2015年11月25日 (水)

沖縄旅行(1)

「還暦を迎えるまでに何人か(死んで)もういないかもしれん。(生きているうちに)途中の55歳で同窓で旅行でもしようでぃ」

数え49歳の祝いのときに冗談とも本気ともつかぬ上記の発言があって、皆なんとなくその気になっていた。

人生何があるかわからない。

そして6年間ほんわりと温められた旅行の企てが本当に実現したのだ。

9月10日に同窓の連絡網から沖縄旅行の案内メールが届いた。

実は、その前日の9月9日に沖縄タイムスから別のメルアドに「突然のメールで失礼いたします・・・」の書き出しでメールが届いていた。

内容はまさかの執筆の依頼で、考えた末、承諾の返事を翌9月10日の午前7時に送信した。

その後9時18分に同窓から沖縄旅行のお誘いメールが来たのだ。

なんという偶然。(この後もずっと偶然が連発するのだが・・・)

しかし、参加することについては実は迷っていた。

6年越しの計画を実現してくれたこの機会を逃したくないとの思いはあったが、旅費を捻出できるだろうか?とか、家を留守に出来るだろうか?とか・・・色々考えることもあった。

数日間迷っていたが、カズキヨと電話で話をしたときに「一緒に旅行に行こでぃ」の誘いでやっと決心がついて参加の申し込みをした。

旅行申し込み締め切りの一日前だった。 (なんとかなるさ)

11月5日に新聞社からのメールで第1回めの掲載が11月22日(日)になることを知らされた。 沖縄旅行のど真ん中だ。

まさか現地で直接新聞を読むことが出来るとは想像もしていなかった。

その日沖縄にいることを知らせると担当者から驚きのメールが返ってきた。

ほんとにすごい偶然だ。

そして、11月21日(土) ついに出発の日を迎えた。

車酔いしそうなふにゃふにゃクッションのマイカーにタカヒトとカズキヨを載せて一路空港へ。

カバンには締め切り間近の仕事を忍ばせて、しかし、久しぶりの旅行に心ははずむ。

いざゆかん、飛べ!沖縄へ。

それにしても小さな飛行機。

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そういえば沖縄はこれまでずっと船だったっけ。

南下する飛行機からは見たこともない景色を見ることができた。

奄美大島~徳之島~沖永良部島~与論島と通過して沖縄本島上空にさしかかった。

今問題になっている辺野古基地の埋め立て予定地が見えた。

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上空からくっきりとサンゴ礁が広がっているのが確認できる。

あれが埋められてしまうのか・・・。

やがて那覇空港に到着。

空港も初めてだ。

えーっ 広ーい!

ターミナル周辺もまるっきり都会じゃん!?

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空港直通のモノレール(ゆいレール)に乗ってホテルのある旭橋まで移動した。

最後に沖縄を訪れたときはモノレールなんかなかったぞ、ずいぶんイメージが違う。

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ホテルに到着すると東京組のリナが先に来て待っていた。

そのままチェックインするのかと思いきや一旦荷物をロビーに置いたまま早速最初の観光地へ向かうらしい。

「らしい」と呑気な構えだが、一同幹事のカズマサに全部お任せ状態である。

3~4人ずつタクシーに分乗して首里城をめざした。

(続く・・・そのうち)

2015年11月 8日 (日)

加計呂麻島でソーキそば

ペン画の伊藤さんと一緒に加計呂麻・瀬相に渡ったとき偶然蘇祢さんに会った。

(奄美パークで展示会をした)風の会の瀬戸内町の3人が久しぶりに一緒になった。

蘇祢さんが美味しいそばを食べさせるといので、帰りの定期船をひとつ見送って付いて行くことにした。

港から300mほど歩いたところでこの看板が目印。

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くせのある字だ・・・「たづき」が屋号のようだ。

矢印に沿って少し歩くと右手に1軒ぽつりと店が現れる。

店内はなかなか良い感じ。

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沖縄で修業したというマスター自慢のソーキそば(650円)を食べた。

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味付けはシンプルだが、ダシがしっかり出ていて何だか懐かしい感じの味がした。

肉はとても柔らかい。 美味しい!

