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2011年1月の8件の記事

2011年1月30日 (日)

浜辺にて

うちの犬の散歩コースは、家の前の浜辺。

いくたびに色んなものを発見する。 最近見つけたものは、

大きなヒトデ。30センチくらいあった。触ってみても何の反応もなく、固かった。死んでいるのだろうか?

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ピース(犬)を呼んで、一緒に写して大きさを表そうと思ったが、なかなかヒトデに近づいてくれない。そのうち、”あ・・・そうか、犬の大きさが分からないか”と矛盾に気づきあきらめた。

よくタバコの箱とかでサイズを示しているけど、タバコは吸わないし。で、結局ヒトデだけ写真に収めた。

自分の足でも良かったんだ。と、後で気づいた。

それと、

小雨の降る中、かすかに差し込む陽の光で虹が見えた。両端の根元(?)がちゃんと見えたけど、近すぎてケータイのレンズに収まりきれなかった。

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虹を見つけたときは、何か良いことが起こりそうな予感がする。

それと、

コンクリートの隙間から生えている、”ど根性○○○” 。

海岸でよく見かける木だけど、名前を思い出せない。

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あまりにも自然すぎて、これまで気にとめなかったけど・・・。

生命ってすごいなと思う。

2011年1月25日 (火)

カケロマお泊り体験

先々週、

加計呂麻島の紫微欒駕(しびらんか)という民宿に泊まった。

同じ町内だが、島に泊まるのは初めて。

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宿の前が海で、朝焼けが見えるし、近くの丘からは、夕日が見える。

建ってまだ新しいし、掃除が行き届いているのできれい。

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足元灯はこんな。

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夕食がすごい。

地元で獲れた魚と貝と野菜と・・・ギョーザにはパパイヤを混ぜたとか。

宿のご夫婦とおしゃべりしながら、ゆっくりと食事を楽しんだ。

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ここに居ついた猫のようにのんびりと過ごすことができた。

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加計呂麻 いい。

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2011年1月21日 (金)

奄美に雪が降る。

今年はなんだか寒い。

これまで島の冬は、寒さもゆるい感じで大丈夫だったけど、

今年は寒いぞ!!

この前の日曜日(16日)は奄美で一番高い山「湯湾岳」に雪が降ったとか。

道理で寒かったはずだ・・・。

でも平野部では降っていないので、正式な降雪とはならないらしい。

その日は、奄美市の総合グラウンドでオリオンビールのキャンペーンがあって、野球の試合をやっていたけど、吹きっさらしの応援席にじっとしておられず、15分も見ないうちに退散した。

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そして電機屋に行き、2台めの石油ストーブを買ってしまった。(今使っているのは、ほぼ奥さん専用になっているので。)

以前は寒くても暖房をつけず、朝は窓を開けて空気の入れ替えとかしていたのに・・・根性なしになってしまった。歳のせいとは考えたくないが・・・。

真夜中にトイレに入ったら、窓の所でガサゴソを何かがうごめく気配・・・恐る恐る覗いてみたら、スズメ(?)が冷たい風を避けるために窓の隙間にうずくまっていた。

みんな、この寒さに戸惑っているみたい。

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2011年1月20日 (木)

似顔絵のチカラ

月刊の新聞に連載していた漫画が昨年末で終わってから、毎月の決まった締切がなくなった。読者のページで漫画のことは誰も触れなかったし、新聞社の人も特に新シリーズに繋げたいといった雰囲気ではなかった。

「何かあったら、またよろしくお願いします」 お互いにそう言って別れた。それっきり新聞社の人とはコンタクトをとっていない。

いったいあの漫画はどうだったのか、いまだに分からない。何の手ごたえもないままにひとつの仕事を終えた。

今は似顔絵だけを描いている。

似顔絵は面白い。モデルはもちろん、それを見た人がすぐに反応を示してくれるからだ。「似てるー!」と言われるのが、もちろん一番嬉しい。

これまでに注文を受けた中には色々なケースがあった。すでにかたわれを亡くした人を時を経た夫婦のままで描いたこともある。事情があって結婚式をあげれなかった夫婦をウェディングドレスとタキシードを着せて描いたことも、和装に変えて描いたこともある。

写真の合成で作るとわざとらしいが、イラストだと違和感がなく、受け入れてもらえるようだ。

作品を見た人から似顔絵の表情をほめてもらったことがある。どれもみな表情が優しいと。描く人の人柄がにじみ出るものだと真顔で言われたので赤面したが、意外なところを褒めてもらえてとてもうれしかった。

先日加計呂麻島に住む同窓生の自宅で一緒にお酒を飲んだ。余興のつもりでその場で娘さんの似顔絵を描いた。マジックで下書きなしで描いたのでいい出来ではなかったのだが、けっこう喜んでくれた。

これぐらいで本当に喜んでもらえるのなら、お年寄りのいる施設を訪問して似顔絵ボランティアをしてみたい。実は昨年末に近くの施設に電話をして、似顔絵ボランティアの件を切り出したことがあるのだが、年末はずっと忙しいので対応できないと断られた。クリスマスに間に合わせたかったのに残念だった。もしかしたら、こちらの意図が理解できずに警戒されたのかもしれない。

