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2013年7月 6日 (土)

にがいにがおえ

送別会での贈りものとして似顔絵を頼まれた。

依頼人の希望に応えるためデザインに凝り、複数の似顔絵を個性的に描いた。

数日かかりでやっと仕上げて、無邪気に「きっと喜んでもらえる」と思い納品した。

が、

似顔絵の代金でつまづいた。

依頼人は、こちらの請求額の半分を想定していた。

注文は電話でのやり取りだったので行き違いがあったようだ。

先方にしてみれば、安いと思ったから頼んだのに・・・と承服しがたいことだろう。

僕は僕で、安くしたつもりの値段設定だった。

これを日給に換算すれば3000円以下になるが、どれほどのエネルギーや時間をかけたかは関係のない話だ。

その値段で出来上がった絵に満足してもらえるかどうかが大事だ。

依頼人は送りだす人に喜んでもらうために、僕は依頼人に喜んでもらうためにやったことだけど後味の悪い結果になってしまった。

一応請求額をいただくことができたけど

かなりショックでへこんだ。

このことを教訓にして次は・・・なんて前向きな気持ちにもなかなかなれそうにない。

お金のことって最初できちんとしないといけない大事なことなのに・・・。

これまであまり頓着しないで仕事をしていた気がする。

結局依頼人に嫌な思いをさせてしまったし・・・

プロじゃないね、アマちゃんだね。

2013年6月23日 (日)

源五郎さんのアトリエ

出来上がったTシャツを届ける口実?で源五郎さんのアトリエを訪ねた。

先ず平面彫りの福田さんの家に寄って出来上がったTシャツを渡した。

気に入ってくれた様子でよかった。

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道が分かりにくいからと福田さんが同道してくれることになった。

途中でアーケード街に寄って、レンタルボックスの話をしてきた。

箱単位で売店のスペースをレンタルする変わった企画だ。

出品するかどうかは思案中。

源五郎さんの自宅兼アトリエは龍郷町にある。

国道沿いではなく、めだった目印もないので分かりにくい場所だった。

福田さんに一緒に行ってもらって助かった。

家の前には何もない広々とした地に源五郎さんは住んでいた。

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アトリエに上がりこんで、アイスコーヒーとカルピスを飲みながら、源五郎さんがこれまでに描きためたたくさんのイラストを見せてもらった。

いったんスケッチブックに描いてからそれを大きな紙に再現しているようだ。

だから同じ絵が大小2枚ずつ存在する。

とにかく描くことが好きで好きでたまらないといった印象だった。

Tシャツを見せるとすごく喜んでくれた。

今回3枚プリントして渡したが、どうせなら1週間違う作品を着たいと追加で4枚のイラストのプリント注文を受けた。

その中で僕が特に気に入った作品。

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絵本のようでほっとする不思議な絵だ。

描いている人もスキップして描いたかのような楽しい雰囲気だ。

源五郎さんは、インドやタイなどを何度も訪れて現地の芸術に触れ「ずっとここに住みたい」と思ったほどのめり込んだようだ。

今 古仁屋郵便局のふれあい広場に展示している絵は源五郎さんの絵のほんの一部だが、癒しの絵のチカラは十分感じてもらえると思う。

2013年6月12日 (水)

キホン、マンガ

ケンムンコンテストのイラストはなんとか締め切り前に送付できた。

「ほうっ」と感心していただけるような絵は僕には描けない、ということを強く実感し始めたので、開き直って「マンガ」路線で3点描いた。

くすっと笑ってもらえたら本望みたいな。

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(↑このイラストは今回応募したものではなく一昨年前に描いたもの)

昨日似顔絵を2点納付したらすごく喜んでくれたので、その後一日僕も気分が良かった。

色紙サイズのマンガチックな似顔絵が気に入ったみたい。

ただ顔を似せるだけでなく、どんなシュチエーションで描こうかと考えるのは僕自身楽しい作業だ。

そのときは「甥っ子が奄美に来た雰囲気で」というリクエストだったので、イノシシにまたがってカウボーイ姿で浜辺を闊歩している絵を描いた。

(個人的な絵なのでここで紹介できないのが残念)

Tシャツのプリントをカラーシャツで試してみた。

淡色系なら大丈夫みたい。

これもマンガ。

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マンガ的 表現は人に楽しんでもらえるし、何より描いてる本人が楽しいと感じている。

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2013年6月 7日 (金)

不調?

