風刺マンガ(80)
南海日日新聞 12月23日掲載
<天国と地獄>
ベタなタイトルだけど
この人の場合そうしか表現できない。
今年9月にオリンピック招致の成功で一気の盛り上がりを見せ、このまま最高の気分で新年を迎えるはずだったのに・・・。
もしかしたら今夜の紅白歌合戦ではゲスト審査員として滝川クリステルの横に座っていたかもしれないのに・・・。
それぞれがそれぞれの思いを抱えて年をまたいでいく。
来年は良い事がありますように。
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南海日日新聞 12月23日掲載
<天国と地獄>
ベタなタイトルだけど
この人の場合そうしか表現できない。
今年9月にオリンピック招致の成功で一気の盛り上がりを見せ、このまま最高の気分で新年を迎えるはずだったのに・・・。
もしかしたら今夜の紅白歌合戦ではゲスト審査員として滝川クリステルの横に座っていたかもしれないのに・・・。
それぞれがそれぞれの思いを抱えて年をまたいでいく。
来年は良い事がありますように。
24日に東京都の猪瀬知事が退任した。
テレビでは歴代の知事の退任式と比較される形で映し出され、オリンピック招致の英雄から一転、追われるように去っていく惨めな姿が際だっていた。
献金問題については、限りなくブラックに近いグレーとはいえ、まだ審判の途中である。
形ばかりの最後の挨拶を交わすことすら拒否した自民党の狭量にはやるせない思いがした。
党は自らの正義感やクリーンさをアピールする狙いがあったかどうか分からないが、おそらく多くの国民には逆効果だったと思う。
できるだけかかわりたくない人がほとんどの中で、きちんと玄関先まで送りだした数十人の職員がいてくれたことが救いだった。
背任の罪は罪だが、これまで都や日本のために多くの功績を積み上げてきた実績がある。難関の道路公団民営化やオリンピック招致も成し遂げた。
少しくらい(退任に対して)残念な気持ちを滲ませてもいいんじゃないか・・・と。
徳洲会の献金問題は、猪瀬知事ばかりがクローズアップされてしまったが、
おそらく氷山の一角のはず。
その他の面々のスケープゴートにされては可哀そうな気がする。
南海日日新聞 12月16日掲載
<認知症サミット>
初めて認知症の国際会議がイギリスで開催された。
日本は世界一高齢化が進んでいて認知症患者も多いらしい。
言わば認知症の先進国だ。
65歳以上では10人に1人の割合で認知症になるらしいから
かなりの高確率だ。
怖いなぁ・・・宝くじ並の確率だったら安心できるのに・・・。
ぜったいに当たらないから。
奄美空港へ向かう途中、龍郷町の鶏飯ひさ倉の前の立看板に目がとまった。
「本日 鶏飯 500円」
これは食べない手はない。帰りに立ち寄って早速注文した。
久しぶりの鶏飯だ。
「ご飯とスープはおかわりできます」とのこと。
ご飯が見えないほど丼いっぱいに具を載せたのにまだこんなに残っている♪
美味しい! 当たり前だけど。
それにしても何で今日は半額になったんだろう? (通常は950円)
「今日は奄美の日本復帰記念日だからですか?」
精算するときにレジで尋ねてみた。
「創業20周年なんです」
嬉しそうにほほ笑みながら500円の理由を教えてくれた。
そうだったんだ!
日本復帰が60年、東京タワーが55年・・・
そして「ひさ倉」が20年。 おめでとうございます。
南海日日新聞 12月8日掲載
<ワンサイドゲーム>
絶対的与党の自民党は、一部の野党さえも味方につけて圧倒的数の力でどんどん事を前に進めている。
世間の騒ぎが大きくならないうちに今国会で素早く「秘密保護法」をすべりこませたし。
96条の改正に手をつけずとも法解釈の拡大で派兵も武器の輸出もできるようになりそうだ。
十分な説明がされないまま性急に物事が決められていく。
決めるべきときに決められなかった民主党政権の反動もあるのか?
アクセルを踏み込むのもブレーキをかけるのもすべて与党の自由?
国家安全保障会議の解釈によると国民のデモさえ「テロ」に該当するらしい。
まさか国政に対して一切の批判が許されないあの時代に近づくことはないと思うけど・・・。
雑貨やの「MARCHE(マルシェ)」でカレンダーを買った。
昨年と今年に発売しているペン画カレンダー「懐かしの奄美」ではなくて
「懐かしの古仁屋高校」(?)というところだろうか?
