諸鈍シバヤ2015
10月21日(旧暦9月9日) 加計呂麻島の諸鈍集落で国指定重要無形民俗文化財「諸鈍シバヤ」が公開された。
平日だからそんなに大勢の人は行かないだろうとタカをくくっていたが、早めに買っておこうと出かけたチケット売り場ではもう長い行列ができていてスタッフが「残りあと30数名」みたいなことを言っている。
団体のツアー客もいる。すごい人気ぶりだ。
通常はフェリーに乗り込んだ後で船員がチケットを回収するが、今回は人が多いので乗船前に2列に並ばされて船員のもぎりで乗船した。
船内は初めて瀬戸内町に訪れたであろう人々のはしゃぐ声でにぎわった。
生間港に到着。
かけろまバスの座席は年配者に譲ることにして峠越えの道を歩く。
道沿いの桜並木に1本だけちょこんと花をつけた木があった。
急に寒くなった後にまた暖かい気候に戻ったので春がきたと勘違いしたのだろう。
おっちょこちょいなやつだ。ひっこみがつかなくてバツの悪い思いをしているに違いない。
15分ほど歩いて諸鈍集落に到着。
大屯(オオチョン)神社の狭い境内は見物客であふれていた。
まだ開演前なので、ひとまず体験交流館に行くことにした。
今日の日に間に合わせようと苦心した「作品」が設置されているはず。
階段の先にちらりと見える・・・
顔出しパネル!
このデザインを担当した。
これに取り外し可能な紙面もつく予定だ。
さっそく相応しいと思うところに入ってみた。
(写真を撮ってくれたのはペン画の伊藤さん)
もし女房が一緒に来ていたらシシにまたがっている武士に顔を出すかも・・・
何組かの親子連れが面白がって写真を撮っていた。
実際に使われるものと同じ紙面が付くようになればもっと楽しんでもらえるかも。
そろそろシバヤが始まる頃、神社へ引き返した。
(つづく)
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