海がとてもきれいだった。

昔、子どもたちが小さい頃はよくここの浜辺に来て遊んだものだった。

あれから20年経ち、嘉鉄の親戚や知人が何人もいなくなった。

人はどんどん変わっていくのに景色は変わらないのって、ちょっとせつない気がする。

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源五郎さんの展示終了

古仁屋郵便局のふれあい広場で展示していた「源五郎光/私のケンムン」が今日で終了した。

午後1時過ぎに会場へ行って最後に展示の様子を写真に収めた。

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その頃源五郎さんは僕の工房を訪ねていてらしく完全に入れ違いだった。

しばらくしてから工房で合流し、これまで描いたイラストなどを見せた。

午後3時に会場に戻り絵やパネルを撤収した。

車の手配等の段取りはすべて蘇祢さんがやってくれた。

片付けの途中で、郵便局のATMを利用するためにやって来た活け花の先生が残っている絵を熱心に見てくれて署名もしてくれた。

連日FMせとうちで展示会のことを宣伝してくれたおかげで大勢の人に見てもらえたようだ。

片付けが終わり、源五郎さんがどこかで一緒にお茶でもと誘うので清水の「HONA」に行った。

室内のテーブルも空いていたが、涼を求めてデッキの奥側に陣取った。

源五郎さんと蘇祢さんは焼きカレーを、僕はホットサンドを食べた。

ドリンクはみなアイスコーヒーを飲んだ。今日は暑い。

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ここで源五郎さんのプロフィールなどを詳しく聞くことができた。

十数年前に親の介護のために帰郷したとのことだが、今奄美に住んでいることに感謝していると。

帰郷しなければ絵も描かなかったとのこと。

僕自身もイラストを描いていく過程でたくさんの人たちと知り合うことができてとても感謝している。

宇検村や大和村でもイラスト展などできればいいねと、ネットワークが広がることを期待して盛り上がった。

僕の場合はとりあえず「カトク」だ。 ガンバラナクテハ。

2013年6月25日 (火)

夏バテ?

今朝はすんなりと起きられなかった。

無理やり起きてはみたけれど崩れるようにして床に寝た。

なんとか体を起こして座イスで寝た。

とにかく体がだるくて重い。

10時過ぎにようやく立ち上がって日課の犬の散歩に出たが、やたらうずくまってばかりいた。そのたびに横にお座りしてくれるピースが愛おしかった。

11時過ぎに古仁屋の町へ出て、血圧の薬が切れていたので病院で受診。「変わりはありませんか?」の問診に、なぜかつい「ええ、いつも通りです」と答えてしまった。

薬局で薬を渡すときに名前や住所、嗜好品、既往症などをたらたら尋ねられて”薬剤師としての勤めをしっかり果たしてます”的な対応に少しイラッと。

体調が悪いせいもあって心の中で早く薬を渡せ!と。

これはもしかして夏バテ?と、不安になり栄養ドリンクを飲んでおく。

今日は仕事らしいこともせず、だらだら過ごしてしまった。(;一_一)

もしかして昨夜遅くTシャツを作ったことが影響しているのだろうか?

180度~190度のヒートプレスの熱気はけっこうくる。

冬場はいいけど、夏は・・・。

(ブログを書いている今現在、だいぶ回復している感じ。

明日からまた頑張ろうっと)

2013年6月23日 (日)

幸せな空間

元大島紬の図案師で平面彫りの福田さんの案内で、龍郷町の奥座敷?瀬留の喫茶店に連れて行ってもらった。

気をつけていないと見落としてしまう看板を頼りに山すそまで車を走らせてたどり着いた店は、まるでリゾート地に建つ洒落たペンションのようだった。

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建物のまわりのロケーションも素晴らしい。

山すその広い土地にポツンと建ち、すぐ横には清流が流れている。

川をまたぐ橋の入口に看板がかかっている。

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金曜日~月曜日の週4日間だけオープンしているとのこと。

店内も期待を裏切らない「こだわりの空間」だった。

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コーヒーカップさえこの通り。

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ゆったりと過ごせる気持ちの良い空間だった。

この感覚に似た気分を味わえる場所がわが家にもあった。

陽がかげる夕刻、目の前の大島海峡を眺めながら過ごす2階のベランダ。

今日は加計呂麻島と飛行機雲を眺めながら缶ビールを1本ずつ。

この借景の幸運に感謝。

台風のときは恐怖の場所だけど。

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源五郎さんのアトリエ

出来上がったTシャツを届ける口実?で源五郎さんのアトリエを訪ねた。

先ず平面彫りの福田さんの家に寄って出来上がったTシャツを渡した。

気に入ってくれた様子でよかった。

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道が分かりにくいからと福田さんが同道してくれることになった。

途中でアーケード街に寄って、レンタルボックスの話をしてきた。

箱単位で売店のスペースをレンタルする変わった企画だ。

出品するかどうかは思案中。

源五郎さんの自宅兼アトリエは龍郷町にある。

国道沿いではなく、めだった目印もないので分かりにくい場所だった。

福田さんに一緒に行ってもらって助かった。

家の前には何もない広々とした地に源五郎さんは住んでいた。

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アトリエに上がりこんで、アイスコーヒーとカルピスを飲みながら、源五郎さんがこれまでに描きためたたくさんのイラストを見せてもらった。