「ソーキうどん」もあって、こちらは500円で食べられる。

そして、驚くことに、このソーキうどんは、中学生以下と60歳以上の人は、300円でOKだと書いてある。

お客さんにとっては嬉しいことだけど・・・経営は大丈夫?

ちなみに今回は蘇祢さんがおごってくれた。 ごちそうさま。

瀬相に行く機会があればぜひまた食べに行きたい。

2015年11月 7日 (土)

加計呂麻島の市場

加計呂麻島のフェリー発着場、瀬相(せそう)港に「いっちゃむん市場」がオープンする。

地元生産者による野菜や魚介類、加工品などを販売する。

4日、5日にプレオープンがあったので行ってみた。

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フェリーを降りて道路を渡るとすぐの場所に建っている。

店内でソフトクリームを売っていたのでバニラとパッションフルーツのミックスを買ってみた。

ほのかなフルーツの香りと爽やかな酸味が絶妙なバランスで美味しかった。

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ついでに店内をパチリ。

でも、ソフトクリームを持って店の中をうろうろするのは迷惑。

窓際に大きめのテーブルが2つあるので、そこで食べることができる。

市場は、明日(11月8日)に正式にオープンする。

オープン記念としてソフトクリームが半額になるらしい。

ミックスは150円で、パッションフルーツオンリーが170円で味わえる。

ほんとに美味しいので食べてみるべし。

ついでに、あま美のTシャツも買ってほしい。

2015年11月 2日 (月)

名瀬で初出展販売

昨日、名瀬の奄美文化センターで『民謡・民舞「日本一」フェスティバル』が開催された。

国民文化祭の大きなイベントなので大勢のお客さんの来場が予想され、展示販売ブースには、大島紬の小物や奄美産の食品などがずらりと並んだ。

僕とペン画の伊藤さんもそこに出展した。 名瀬での展示販売は初めてだ。

僕はTシャツを、伊藤さんはカレンダーを、会議机2つ分のスペースに置いてお客さんを待った。

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午前中は、出演者たちがブースを覗きにやってきて、午後からは観客たちがぞろぞろと・・・。

しかし、やってきた人たちは、ブースをちらちら見ながら文化センターにまっしぐら。

せっかくの舞台を見損こねるまいと入り口で列を作っていた。

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開演2時間前には2つ折りの長い列になり、新たな来場者は、その列を見て慌てて並ぶので、会館ばかりがごった返して、広場のブースは閑古鳥が鳴く有り様。

いくらかお客さんはブースにも足を運んでくれたが、なかなか売りきれない。

隣りのテーブルでは、「栃木からやって来ましたー!」と元気なかけ声で次々に商品を売りさばいていた。

上手だな~と感心しながら、慣れない僕は座ったままでもじもじしてるだけ。

お隣の伊藤さんも同じく黙ったままで、国民文化祭のパンフレットなど読んでいる。

それでも、伊藤さんのカレンダーは、ペン画に関心を示した人たちが次々と買ってくれた。

伊藤さんを誘った責任を感じていた僕は少しほっとした。

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Tシャツは、伊藤さんのお兄さんと彫刻の福田さんの知人が1枚ずつ買ってくれた。

暇だった僕は、商品の並べ方など勉強するつもりで他の出展者を見て回った。

参考になった点もあったが、総じてみんな暇そうだった。

お客さんが少ない。

すぐ目の前には列をなす大勢の人達がいるのに・・・並んでいる人たちの中には展示ブースを覗いてみたいと思っている人もいるだろうに・・・何というミスマッチ。

そういえば、3年ほど前に瀬戸内町の海の駅で出展したときも、豪華客船から降りた乗客たちがタラップを降りたところで待ち構える観光バスに次々と乗り込んで館内にはちらほらしか来客がなかった。

船を見に来た地元の人と、観光が終わった乗客たちが乗船するまでのわずかな時間にやって来ただけだった。

出展販売というのはなかなか難しいようだ。

ようだ・・・というのは、まだ実感するほどの感触がないからだ。

かすりもしない・・・という状態(笑)

