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2013年12月20日 (金)

風刺マンガ(77)

南海日日新聞 12月2日掲載

<空にかかる赤いクモの糸>

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中国が突然主張しだした防空識別圏。

国内世論を慮って強硬な姿勢をとり続けているのか?

チキンレースじゃないけど日中どちらも引っ込みがつかなくなりそう。

黙っているとアジア覇権に向けてなしくずしにされそうでアメリカも神経質になっているし。

最悪の事態にならなきゃいいけど・・・。

 

 

 

2013年12月12日 (木)

風刺マンガ(76)

南海日日新聞 11月25日掲載

<結局、身ぐるみ剥がされる?>

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何となく年内合意に向けて日米でシナリオが決まっていたような気配もあったけど、最終段階で「主要5品目は守り抜く、1ミリも譲らない」という大臣の強い姿勢で合意に至らなかった。

どこの国も自国の利益を守りたい事情は同じ。

アメリカの強硬な姿勢に促されてすぐすぐ折り合いがつくとは思えない。

一律に関税をすべて撤廃すればシンプルだし公平なようにも見えるが、それにより経済が混乱し痛手を受ける国は少なくないはずだ。

国と国民の生活を守ることを考えたら、急激な変化はリスクが高い。

完全撤廃すれば国のダメージが大きいと考えられる品目については、猶予期間や段階的撤廃の導入は止むを得ないように思える。

あるいは、次期課題として多少の積み残しがあるままでも・・・。

とりあえずTPP交渉は来年に持ち越しとなった。

どんなふうに着地するのかな?

一応それぞれ覚悟しておいた方がいいかな。

 

 

 

 

 

 

2013年12月11日 (水)

二十面相(1)

ちょっと前の話だが

江戸川乱歩に登場する怪人二十面相にかけて

二十人の似顔絵を描くことを思いつき

歴代横綱を描いた。(ちょうどそのとき大相撲九州場所だったので)

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最後のひとりは横綱になる期待を込めて。

似たり似なかったり出来はイマイチだが、こうしてずらりと並べるとなかなか面白い。

このイラストは南大島診療所の待合室に飾ってもらっている。

先日の生協まつりでお世話になったので何か協力できたらと思ったのだ。

この次は、歌手や俳優やスポーツ選手の二十面相を描いてみようと思っている。

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楽しんでくれたらうれしいな。

2013年12月 6日 (金)

風刺マンガ(75)

南海日日新聞 11月18日掲載

<イモヅルのゆくえは?>

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徳洲会の選挙違反疑惑に端を発した東京地検の捜査の手が一向に緩む気配がないので、どこまで掘り下げるつもりだろうか? みたいな気持ちで描いたもの。

特捜部自身が過去に証拠品の偽装など不名誉な事件を おこしており、これを機に十分な成果を上げて名誉挽回をはかるという意志もあるかに見える。

この後、猪瀬知事やら伊藤知事やら県議や市議などの名前がニュースに上がるようになってきた。

すべてクロではないかもしれないが、まったくのシロとも思えない。

猪瀬都知事などは、まるで子供じみた弁解を口にしながら動揺で目が泳いでいるし。

テレビで記者から意地悪な質問をされてうろたえている都知事を見ると気の毒にさえなってくる。 ついこの間のオリンピック招致ではヒーローだったのに・・・。

ここ最近、連日のように新事実が報道されているが、

はたして”イモヅル”はどこまで伸びているんだろうか?

