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2013年11月の10件の記事

2013年11月30日 (土)

「奄美復帰復興の記録映像」を見てきた

奄美復帰60周年の記念として、復帰当時のドキュメント映像を鑑賞する催しがあった。

町立図書館の視聴覚室で50人ほどが出席した小さなイベントだった。

これまで見たことがない貴重な映像をたくさん見ることができた。

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 上映会の後、楠田書店の楠田哲久さんのスピーチもあった。

直前の上映で、復帰当時に奄美の学校に教科書を配布するために会社が設立されたとの紹介があったが、それが楠田書店だった。

当初は大島全域の教科書を担っていたが、途中から南部(古仁屋地区)は泰山書店に引き受けてもらったとのこと。

楠田さんは、日本復帰100周年を迎える将来について触れ、今の中学、高校生の世代にしっかりと引き継いく重要性を述べた。

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次に奄美のトラさんこと、花井恒三さんが話をしてくれた。

先に東京奄美会が制作した「東京における 日本復帰運動」が小、中学生向けに作られた冊子であるならば、自身は高校生向けの本を考えていると明かした。

各集落での聞き取り調査を精力的に行っていて、瀬戸内町には再来年からとりかかる予定だとか。

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二人のスピーチの後、会場にいた女性が当時の思い出を語ってくれる一場面もあった。

奄美が日本復帰を果たした後、大勢で船に乗って沖縄の境界線まで行き、そこで「沖縄を返せ~」と大合唱のエールを送ったとのことだった。

今でもその歌を覚えていると少しだけ披露してくれた。

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 調べていけばまだまだ興味深い話がいっぱい出てきそうだ。

そんな話をマンガにしたい。

2013年11月24日 (日)

カモ

今朝裏手の川からにぎやかな声がきこえるので覗いてみたら

いつもいるカモが増えていた。

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どっかで飼っていたのだろうか?

あっちにこっちにつながって歩く姿がかわいい。

そういえばそろそろ鍋の季節だな・・・なんて(笑)

生協まつりで似顔絵を

医療生協グループの「生協まつり」で席描きの似顔絵を描いた。

写真を見て描くCG似顔絵はたくさん描いてきたけれど

本人を前にして直に描くのは難しい。

短い時間でちゃんと仕上げるためにはもっと腕をあげないといけない。

今日描かせてもらった人たちには今更だけど・・・。

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 外で描くのはほとんど経験がないので緊張したけど

会話しながらその人を描くのは新鮮で楽しかった。

機会をつくってくれたヘルパーさんと南大島診療所に感謝。

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2013年11月20日 (水)

娘がイラストデビュー

今月15日発売された「世界の宗教」(別冊宝島)で娘が数点のイラストを描いた。

まだ学生だが一応イラストレーターとしてのデビュー作となるか!?

「お金があればニートになりたい」とぼやきつつ(笑)、卒論に取り組んでいる・・・はず。

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 イラストはこんな感じ。 数えたら全部で11点あった。

世界の宗教について色々な視点から書かれているが、専門書と違い、一般の人にも分かりやすくなっている。

興味がある人はぜひ読んでみてください。

 

2013年11月18日 (月)

風刺マンガ(72)

南海日日新聞 10月28日掲載

<言わざる言わざる言わざる>

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「とりあえず」としたつもりで「とりえあず」になっていた (ーー;)

何を秘密にするか具体的にされないまま、違反(秘密の漏洩)したときの罰則だけは明確に規定されている。

野党からいくつか妥協案が示されているようだが、施行されてしまえば後の細かいことはどうにでもなる?

いったんオスプレイが配備されてしまえば、あらかじめ定めた飛行ルートなど簡単に無視されるように。

政府は「とりあえず」法案を成立させたいようだ。

そういえばケネディさんが駐日大使となって話題をよんだが、父親のケネディ元大統領暗殺の証拠物件等の一切は事件発生から76年後の2039年に公開されるとか。

「国家の安全と利益のために」76年間も秘密にされている。

国家の安全を守るために一定の秘密事項はあってしかるべきとは思うが、

結局、何を「特定秘密」として国民の目を覆うかが問題だ。

2013年11月17日 (日)

絵コンテ風に・・・ということで

急な話で今日から開催される町の文化祭に作品を出品することになった。

これまで描いた作品でもよかったのだが、今年は日本復帰60周年にあたるので、それに関するものを制作することにした。

しかし、限られた時間でパネル1枚分の絵を仕上げるのは不可能なので、内容を面白くして、絵の出来はそこそこで・・・と考えて良い手を思いついた。

なぐり描きのようなものでもOKなのがある。

絵コンテだ。

もともとベースの物語があるわけではないので、「絵コンテ風」ということにして、9枚の連続する絵を描いた。

終戦から日本復帰を果たすまでの奄美での主な出来事だ。

昨日の夜に案を練って今朝6時に起きてから一気に描き上げた。

白状すると「案」は居酒屋で一杯やりながら考えた。

飲んでしまってつかいものにならない(?)から、当日の朝早起きして集中的に描いたのだ。

どうにか昼に間に合わせることができた。(午後1時から作品展示)

久しぶりに締め切りに追われるスリルを味わった(笑)

明日は朝から舞台発表もあるということなのでぜひ見にきてほしい。

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 この左端のこれ。

パネルの後ろ側は復帰関連なので折り返しの続きということで。

 

2013年11月11日 (月)

風刺マンガ(71)

南海日日新聞 10月21日掲載

<穴埋め>

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とどまるところをしらない福島原発の汚染水問題。

定期的に報道される漏水に

少しずつ慣らされ不感症になってきているのが怖い。

事故処理のために多額の税金も使われる。

「福島」だけでこうだから、

もし他の原発でも事故が起こったら・・・

大地震が起こって多発的に事故が発生したら・・・

(ーー;) (ーー;) (ーー;) (ーー;) (ーー;)  ∑(゜o゜)!!