2週間後にはまた出展の機会があるので、次は頑張ろう。

お客さんと直接会話できるのは貴重な体験だ。

こちらの思惑とお客さんの受け止め方との違いなども知ることができた。

すべて勉強だ。

2015年10月24日 (土)

諸鈍シバヤ2015(2)

加計呂麻島展示・交流館から大屯神社に移動した。

子どもたちによる奉納相撲の最中

「シュンハナツカイ」が行われた。

カメラマンたちがシバヤ衆を追って一斉に浜に降りた。

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ベテランが「左、右・・・」と号令をかけて海水を手で払い頭に降った。

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みそぎはすぐに終わり境内へ引き揚げる。

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シバヤ衆の楽屋入りの後、おなじみの演目が次々と演じられた。

あとで知ったが、来賓席で首相夫人が観覧していたらしい。

途中で休憩をはさみ第2部へと続く。

(武士がシシを退治する「シシキリ」の一場面)

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座頭が琵琶を探し歩く「ダットドン」まで見て、ふたたび体験交流館へ移動した。

顔出しパネルではアベックが写真を撮っていた。

母子が僕の作ったTシャツを手にとって「かわいいねぇ」と言ってくれた。

でも買わない(残念)

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それにしても人がやってこない。

ほとんどの人が大屯神社に貼りついたままで、体験交流館や浜辺には流れてこないのだ。

この日限定のイベントでもあればよかったのに・・・たとえば館内ギャラリーでの絵画展とか。

大勢の人にTシャツを見てもらえると期待してたけど、なかなか思う通りにはならないな。

次のチャンスを探ろう。

とりあえず、さらば加計呂麻島。

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(生間港/後方の山の窪んだところを越えたら諸鈍集落)

2015年10月23日 (金)

諸鈍シバヤ2015

10月21日(旧暦9月9日) 加計呂麻島の諸鈍集落で国指定重要無形民俗文化財「諸鈍シバヤ」が公開された。

平日だからそんなに大勢の人は行かないだろうとタカをくくっていたが、早めに買っておこうと出かけたチケット売り場ではもう長い行列ができていてスタッフが「残りあと30数名」みたいなことを言っている。

団体のツアー客もいる。すごい人気ぶりだ。

通常はフェリーに乗り込んだ後で船員がチケットを回収するが、今回は人が多いので乗船前に2列に並ばされて船員のもぎりで乗船した。

船内は初めて瀬戸内町に訪れたであろう人々のはしゃぐ声でにぎわった。

生間港に到着。

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かけろまバスの座席は年配者に譲ることにして峠越えの道を歩く。

道沿いの桜並木に1本だけちょこんと花をつけた木があった。

急に寒くなった後にまた暖かい気候に戻ったので春がきたと勘違いしたのだろう。

おっちょこちょいなやつだ。ひっこみがつかなくてバツの悪い思いをしているに違いない。

15分ほど歩いて諸鈍集落に到着。

大屯(オオチョン)神社の狭い境内は見物客であふれていた。

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まだ開演前なので、ひとまず体験交流館に行くことにした。

今日の日に間に合わせようと苦心した「作品」が設置されているはず。

階段の先にちらりと見える・・・

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顔出しパネル!

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このデザインを担当した。

これに取り外し可能な紙面もつく予定だ。

さっそく相応しいと思うところに入ってみた。

(写真を撮ってくれたのはペン画の伊藤さん)

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もし女房が一緒に来ていたらシシにまたがっている武士に顔を出すかも・・・

何組かの親子連れが面白がって写真を撮っていた。

実際に使われるものと同じ紙面が付くようになればもっと楽しんでもらえるかも。

そろそろシバヤが始まる頃、神社へ引き返した。

(つづく)

2015年10月20日 (火)