昨日はほぼ一日かけてひとつの風刺マンガを描いた。

テーマを決めても絵がさっぱり浮かんでこなかった。

とりあえず描いては消し描いては消し・・・。

夜中までかかって何点か描いて、今朝起きてから新聞社に送った。

同じことをずっと考えているとどれが良いのか自分で判断がつかなくなってきて、どれか選んでくださいと3枚送った。

昼頃に担当の方から返事があった。

描くのにこんなに苦労したのは初めてかも。

時間がかかった分良いものが出来た・・・わけではない。

むしろ、その逆だと思っている。

調子が悪い? それともこれが地力?

こんな状態から抜け出したい。

成長したい。

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2013年6月 5日 (水)

次は「ケンムンふぇすた」

今日でやっと記念誌の挿絵を描き終えた。

1件で表紙を含めて20枚以上のイラストは今までで一番数が多かった。

例によって締め切り迫るころからほぼ徹夜状態になっていた。

(なんで時間配分が上手にできないんだろう・・・)

とりあえず、今日は心おきなくテレビを楽しんでビールも飲んだ。

今のところ締め切りが迫っている仕事はないので、伸び放題になってきた庭の草刈りとかしたいんだけど・・・。

手帳を見ていて、7月に開催される「ケンムンふぇすた」のイラストの締め切りが6月10日だと気づいた。

これは応募しておきたい。

実質描ける時間はあと3~4日くらいか。(とりあえず明日から、って計算で・・・何でも先延ばし(;一_一))

前々回、前回となんとか入賞できたけど今回はちょっと厳しいかも。

いずれにせよ見る人に楽しんでもらえる作品を描きたいな。

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2013年6月 3日 (月)

風刺マンガ一周年!?

南海日日新聞に風刺マンガが初めて掲載されたのは去年の6月9日だった。

今日6月3日のマンガでちょうど1年経ったことになる。

いわゆる”風刺漫画”を踏襲せず、フキダシでのセリフを入れるなど自由に描かせてもらった。

題材もローカルなものから国際的?なものまで特に制約を設けずに描いてきた。

僕に描く機会を与えてくださったOさんにとても感謝している。

今は担当をSさんに引き継いでもらい楽しく仕事をさせていただいている。

絵がちっとも上達しないのが気がかりだが・・・。

初めて掲載されたマンガがこれ。

<視界不良>

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Tシャツプリント(試作品)

無地のドライTシャツにプリントしてみた。

これまでのアイロンプリントではなく昇華プリントで作ってみた。

ポリエステルの生地にインキを染み込ませるタイプだ。

まずは自分用に

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女房にも

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さらっとしてべたつかないのでスポーツとかいいかも

「奄美」素材のイラストをプリントして販売しようと思う。

夏に間に合うように。

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白が一番きれいにプリントできるけれど、淡色も試してみようと思う。

とりあえず雑貨の「マルシェ」に置かせてもらう。

写真でも何でもプリントできるので、たとえば子どもの絵とかペットの写真とかお気に入りの風景とか素材があれば、オリジナルのTシャツをつくれる。

1枚からでも1480円。 (白のTシャツに1面プリントの値段です)

これから少しずつ「あま美」のTシャツを増やしていくつもり。

2013年5月21日 (火)

にがお絵の新しい感覚

写真を見て描くポストカードサイズのにがお絵(Yorokobi 777円~888円)を始めてから、これまでたくさんの人のにがお絵を描かせてもらったが、ときどき絵がつまらないな・・・と物足りなさを感じることがある。

ほとんどの場合、1枚きりの写真だけを頼りににがお絵を描くことになるので、写真に似せることに腐心してやや窮屈な絵になってしまう。

描くたびに悩んでいた。

それが今日やっと吹っ切れた(と思う)

午後にメールでにがお絵の注文があり、その目的が”結婚式のプレゼント”だった。

とりあえず、いつものようになるべく写真の雰囲気で「硬く」描いていたが、出来上がった絵を見て、「これをもらってホントに嬉しいだろうか?」と不安に似た疑問が湧いてきたのだ。

「あーはいはい似てる」ぐらいじゃダメなんじゃなかろうかと。

いっそマンガにしてみたら・・・と、カップルをネコにして描いてみた。

すごく面白い絵になった。 顔はなんとなく似ている程度だけど。

でも、楽しい雰囲気だ。 結婚式にふさわしいハッピーな感じ。

それからまたポーズも写真を無視して大胆に変えて色々と試し描きを繰り返した。

直感を信じて大胆に描く・・・線に勢いがあると何となく活き活きして見える(気がする)

