脱水はこわい
数日前に熱中症(と思われる状態)で倒れた。
外で作業をして汗をかき、そのあと工房でヒートプレス機を使って汗をかき、
タオルで汗をぬぐいながらこまめに水を飲んでいたのだが・・・
作業中に何度かふわりと目眩がおこり、ヤバそうだなと感じてエアコンの効いた和室に逃げ込んだ。
目を閉じていても波が打ち寄せるようにぶわんと強い目眩を感じ気分が悪くなっていった。
たまらず這うようにしてトイレへ行き吐きまくった。
そのあとしばらくは玄関でうつぶせになったまま動けず。
ほおに伝わる床の冷たさが気持ちよかった。
長い時間をかけて和室へ戻り横になっていたが、なかなか気分が回復しない。
足が引きつり、ストローで水を飲もうとしても気分が悪くなって飲み込めない。
たまたまその日に帰省した娘には衝撃的な出来事だったろう。
病院へ行こうと促されたが、もう1ミリも動く気にならない。
いよいよとなったら救急車を呼ぶか・・・着替えておけばよかったなと思いつつ
うんうん唸りながら時間が経つうちに少しずつ体が楽になっていった。
その日はそのまま和室で眠った。
娘がずっとそばで様子を見ていてくれたようだ。
そして薬局でOS-1やポカリをたくさん買ってきてくれた。
これまで、いざとなれば何とかして自力で病院へ・・・と思っていたが、
とんでもない、無理だ、とわかった。
動けなくなる。
あのとき、一人暮らしの老人はこうやって静かに死んでいくんだなと感じた。
今、あつものに懲りてなます・・・ではないが、少し動いて汗がにじんだら水分をとるようにしている。
脱水あなどるなかれ。
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