風刺マンガ(74)

南海日日新聞 11月10日掲載

<道徳の時間>

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 文科省はこれまであまり重要視してこなかった「道徳」を学校で積極的に教えるように指導していくらしい。

昔むかし、小学校の道徳の時間に観音開きの勿体ぶったテレビを床に体育座りして鑑賞した記憶がある。

当時の見倣うべき大人は、福沢諭吉だったり、野口英世だったりと遠いりっぱな人たちだった。

今はテレビも普及し、身近に手本となる大人たちが溢れている。

悪事が露呈するまでしらを切り通し、いよいよ追い詰められたら神妙にして、「遺憾です」とか「心よりお詫び申し上げます」と謝罪する大人たちが・・・。

襟を正していないと子どもたちに道を教えるなんておこがましいことできないよね。

親も教師も大変だ。 

2013年12月 2日 (月)

風刺マンガ(73)

南海日日新聞 11月4日掲載

<間違いさがし>

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阪急阪神ホテルズに端を発した食材偽装は、まるでウィルスに感染するかのように全国の外食産業に広がった。

連日テレビで新たな偽装が発表されては関係者が並んで頭を下げた。

ブランド品を扱っている有名デパートでさえ名を連ねた。

「ブルータス おまえもか!」

でも、考えてみたら偽装されているのは高級食材ばかり。

僕ら庶民は最初から冷凍ものや養殖ものとわかっているものしか食べていない。

よかった、だまされなかった! と、負け惜しみする。

 

2013年12月 1日 (日)

日本復帰の四コマ

今日お会いした花井さんと楠田さんにお渡ししようと思って日本復帰の経緯を四コマにまとめた。

8年の歴史を少々無理やり「起承転結」の枠に押し込めた。

分かってもらえるだろうか?

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 9日に豪華客船「飛鳥Ⅱ」が入港する際の出店でもポストカードで出すつもり。

 

2013年11月18日 (月)

風刺マンガ(72)

南海日日新聞 10月28日掲載

<言わざる言わざる言わざる>

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「とりあえず」としたつもりで「とりえあず」になっていた (ーー;)

何を秘密にするか具体的にされないまま、違反(秘密の漏洩)したときの罰則だけは明確に規定されている。

野党からいくつか妥協案が示されているようだが、施行されてしまえば後の細かいことはどうにでもなる?

いったんオスプレイが配備されてしまえば、あらかじめ定めた飛行ルートなど簡単に無視されるように。

政府は「とりあえず」法案を成立させたいようだ。

そういえばケネディさんが駐日大使となって話題をよんだが、父親のケネディ元大統領暗殺の証拠物件等の一切は事件発生から76年後の2039年に公開されるとか。

「国家の安全と利益のために」76年間も秘密にされている。

国家の安全を守るために一定の秘密事項はあってしかるべきとは思うが、

結局、何を「特定秘密」として国民の目を覆うかが問題だ。

2013年11月11日 (月)

風刺マンガ(71)

南海日日新聞 10月21日掲載

<穴埋め>

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とどまるところをしらない福島原発の汚染水問題。

定期的に報道される漏水に

少しずつ慣らされ不感症になってきているのが怖い。

事故処理のために多額の税金も使われる。

「福島」だけでこうだから、

もし他の原発でも事故が起こったら・・・

大地震が起こって多発的に事故が発生したら・・・

(ーー;) (ーー;) (ーー;) (ーー;) (ーー;)  ∑(゜o゜)!!

 

2013年11月 6日 (水)

風刺マンガ(70)

南海日日新聞 10月14日掲載

<黒糖焼酎乾杯条例が成立>

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京都市で始まった乾杯条例を模して全国の市町村で地酒の乾杯条例が施行されているようだが、奄美市でも黒糖焼酎による乾杯条例が可決、即日施行となった。

罰則等による強制力はないので半分シャレだろうが、地域を盛り上げるための話題づくりとして面白い取り組みだと思った。

「風刺」というよりは、この条例の「周知」のお手伝いのつもりでこのマンガを描いた。

僕自身でいうと、ビールや日本酒があれば先にそれを呑んで、他に飲むものがないときにやっと手を出す程度の嗜好。(ごめんなさい)

でも、もしこの条例を掲げた居酒屋とかあれば、違反せずに(笑)焼酎から入るつもりはある。