13日に税務署に行き確定申告を済ませてきた。
初めての青色申告で、直接税務署で手続きするのも初めてだった。
去年の10月に開業届を出して、その後、あまり深く考えずに青色申告の申請書も提出した。
青色申告をすると税制上の優遇措置があると本で読んだからだ。
「所得税の青色申告承認申請書」という書類だ。
その仰々しい感じから「青色申告」がいかに大変なものなのかよく理解しておけば良かったのだが・・・。
2月になって税務署から届いた分厚い封筒を見て初めて事の重大さが分かった。
僕は現金出納帳くらいしか記帳していないのだ・・・。
2晩くらい必死でやってみたが、棚卸表とか貸借対照表とか・・・「書けるかー!!!」ってな感じで諦めて、現金と預金の勘定だけで決算書を作成して腹をくくってとりあえず税務署に行くことにした。
第一、そんな難しい書類を作成するほどの収入はないのだ(;一_一)
税務署に行くと、「提出は2階、相談は4階」との貼紙があった。
当然4階へ。
少々気後れしながら部屋に入ると、すぐに職員が声をかけてくれた。
初めて青色申告をする旨を告げ、作成した決算書と出納長、領収証を綴った帳面を広げて見せると、「あ、これで大丈夫ですよ」と親切に対応してくれた。
呆れられるのではないかと心配したが、税務署の職員は意外?に優しかった。
税務署が「鬼」に見えるのは、税金をごそっと持っていかれるお金持ちだけなんだ。
まだまだビンボーな僕にはフツーに「人」だった。(笑)
青色申告は、複式簿記で作成する一般的なものと、現金の流れを主とした簡易なものがあって、僕は簡易方式で作成することができた。
一通りのチェックを終えたら今度はパソコンのデータ入力。
これも女性職員が代行してくれた。
質問に答えたり証憑類を提示するだけで、無事に確定申告を終えることができた。
源泉徴収されていた税金はそっくり戻ってくるとのこと。
つまり、「課税されるだけの稼ぎがなかった」ということになる。
うれしいけど、ちょっと悲しい。
清水の「hona」でパンを買った。
前に買ったクルミパンが美味しかったのでまた買おうと思ったのだが、フォカッチャが1種類だけだった。
かわいいハートの形だ。
店を出てすぐに店主(奥さん)が追いかけてきて、「パンをアルミで巻いてオーブンで焼いて食べた方が美味しいですよ」と教えてくれた。
僕が以前書いたブログを見ていて、そのまま食べられるのではと心配?したのだろう。
ごめんなさい。また、そのまま食べちゃいました。
知人宅に遊びに行った際に一緒に。「オーブンで焼いて」とか言えなかったんで・・・。
でも、十分おいしかった。
オリーブオイルがパンに染みこんで、ハーブの香りがGOOD。
食べてしばらくすると、バジルのパスタを食べたような後味になる。
ハーブがたくさん練り込まれているのだろうか?
ハムとか挟んだらそのまま食事代わりになりそうだ。
次に訪ねたらまた違うパンがあるのかな?
名瀬で仕事の打ち合わせをした後、福田さん宅に寄った。
知らないうちにマナーモードになっていて、福田さんから何度も電話があったことに気がつかなかった。
本当に作品を受取りに来るのか心配だったのだろう。気を揉ませてしまった。
僕の小さな車では横にしたまま座席に積めなくて、床にクッションをして縦にして運んだ。
古仁屋に着いてまっすぐ図書館に寄って作品を展示してもらった。
真ん中の空間が2点の大きな作品で埋まった。
市美展で受賞した「ほぅらしゃ」と
福田さんが大好きな俳優、高倉健をイメージして、夕日に染まる大浜の海岸にたたずむ男を描いた大作「孤高の人」。
あまりにも(高倉健)本人に似すぎたために今年の市美展では「選外」となった?いわくつきの作品らしい。
奄美の海岸に立つ「健さん」?に会いに来ませんか?