 

2013年11月 9日 (土)

米軍航空写真を購入

町の書店で「奄美戦時下 米軍航空写真集」を買った。

注文するつもりでいたが、たまたま1冊置いてあったので中身も見ずにその場で購入した。

消費税込みで3780円。

分かってはいたが、支払うときに一瞬躊躇する値段だ。

当時の町や集落の様子が伺えればと期待していたのだが、さすがに民家の姿までははっきり確認することは難しい。

それでも地形や道路、田んぼなどはくっきりと写っているし、写真ごとに簡単な説明が加えられているので見る時の手掛かりになる。

これらの写真はもともと米軍が軍事施設などの爆撃目標を確認するための資料として撮影されたものらしい。

すでに空爆を受けて破壊された町の様子なども写っている。

古仁屋などは空爆の翌日に撮影されたものらしい。

ほんとに僕らの住んでいるこの地に爆弾が投下されたんだ。

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もっと写真の隅々をくわしく見たいと思い、通販でルーペを注文した。

豆粒の家々の中で当時の人々がどんな暮らしを営んでいたか想像しながら味わいたい。

2013年11月 6日 (水)

風刺マンガ(70)

南海日日新聞 10月14日掲載

<黒糖焼酎乾杯条例が成立>

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京都市で始まった乾杯条例を模して全国の市町村で地酒の乾杯条例が施行されているようだが、奄美市でも黒糖焼酎による乾杯条例が可決、即日施行となった。

罰則等による強制力はないので半分シャレだろうが、地域を盛り上げるための話題づくりとして面白い取り組みだと思った。

「風刺」というよりは、この条例の「周知」のお手伝いのつもりでこのマンガを描いた。

僕自身でいうと、ビールや日本酒があれば先にそれを呑んで、他に飲むものがないときにやっと手を出す程度の嗜好。(ごめんなさい)

でも、もしこの条例を掲げた居酒屋とかあれば、違反せずに(笑)焼酎から入るつもりはある。

2013年11月 3日 (日)

音楽フェスティバル

奄美・日本復帰60周年記念のイベントとして、瀬戸内町で「音楽フェスティバル」が開催された。

出演者はいずれも瀬戸内町の出身者や二世。

有名なアーティスト4人のステージが前売り2000円という破格の値段で鑑賞できる。

僕は女房の伯母を誘って出かけた。

4時開場・5時開演なので、4時過ぎてからゆっくり歩いていくつもりだったが、知り合いから電話で「もうみんな並んでいるよ」との情報があり、3時半頃には会場に着いて行列に加わった。

その甲斐あって前から10番めくらいの良い席がとれた。

会場にひしめく人々の熱気でとにかく暑い。

会場での撮影と飲食は禁止だが、脱水をおこしそうなので水はこっそり飲んだ。

撮影はもちろん一切していない。(違反している人はいなかったようだ)

写真がないので記憶でそれぞれのアーティストのにがお絵を描いてみた。

出演順に

0016加計呂麻島の諸鈍(しょどん)集落の二世。

「徳浜(どっかま)」という歌では、隣に座っていた伯母が声を殺して泣いていた。

後で尋ねたら徳浜で歌詞と同じ想い出があるという。

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久慈(くじ)集落の二世。

オープニングは母親の想いでを歌った「ルリカケス」を弾き語り披露し、ラストも「ルリカケス」を今度は立って歌った。

今日僕は寝不足のまま朝早くから忙しく過ごしたので少々疲れていた。

永井龍雲の優しいメロディはまるで子守唄のように僕を包んで

ときどき意識を失いかけた・・・(;一_一)

明日56歳の誕生日だとか。

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加計呂麻島の花富(けどみ)集落出身。

朝崎さんは歌う姿を何年も前から何度か見ているが

いつ見ても同じに見えるのが不思議。

初めてCDを買ったのは確か10年ほど前、「海美」だった。

ピアノの音色にかぶさる朝崎さんの島唄に鳥肌が立った。

今夜のステージトークであれが起死回生のメジャーデビューだったのだと知った。

 

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嘉徳(かとく)集落出身。

トリは(やっぱり)この人だった。

すごくウキウキとそして堂々とした印象。

まさに自分のシマでのびのびと歌っている感じ。

デビューからずっとCDを買い続けていたけれど、最近はごぶさたしている。

歌に飽きたのではなく、日常生活から「音楽を聞く」そのものが抜けてしまったみたい。

気持ちにゆとりがなくなってきたのかな・・・?

今夜は久しぶりに音楽に浸ることができた。

4時間たっぷり、たまに睡魔に襲われて音が遠くに聞こえたりしたけど。