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2013年7月 6日 (土)

にがいにがおえ

送別会での贈りものとして似顔絵を頼まれた。

依頼人の希望に応えるためデザインに凝り、複数の似顔絵を個性的に描いた。

数日かかりでやっと仕上げて、無邪気に「きっと喜んでもらえる」と思い納品した。

が、

似顔絵の代金でつまづいた。

依頼人は、こちらの請求額の半分を想定していた。

注文は電話でのやり取りだったので行き違いがあったようだ。

先方にしてみれば、安いと思ったから頼んだのに・・・と承服しがたいことだろう。

僕は僕で、安くしたつもりの値段設定だった。

これを日給に換算すれば3000円以下になるが、どれほどのエネルギーや時間をかけたかは関係のない話だ。

その値段で出来上がった絵に満足してもらえるかどうかが大事だ。

依頼人は送りだす人に喜んでもらうために、僕は依頼人に喜んでもらうためにやったことだけど後味の悪い結果になってしまった。

一応請求額をいただくことができたけど

かなりショックでへこんだ。

このことを教訓にして次は・・・なんて前向きな気持ちにもなかなかなれそうにない。

お金のことって最初できちんとしないといけない大事なことなのに・・・。

これまであまり頓着しないで仕事をしていた気がする。

結局依頼人に嫌な思いをさせてしまったし・・・

プロじゃないね、アマちゃんだね。

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コメント

ちゃんと確認すればよかったのに、スタートの誤解でお互いにしこりが残っちゃいましたね。でも、すごくいい作品で、それは大満足なんです。ありがとうございました。今日、彼に渡しました。すんごく喜んでましたよ。誰が描いたのか聞かれたので、プロフェッショナルイラストレーターと伝えました。

プレゼントされた人が喜んでくれたというのは何よりうれしい知らせです。
気持ちのもやもやは価格そのものではなくて、僕自身の「お金をいただいているプロとしての認識」の甘さを痛感したことと、「記憶」というものの不安定さです。
この件以降、料金等については見える形(見積もりorメール)でちゃんと確認をとるようにしています。
僕にとっても苦い経験になりましたが、あえて忘れずに肝に銘じた方が良いとも思っています。
ありがとうございました。
また、不快な思いをさせてしまったこと申し訳ありませんでした。

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