いったんスケッチブックに描いてからそれを大きな紙に再現しているようだ。

だから同じ絵が大小2枚ずつ存在する。

とにかく描くことが好きで好きでたまらないといった印象だった。

Tシャツを見せるとすごく喜んでくれた。

今回3枚プリントして渡したが、どうせなら1週間違う作品を着たいと追加で4枚のイラストのプリント注文を受けた。

その中で僕が特に気に入った作品。

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絵本のようでほっとする不思議な絵だ。

描いている人もスキップして描いたかのような楽しい雰囲気だ。

源五郎さんは、インドやタイなどを何度も訪れて現地の芸術に触れ「ずっとここに住みたい」と思ったほどのめり込んだようだ。

今 古仁屋郵便局のふれあい広場に展示している絵は源五郎さんの絵のほんの一部だが、癒しの絵のチカラは十分感じてもらえると思う。

2013年6月22日 (土)

風刺マンガ(5月)

南海日日新聞に毎週月曜日掲載中の風刺マンガ。

<「世界遺産」のハードル> 5月6日掲載

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<民主主義の重い扉> 5月13日掲載

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<断層をめぐる亀裂> 5月20日掲載

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<いつか竜巻にならなきゃいいけど・・・> 5月27日掲載

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2013年6月21日 (金)

テレビ桟敷(こまどり姉妹の食欲)

つけっぱなしにしていたテレビでこまどり姉妹が食べ歩きする番組を見た。

昔、ザ・ピーナッツはテレビや映画(ゴジラで)で見たことがあったが、こまどり姉妹のことは記憶にない。 歌のジャンルが違うからだろうか?

今は、もうだいぶ歳をとってしまっていたが、なかなかの健啖家ぶりを見せていた。

父の病気で極貧生活を強いられて北海道から東京の山谷地区にやってきた。

11歳から17歳(ん、ちょっと記憶曖昧・・・)までそこで過ごしたという。

立ち食いお寿司、けんちん汁・・・と続き、浅草の漢方薬店(?)でハブ料理を食べた。

毒ヘビのあのハブだ。

目の前で生きたハブを裂いて料理していた。

先ず、ハブの血と葡萄酒のブレンドを飲んで、次にハブ肉と野菜を使った「ハブ炒め」を食べていた。

骨ばかりのハブに「肉」がどれだけあるか分からないが、番組では調理人が叩いて骨から身を剥いでいた。

居酒屋でハブ料理とかあれば一種の郷土料理になるかな・・・とか考えたこともあったが、

(テレビを見ていて)別に食べなくていいかと思った。(;一_一)

それにしても姉妹の料理をしゃぶりつくすような食欲は強い生命力を感じた。

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2013年6月19日 (水)

源五郎光「私のケンムン」展

17日(月)から古仁屋郵便局のギャラリーで源五郎光(げんごろうひかる)さんの絵の展示が始った。

去年のケンムンふぇすたのイラスト部門で大賞をとった人の作品展だ。

名瀬の「サンドイッチ・カフェ」で展示をしたうちの大きな絵だけをそっくり古仁屋へ運び込んだ。

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木彫りの福田さんといい、源五郎さんといい、名瀬で展示していたものを古仁屋まで持ってきて瀬戸内町の人々にもそうしたアートに触れてもらいたいという蘇祢さんの意欲で実現している。

その蘇祢さんは展示会の宣伝のためにチラシをプリントしたTシャツを着ている。

それを見た源五郎さんからも自分の作品のいくつかをTシャツにしてほしいと依頼があり、

その話を聞いた福田さん夫婦からも注文があり・・・と、うれしい連鎖反応もあった。

源五郎さんの絵の展示は17日(月)から28日(金)まで。

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2013年6月14日 (金)

カニ釣りの思い出

夜遅く家の庭にカニが出た。

甲羅だけで10センチはある大きなカニだ。

とりあえず写真を何枚か撮って、つかまえようとして失敗し逃げられてしまった。

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幼い頃にこんなカニを釣って遊んでいた記憶がある。

請阿室の田んぼの側を流れる小さな川だった。

3~5歳くらいだったろう。

飼っていた豚の餌にする生芋のかけらを紐で結びカニの目のまえに垂らすのだ。

するとカニはツメで餌(生芋)をとらえる。

ここで竿をあげるとカニはツメを放して逃げてしまう。

しばらくじっとしていると今度はもう片方のツメで紐を挟む。

両方のツメがかったところで竿を引き揚げるとカニはパニックって?ツメを放すことができずに易々と捕らえることができるのだ。

小さなおもちゃのバケツに入れて持ち帰っていたが、あるとき、おそらく今夜見たくらいの大きなカニを釣りあげた。

すると「ガササ・・・」とバケツを駆け上がって逃げようとする。

バケツを激しくゆさぶってカニを底に落とすと、またすぐにガサガサ・・・と上ってくる。

カニの形相が恐ろしく見えたのだろう、恐怖のあまり泣きながら、しかしバケツを激しく揺さぶりながら必死の思いで家まで帰ったことがあった。

そんなことを想い出した。

今も同じ要領で釣れるのだろうか?

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