「ああ、なんか分かってきた・・・」みたいな気分。

ついでに過去に描いた分もいくつか描き直してみた。

この感覚をキープしていたい。早く誰か描きたい。

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2013年3月26日 (火)

プリンターの悲劇

現在使っている5台のプリンター(いずれもインクジェット)のうち、一番よく使うプリンターで大失敗をしてしまった。

急にノズル詰まりが頻発するようになり、泣く泣くクリーニングを繰り返していた。(なにしろクリーニングで消費するインクの量が半端じゃない)

ところが、今度は印刷の色がおかしくなりはじめた。

目詰まりのせいかと思ってカートリッジを何度か抜き差ししてみた。

そして、気づいた。 「入れる位置を間違えてる・・・」

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黄色と黒の取り付け位置が逆になっていた。

その状態で何度もヘッドクリーニングを繰り返したのだ。

最悪の状態になっていた。

正しい位置に入れ替えて、何度も何度も「ノズルチェック」→「ヘッドクリーニング」を繰り返した。

その間にカートリッジを何本も交換した。(他の色も一斉にクリーニングするのだ)

大量に吐き出され捨てられるインキのコストを思うと目まいさえする。

ちょっとしたミスでこんな大変なことになるなんて・・・。

やっと少しまともになってきたところでついにインクの在庫切れ。

こんな状態では恐ろしくて純正インクなんて使えない。

ディスカウントショップで互換インクを購入してきた。

1本が590円。

まだいい・・・これがもしPX-5002だったら・・・。

インク1本5000円もするのだ・・・それが9本・・・。

想像しただけで吐き気がしてくる。

2013年3月20日 (水)

真夜中にコツコツやってます

4日ぶりのブログだ。

色々あってブログを書く精神的な余裕?がなかった。

でも映画を観る時間はあったりする。

そのため時間が押して仕事はほぼ真夜中にやっている。優先順位がおかしい。

毎晩2時~3時まで起きて仕事?をしている。(ときどき何をしているか分からなくなる(笑))

近所のニワトリは、真夜中の2時くらいから鳴き出すので近所迷惑だ。すぐ近くの人は大変だろう。朝方には声かすれて「ゴゲゴッゴー」みたいになっている、おバカなニワトリだ。

慣れると逆に聞こえないと気になったりする。

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朝は一応8時くらいに起きる。

最近は日課がひとつ増えた。

親戚の「おっちゃん」が入院したので飼っていた鳥の世話をすることになったのだ。

毎朝鳥かごを掃除して餌をあげている。

その他なんだかんだとやって最後にピースの散歩で朝の日課が終了。

本当は、早起きして午前中に仕事をした方が良いと思うのだが・・・。

最近は似顔絵の仕事ばかりしている。

注文した人から町で声をかけられたことがあった。

仕事だから当たり前の事をしているのだが、「ありがとう」と言われるとやはり嬉しい。

一人の人から十数名の似顔絵(Yorokobi)の注文を受けたりもした。

朝から晩まで机に座って描き上げた。

今日は、肖像画(ペン画)を納品した。これまでやったことはなかったが、小さな写真を手がかりに2日かけて描き上げA4サイズの額に入れて渡した。

「これで毎日お母さんに手を合わせることができる」ととても喜んでくれた。

母の面影は白黒の写真1枚しかなかったようだ。

ときに自分の力量不足を痛感することもあるが、なんとか頑張って描いている。

依頼者から感謝されることがとても励みになっている。

こんな絵でも人を喜ばせることができるのだから、すごく幸せなことだと感謝している。

デザインも少しやった。

加計呂麻島の「シバヤくんとテンテンくん」のキャラクターデザイン。

(今朝の新聞で紹介されていた)

Cut

大学の卒業記念の真珠貝キーホルダーデザイン。

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色々やりながら思うことは、「もっとたくさん勉強して表現の幅を広げたい」だ。

今さら?だけど・・・。

まだ全然満足していないし、早く「完成」にしたくないのだ。

どんな職業人だって日々研鑽をつんで一人前になっていく。

たくさん仕事をしてたくさん悩んで、それで力をつけて、更にもっと良い仕事ができるようになるのが理想だ。

いつか奄美のアニメ映画をつくるその日まで(笑)