僕の母校だ、この校門もよく覚えている。
この校庭も。
マルシェ店主の実兄、伊藤暢浩さんの精密なペン画が6枚。
価格は500円だった。 卒業生には良い記念になるかも。
個人的には、川沿いの弾痕だらけのあの壁を描いてほしかったかな。
大分の「きょらむん」から電話がかかってきて
「” 永遠の太陽 ” を方言でなんて言うだろうか?」と尋ねられた。
突然の電話だったし、僕らは学校で島口使ったら罰を受けた世代なのでよく知らない。
太陽は「ティダ」。 これは誰でも分かる。
昔ヨットで世界一周した今給黎(いまきいれ)さんの船は「太陽がいっぱい」という意味の島口で「ティダ マンディ」だった。
たぶんアランドロン主演の同名映画を意識したと思うが・・・かっこいい響きだ。
永遠・・・「イティガディン(いつまでも)」じゃなんだかダサい感じがする。
なんて言うんだろう?
返事を保留して、奄美のトラさんに助けを求めた。
永久に光あふれる、太陽の恵みがある・・・と、「きょらむん」から聞いたイメージを伝えた。
さすがのトラさんにも難問だったようで、一旦電話を切って後から返事がきた。
「永遠の太陽」を直接言い変えたものではなく、そのイメージを表した言葉をいくつかアドバイスしてくれた。
「ティダガナシ」とか「ティダネシア」とか他でも使っている言葉もあるし、トラさんが考えてくれた造語?もあった。
はたして島口でなんて言ったらぴったりくるのかな?
誰か分かる人?
南海日日新聞 12月2日掲載
<空にかかる赤いクモの糸>
中国が突然主張しだした防空識別圏。
国内世論を慮って強硬な姿勢をとり続けているのか?
チキンレースじゃないけど日中どちらも引っ込みがつかなくなりそう。
黙っているとアジア覇権に向けてなしくずしにされそうでアメリカも神経質になっているし。
最悪の事態にならなきゃいいけど・・・。
神奈川にある「うも~れ奄美」から奄美の風景が写っているカレンダーが欲しいと相談された。
毎年発売されていた加計呂麻カレンダーが今年は制作されていないらしい。
「写真ではないけど」と断りつつ伊藤さんのペン画カレンダーを奨めた。
奄美の風景写真を正確に模写した緻密なペン画だ。
メールで写真を送ったら気に入ってくれたようで、早速6部注文があった。
「MARCHE (マルシェ)」でカレンダーを購入してすぐに送った。
(ぐずぐずしていると年が明けてしまう)
ところでMARCHEは、野菜と雑貨の店だが、なぜかお菓子が売られていた。
試しに販売してみたら大好評だったので追加したとのこと。
ポップコーンのような感じだ。
4種類の味のうち一番人気のキャラメル味を買ってみた。
ちょっと高い。黒糖かりんとうみたいな値段だ。
少し味見のつもりだったが、食べたら止まらない・・・(;一_一)
女房と二人で奪い合うようにしてあっと言う間に食べつくしてしまった。
店を出るときに店主が「塩キャラメルも美味しいですよ」と言ってたっけ・・・。
くそ、気になる。
昨夜久しぶりにA2サイズのプリントをした。
新聞1面の大きさだ。
インキが切れてそのまま冬眠していたプリンター様(PX-5002)に起きていただきたく
1本5000円ほどするインキを手を震わせながら交換した。
もうすぐ切れそうなインキが他にも・・・。
メーカーさんには悪いけど、安い互換インキが発売されてほしい。
稼働の際にインキを吐き出す(心臓に悪い)音を立てプリンター様が眠りから覚めた。
そして無事に一発でプリントOK。
今日さっそく届けたところ今度はこれをラミネートすることになった。
今度はビッグラミネーター様に起きていただかねば・・・。
それぐらい久しく彼らは働いていない。
棚から引っ張り出して床にセット。
絵をフィルムに挟みこんで慎重にプレスしていく。
ここでもしゴミが付着していれば一緒にラミネートされてすべてパーになる。
映画「フライ」ではたった一匹の蠅がカプセルに紛れ込んだおかげでとんでもないことになったではないか。
久しぶりだったが、しわになったりずれたりせずきれいにラミネートできた。
このサイズのプリンターやラミネーターをどうして買おうと思ったのか自分でも分からない。
今となってはそのとき魔がさしたとしか思えない (ーー;)
なんとか出番を増やしてあげたいとしみじみ思う夜だった。
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