「奄美復帰復興の記録映像」を見てきた
奄美復帰60周年の記念として、復帰当時のドキュメント映像を鑑賞する催しがあった。
町立図書館の視聴覚室で50人ほどが出席した小さなイベントだった。
これまで見たことがない貴重な映像をたくさん見ることができた。
上映会の後、楠田書店の楠田哲久さんのスピーチもあった。
直前の上映で、復帰当時に奄美の学校に教科書を配布するために会社が設立されたとの紹介があったが、それが楠田書店だった。
当初は大島全域の教科書を担っていたが、途中から南部(古仁屋地区)は泰山書店に引き受けてもらったとのこと。
楠田さんは、日本復帰100周年を迎える将来について触れ、今の中学、高校生の世代にしっかりと引き継いく重要性を述べた。
次に奄美のトラさんこと、花井恒三さんが話をしてくれた。
先に東京奄美会が制作した「東京における 日本復帰運動」が小、中学生向けに作られた冊子であるならば、自身は高校生向けの本を考えていると明かした。
各集落での聞き取り調査を精力的に行っていて、瀬戸内町には再来年からとりかかる予定だとか。
二人のスピーチの後、会場にいた女性が当時の思い出を語ってくれる一場面もあった。
奄美が日本復帰を果たした後、大勢で船に乗って沖縄の境界線まで行き、そこで「沖縄を返せ~」と大合唱のエールを送ったとのことだった。
今でもその歌を覚えていると少しだけ披露してくれた。
調べていけばまだまだ興味深い話がいっぱい出てきそうだ。
そんな話をマンガにしたい。
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