商売につなげようという色気があるわけじゃない。ただ、似顔絵を描いてお年寄りに喜んでほしいだけ。僕の絵の練習にもなる。

帰り際にその同窓生から夫婦の似顔絵を頼まれた。「結婚式の写真がないから、絵で描いてくれ」と。

どんな風に描こうかと今悩んでいる。喜んでもらえるように、二人の記念になるように、最高の絵にしたい。

似顔絵にはそういうチカラがある。

2011年1月19日 (水)

ちょっとさびしい風景

日曜日に名瀬に出かけた。

久しぶりにアーケード通りを歩くと、昔名瀬で一番大きなスーパーだった建物が白い布ですっぽりと覆われている。

ガードマンの指示に従いつつ通り過ぎて後ろを振り返ると・・・。

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(ダイエーとか来る前はよくここ(寿屋)で買い物をしたのに・・・)

2011年1月16日 (日)

島案内人講座

1月15日(土)は第四回目の「島案内人育成講座」が開催された。

午前中は加計呂麻島の渡連(どれん)集落の公民館で、Iターン者でガイド業を営んでいる國宗さんから観光ガイドの心構えなどについて話を聞いた。ガイドが単に知識を伝えるだけでなく、お客様の安全に気を配りながら、喜んでもらうために細やかな配慮をしていることがわかった。

自己紹介トークが30分近くもなったのはご愛嬌。話すことが好きなようで、まさにガイド向き。

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でも、ガイド業は労多くて身入りの少ない仕事だと、実情を隠さずに教えてくれた。「夏のたくわえで冬を生き延びています。いっそ冬眠できればとときどき思います。」とも。でも表情はとても明るい。

お昼は民宿の「ここ夏ハウス」で食べた。ご飯とみそ汁にウルメの唐揚げとサラダ。海の見える食堂でずらっと並んで食べた。お櫃からご飯をよそって渡すと「なんだか修学旅行みたい」との声。地元の参加者が「普段は赤ウルメが出るのに・・・」とちょっと不満気。今日は人数が多すぎたのだろう。

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午後は、加計呂麻バスに乗って安脚場(あんきゃば)へ移動。戦跡めぐりのコースだが、高台にあるので景色が楽しめる。今日はあいにくの雨模様なので海や空の色が良くない。

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次に諸鈍(しょどん)から徳浜(とくはま)に抜けて、広い浜辺でのんびりと過ごした。ここは「男はつらいよ(最終話)」のロケ地でもある。徳浜はとても小さな集落だが、ペンションやカフェがあり、塩炊きの工場も見学できる。でも、何と言っても浜が素敵だ。広く見わたせる海は、運が良ければクジラを見ることができるとか。

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今日は、天気も悪いし、あまり運がないみたい・・・。

2011年1月12日 (水)

こだわりの黒糖を

奄美の土産物屋では当然ながら黒糖が売られている。

固いものがあれば柔らかいものもある。大きな塊もあれば砂のような細かいものもある。でも味はどれもほぼ同じ・・・だと思っていた。

色々ある中で「古式純黒糖」という製品がある。黒糖の色が薄くにごりのない茶色の砂糖だ。

今日その製糖工場を訪ねてみた。

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工場に近づくと甘酸っぱい匂いがする。ちょうどサトウキビの絞り汁を煮込んでいるところだった。

丁寧に灰汁をとりながら煮詰めていくとだんだん煮汁が濃くなっていく。煮汁が少しべたつくようになった時点で味見をして取り出すタイミングを計っている。

窯の火を落とし、すばやく煮汁を撹拌機に移して機械を回すと、見る間にあの黒糖ができていった。

一区切りついたところで出来立ての黒糖の味見をさせてもらった。口の中でするするっと溶けて独特の甘い味が広がった。

「美味しいでしょう」 さっきまで窯の熱気の中で煮汁を撹拌していた女性(社長)がこれまでの苦労や純度の高い黒糖作りへのこだわりを話してくれた。

サトウキビ作りから自分でやっていて、化学肥料などは使わないそうだ。しかも鮮度を落とさぬよう収穫されたキビは翌日には絞るようだ。

品質にこだわりすぎるため採算性は悪いと笑う。

昔ながらの柔らかい品種のサトウキビを使った製品もある。味がとても良いのだが、台風などに弱いので農家には敬遠される品種だ。煮ているときに黄金のような鮮やかな色が出るので「黄金糖」と名付けたとのこと。

色々苦労している様子なのに、それを楽しそうに語ってくれるので、聞いているうちに元気をもらった気がする。

社長さんが美人なのもいい。明日お店で買ってこよう。

2011年1月10日 (月)

成人式

1月4日に瀬戸内町の成人式が行われた。

僕の娘もいつの間にか20歳。この日のために準備しておいた晴れ着を着てやや緊張の面持ちで出席した。

女の子は全員晴れ着を着ていてとても華やかだ。公民館の2階からその艶やかな後ろ姿に目を奪われた。

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男性はどうしても地味になる・・・2名がピンクの羽織で頑張っていた。

ニュースを見ると荒れた成人式があったりするが、瀬戸内町の成人式は誰ひとり声を荒げることもなく粛々と行われた。

ここだけ妙に頑張って武勇伝つくってもね・・・この後ずっと大人が続くから。

島の子はいいな。

素直さや真面目さってやっぱり大事だと思う。 みんながんばれ!