瀬戸内町図書館のイベント「ミニミニアートギャラリー」の第3弾として、名瀬市在住の福田さんの彫刻作品が展示されることとなった。
午後1時から蘇祢さんと二人で展示パネルを設置して福田さんの到着を待った。
午後2時福田さん一行3人が到着。作品を2階フロアーに搬入。
先ずはパネルに黒の下地を貼っていく作業から。
その後少しずつ作品を展示していった。
福田さんと奥さんとは何度かお会いしていたが、今回初めて恵原さんにお会いした。
僕の妖怪イラストの原典となった「奄美のケンモン」の著者、恵原義盛さんのご長男だとか。
どこか自由な空気を纏った印象の楽しい方だった。
作品は全部で何点だろう・・・13枚のパネルをぐるりと覆う、かなりの数量だ。
一応作品展のテーマは「顔」となっているが、それ以外にも様々な作品が並べられた。
ひとつひとつの作品を固定するのに苦労した。
全部の作品を貼り終えたときは午後7時を回っていた。
真ん中が空いているのは、一番肝心の作品「孤高」と「ほーらしゃ」を家に忘れてきたため。
明日僕が受取りに行く予定だ。
設営がすべて終了した後、皆で記念撮影をした。
福田さんの奥さんが写してくれた。
見事なピンボケ・・・あるいは4人とも疲れてて崩れ落ちる瞬間だったかも(笑)
福田さん夫婦の写真も撮った。
お二人は今日が結婚記念日とのこと。
綾小路きみまろのネタに「あれから40年!」というのがあるが、お二人は今でも仲睦まじく幸せそうだった。
展示会は明日9日から31日まで。
絵画と違い、普段あまり目にすることのない作品群なので、この機会にぜひ会場(図書館2階)に足を運んでほしい。
昨日の夜
サンドイッチ・カフェの妖怪イラストを撤収するために名瀬へ行った。
7時過ぎにお店に行くと昼間に仕事で会ったTさんが見に来られていた。
最後の展示ということでわざわざ足を運んでくれたようだ。
「見たいんだけどなかなか行く機会がなくて」という昼間のTさんの言葉を単なる社交辞令だと受け止めていた。
ホントに来てくれたとは・・・ありがとうございます。
蘇祢さんはすでに到着しており、コーヒーを飲みながら待機していた。
7時半に福田さんがやってきて、先ずは次回のミニミニギャラリー展の打ち合わせをした。
9日から瀬戸内町の図書館2階で福田さんの平面彫りの作品を展示する予定だ。
薄い板に立体的に絵を彫り込んだ3Dの絵画のような作品だ。
サンドイッチ・カフェでの定例展示の後、「住用の園」でも展示していた。
その不思議な立体感に思わず触れてみたくなるが・・・
実は、福田さんの平面彫りは触れてOKの作品なのだ。
普通の展示品ではありえない。
瀬戸内町の人はほとんどの人が見たことがないと思う。
この機会にぜひ見て、触れてほしい。
コーヒーを飲んだ後、展示していたイラストを一気に片付けた。
奄美の妖怪たちで賑やか?だった壁は急に静かになった。
次にこの店の壁を埋めるのはどんな作品なんだろう?
「あ」~「ん」の妖怪かるたを入れ替えるため何度も通っているうちに、僕はすっかりこの店が気に入ってしまった。
一杯170円のコーヒーと軽食からデザートまで種類が豊富なサンドイッチが魅力で、男女を問わず幅広い年齢層に支持されているようだ。
帰り際にオーナーからお土産にと紙袋を渡された。
古仁屋への帰り道に車の中にコーヒーの良い匂いが漂って、その袋の中身が挽きたてのコーヒーだと分かった。サンドイッチもいくつか入っていた。
遊びのような僕のイラストを1か月近くも店に展示してくれたのだからお礼をしなければならないのは僕の方だ。あべこべである。
ほんとに、幾つになっても「借り」ばかりできていく。
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