シバヤのTシャツ

加計呂麻島・諸鈍(しょどん)に行ってきた。

先ず、古仁屋港から「フェリーかけろま」に乗って、加計呂麻島の生間(いけんま)港を目指す。

乗船券は、港内の海の駅館内で取り扱っている。

瀬相(せそう)港が往復4便、生間港が3便、毎日運航している。

ぐるりを島に囲まれた大島海峡を渡って生間港には約20分で到着。

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そこからバスに乗って諸鈍集落に行ける。

山越えにはなるが、歩いても15分くらいで着く。

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集落に入るとすぐ左手に大屯(おおちょん)神社がある。

毎年旧暦9月9日に諸鈍シバヤが演じられる舞台にもなるところだ。

今年は10月21日(水)がその日にあたる。

19日の朝訪れたときは、シバヤの準備だろうか?境内脇に人だかりがしていた。

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神社を過ぎて集落内の舗装された広い道を進んでいくと、右手に真新しい大きな建物が見える。

今春オープンしたばかりの「加計呂麻島展示・体験交流館」だ。

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館内には、島で作られた加工品なども展示販売されている。

「シバヤの面メン」Tシャツも仲間入りすることになった。

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シバヤ衆をユーモラスに描いたTシャツだ。

今のところ、ここでしか買えない地域限定版である。

ところで、建物の側面には大きな壁画がある。

こちらのシバヤ衆はちょっと怖い・・・。

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彼らを怒らせるとヤバそうなので、当日は行儀よく見物した方が良いと思う。

イベントいろいろ

10月18日(日)は、瀬戸内町でイベントがいろいろあった。

10時から「浜下り」があり、高千穂神社の神輿が町中を練り歩いた。

僕が子どもの頃は、血気盛んな青年たちが暴れ回る荒い神輿だったと記憶しているが、この日見たのは厳かにしずしずと歩く神輿だった。

御神体も籠酔いせずさぞや快適だったろう。

神輿に合流する形で着飾った稚児の行列もあり、見栄えがして良かった。

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神社を降りたすぐの古仁屋小学校では、付属幼稚園の運動会が開催されていた。

そして、11時からは、漁協で「せとうち大漁祭り」が開催された。

新鮮な魚介類を求めて大勢の人が訪れた。

僕もマベの貝柱とアカウルメなどを買った。

海老汁は具もしっかり入っていて1杯500円。すぐに完売となったようだ。

磯の風味が際立ってとても美味しかった。

買物したときにもらった抽選権を握り締めてお土産を期待したが何も当たらなかった。

帰り際に以前にがお絵を描いたご夫婦から声をかけられた。

名瀬から漁協のイベントを目的に出かけて来たようで、こちらは抽選にも当たったと喜んでいた。

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この日は朝8時から集落の恒例行事「ティーヤ」の準備作業もあった。

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神社の周りと神道(かみみち=神様が通るとされる海から社までのルート)、そして周辺の道路をきれいに清掃した。

夜になると集落の人やゆかりの人たちがお参りにやってくる。

これから翌日の明け方まで起きて語り明かすらしい。

「通夜(ティーヤ)」ということだ。

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僕は、ノンアルコールビールで1時間半ほど過ごしてから退席した。

家に帰ってから翌日納品するTシャツを夜中までかかって作った。

プチ通夜(ティーヤ)だ。

2015年10月 5日 (月)

プレミアム商品券 2

今朝 ケータイに電話がかかってきて

ブログに商品券が一人5万円までと書いてあったけど10万円の間違いだよと指摘された。

そうなんだ。

どこかで見たうろ覚えの記憶でそう思い込んでいた。

(事前に確認したくて商工会のHPとか調べたけど何の情報もなかったし)

それと、券を購入するまでは

使える場所は限られていると思っていたが、券の後ろに瀬戸内町のほとんどの店の名がずらりと載っていた。

一人10万円までで、これだけ使える店があるのなら十分使い勝手があったのに・・・。

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ちょっと惜しいことをしたかな・・・。

2015年10月 4日 (日)

プレミアム商品券

ついさっきプレミアム商品券を購入した。

商工会の商品券は何度も出されているようだが買ったのは初めて。

20%増しという大盤振る舞いにそそられ長い列を我慢して買った。

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「500万円分買えば100万円プラスど、すごくない!?」

先に並んでいたグループから豪気な発言が飛び出す。

でも、一人5万円分までと制限されている。

僕は、思案の末3万円分だけ買うことにした。

プラス分は魅力的だが、期限付きの商品券に縛られるのは嫌だし。

ちょっと得したぐらいでいいやと。

スケールちっちゃいな・・・。