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2013年10月23日 (水)

風刺マンガ(69)

南海日日新聞 10月7日掲載

<もしかして「アベコベノミクス」に?>

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国会の答弁で、安倍総理が自らのアベノミクスの手法について、ゴルフで言えば「デフレ」はバンカーに入ったようなもの。民主党はグリーンの向こうにあるリスクを怖れてパターでボールを出そうとした。バンカーから出すためにはパターでは何回叩いても無駄。自民党はきちんとサンドウエッジ(三本の矢のことか?)を使い、その結果ボールはまさにグリーンに乗ろうとしている。と、表現した。

実際のところはどうか?は別にして、うまい事言うなぁと感心した。

その(思い切った手法の)アベノミクスで政府の思惑通りに日本の景気を上向かせることができるのかな?

消費税増税がグリーンに乗りかけたボールをはじいて後戻りさせる小石にならなければいいけど・・・。

 

 

2013年10月20日 (日)

風刺マンガ(68)

南海日日新聞 9月30日掲載

<十五夜豊年祭ならびに敬老会

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島の人口はどんどん減っていくのに高齢者の割合はどんどん増えていく・・・。

毎年各集落で祭りが開催されるが、自前で奉納相撲の力士を揃えられるところは少なくなってきた。

外から応援を呼んだり、少ない人数で何度も相撲をとったりと、けっこう苦労しているようだ。

極端に過疎化が進んだ集落では、相撲など最初から諦めて集落民や出身者が集って飲食を共にするだけということもある。

若い人はともかく、60過ぎの(一応年配者といえる)人までがマワシをつけて土俵に上がっていたりするとどきどきする。

いつの日かあの敬老席に座らせてもらえるまでは油断できないな・・・と。(笑)

 

2013年10月19日 (土)

風刺マンガ(67)

南海日日新聞 9月23日掲載

<「ボランティア」という仕事>

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徳洲会の選挙への入れ込みようは地元ではつとに有名。

今回、公職選挙法で禁じられている運動員(このケースでは病院職員)に報酬が支払われたということで東京地検特捜部の捜査が進められている。

報酬の支払いが表面化しないように巧妙に仕組まれているということから組織ぐるみの違反が疑われ大掛かりな捜査になっているようだ。

「読後破棄」と書かれた組織的な違反を裏付ける内部文書もマスコミによって公開されている。(ということは誰かが読後破棄しなかったということか・・・)

報道によると特捜部にはグループの巨額な金の流れをつきとめたいという狙いもあるみたい。

捜査の手が伸びるのを怯えている国会議員とかいるのかも。

国会議員といえば、もう一方の当事者の徳田毅議員は臨時国会の本会議にも姿を現さずずっと沈黙を続けている。

徳洲会病院の院長らからも説明責任を果たすべきと突き上げられているようだ。

2月に女性問題で突然復興政務官を辞任するという混乱があったばかり、今年2度目の騒動に石破幹事長の心中はいかばかりか?

ニュースの中で事件について街の声を拾う場面が放映されたが、全員首から下しか映さない画面に「選挙の怖さ」が染みついた島の人の悲哀を感じた。

共通していた意見としては、「医療で島に貢献していることは確か」ということ。

裏を返せば、医療以外は ゴニョゴニョ・・・ということなのだろう。

”生命だけは平等”という、素晴らしい理念を掲げている医療グループとしての本来の姿に立ち帰ってほしいと願うのは無理なのだろうか?

 

2013年10月17日 (木)

海辺でアート?

8月の初旬に作った?作品。

その頃ずっと雨が降らず、頭の中で「日照り」とか「渇水」とかのキーワードが浮かんでいたように思う。

浜辺に落ちているサンゴの死骸が骨に見えて思いついた。

意外によく出来たので写真に収めておいた。

タイトルをつけるとすれば「枯渇」かな・・・ちょっと気味悪いけど。

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どーか僕の浅い井戸が枯れませんように・・・(;一_一)

2013年10月16日 (水)

風刺マンガ(66)

南海日日新聞 9月16日掲載

<監視の窓>

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オリンピック最終プレゼンから決定まで夜更かしして見ていた。

安倍総理が福島原発について「完全なコントロール下にある」と言い切り、その後の質問でも安全の根拠について詳細に述べた。

日本の総理が委員たちの前で明快に「安全」を保証したことにより、もはや東京に投票しない理由がなくなった。

実際はどうか・・・決して「完全にコントロールされている」といった状況ではなさそうだ。

日本国民と近隣国、そしてIOCが心底胸をなでおろすのはいつの日か?

