風刺マンガ(74)
南海日日新聞 11月10日掲載
<道徳の時間>
文科省はこれまであまり重要視してこなかった「道徳」を学校で積極的に教えるように指導していくらしい。
昔むかし、小学校の道徳の時間に観音開きの勿体ぶったテレビを床に体育座りして鑑賞した記憶がある。
当時の見倣うべき大人は、福沢諭吉だったり、野口英世だったりと遠いりっぱな人たちだった。
今はテレビも普及し、身近に手本となる大人たちが溢れている。
悪事が露呈するまでしらを切り通し、いよいよ追い詰められたら神妙にして、「遺憾です」とか「心よりお詫び申し上げます」と謝罪する大人たちが・・・。
襟を正していないと子どもたちに道を教えるなんておこがましいことできないよね。
親も教師も大変だ。
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