 

 

 

2013年10月13日 (日)

風刺マンガ(65)

南海日日新聞 9月8日掲載

<テープを切ったのは?>

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8日(日)の未明にオリンピック開催国が決定するので、その結果を受けて9日(月)の新聞にマンガを載せるつもりで3通りのパターンを用意していた。

ところが、たまたま9日が休刊日にあたるので結果を知ってから掲載することは不可能になった。

でも、そのときの一番の話題でもあったので何とかしてオリンピック招致レースを題材に描きたくて「テープを切るのはだれか?」みたいな絵にした。

結果、東京が開催地に決まり、その後しばらくテレビで何度も繰り返し流れた決定の瞬間を興奮を持って見た。

後から裏舞台で様々な思惑や駆け引きがあったことが徐々に明るみに出てきて、一筋縄ではいかないオリンピック招致の複雑さ難しさを知った。

2020年の7月にちょうど僕は還暦を迎えるので特別な思いで競技を観戦できるような気がしている。

そのとき会場にいるだろう自分に明るいイメージを重ねながら2020年の東京オリンピックを待ちたいと思う。

 

2013年10月10日 (木)

風刺マンガ(64)

南海日日新聞 9月2日掲載

<イプシロン打ち上げ中止>

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予定していたロケットの打ち上げが発射寸前でストップした。

周囲の熱い期待のまなざしを機体に浴びて緊張したのかと・・・(笑)

衆知の通りその後の打ち上げで見事成功した。

日本のハイテクノロジーがんばれー!

 

 

2013年9月30日 (月)

風刺マンガ(8月)

南海日日新聞に週イチ掲載

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まさか病院から渡される薬の効能がウソだったとは・・・所詮製薬会社はビジネスということか。

問題の「ディオバン」は僕も処方されて飲んでいたんだよね (;一_一)

 

平和への誓い

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核保有国はそれぞれ手前勝手な理由で核の保持を正当化する。

アメリカにとってヒロシマ・ナガサキの原爆投下はこれ以上犠牲者を出さないための止むを得ない措置であったし、世界の批判をかわすために放射能の被爆者は皆無との見解だった。

フランス、イギリス、ロシア、中国・・・他にも。

単純に武力の強い方が発言力があるという理由でこぞって最終兵器を持ちたがる。

マジで人類・・・っていうか地球ヤバい。(;一_一)

 

過去最多!約4割が非正規雇用

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公務員以外の約40%が非正規労働者って・・・痛すぎ!

僕って非正規労働者ですらない気がするけど・・・(;一_一)

 

原発のジレンマ

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戦国武将の本多重次が妻へあてた短い手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」をもじったもの。

それにしても、福島原発の汚染水の流出は止む気配がないので深刻な事態になっている。

2013年8月12日 (月)

風刺マンガ(7月)

南海日日新聞に週イチ連載の風刺マンガ。

<いざ本戦へ>

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参院選挙の前哨戦と言われた都義選挙。 結局参院選挙もこの勢いのままだった。

<ネット演説>

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インターネット解禁となって様変わりした選挙にとまどう人も・・・。各党のHPを見て回るのはけっこう面白かった。共産党のゆるキャラは意外だったし。

<「安全」の証明>

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原発の汚染水が海に流出していたことが明るみに出て・・・隠しごとが続いて信用を失っている東電が思い切ったパフォーマンスに出た・・・みたいなイメージ画。

福島の漁師たちはやり切れないだろうな。

<頼みの「綱」、ぷつり>

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稀勢の里の綱とりに大相撲の復興を期した相撲協会のもくろみはあえなく潰えてしまった。

やや強引に後押しした北の海理事長の血管も切れた?

早く見たいなぁー、日本人横綱。

<さてと・・・>

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もはや敵なしの安倍首相は次に何に着手するのか・・・。

固唾を飲んで動向に注視する野党と

脅せばなびく弱腰外交の日本にやっかいな首相が居座ったぞと窓からのぞく2人。

2013年8月 9日 (金)

けんむんフェスタのイラスト

7月28日に笠利の奄美パークで「けんむんフェスタ」が開催されたが、僕は用事があって見に行けなかった。

今日やっと会場に行ってきた。

会場に入ってすぐのところに入選した各市町村のキャラクターが展示されていた。

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今回からはイラスト応募の趣旨が変更になっていて、ケンムンのキャラクター募集となっていたのだ。

キャラクターの応募には気乗りしなかったので、募集要項の趣旨から外れていることを承知で、僕が面白いと思う絵を3つ描いた。

(今回も全員展示してもらえるものと思って)見る人に楽しんでもらうつもりだった。

が、展示されているのは入賞者だけだった。(T_T)

前回(第2回)までは応募者全員のイラストや写真を奄美パーク内にパネルを立てて展示してくれていたが、今回からは入賞者以外はクリアファイルに入れて会場の片隅に置いているだけだった。

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僕は(負け惜しみでなく)最初から入賞は期待しておらず”遊び心”で応募したからまだいいが・・・一般の作品には、「面白い! 上手い!」と思わず唸るような作品がたくさんあった。

それが一緒くたにファイルに閉じ込められていた。

僕が会場にいた間にファイルをめくって見る人は2人だけだった。

10冊以上あるうちの何冊かをパラパラと・・・。

色鉛筆や切り絵といった凝った作品もたくさんあったのだが見てもらう機会はほとんどなさそうだ。 もったいない。

とりあえず僕の作品はここで紹介しておくことにする。

前回のブログで紹介したこれと

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ケンムンが相撲好きなのをパロって、将来力士になって大相撲で取り組みをする場面を描いたもの。 「夢」

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なんとなく隆の山に感じが似てると思ったんだけど・・・。

3枚目はマンガにしてみた。

ケンムンが「樹のモノ(キィンムン)」とも言われることをイメージして、夜中に生まれおちる場面を描いたもの。 「誕生」

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無造作に置かれたファイルに、常連の石崎さんや源五郎さんを始め優れた作品がいっぱい詰まっているのでぜひ見てほしい。