ふとん乾燥機の使い方
独身の頃に買った布団乾燥機がある。
いや、正しくは、「あった」だ。
以前は会社の布団を干すためによく使っていたが、退職してからは、ほどんど出番がなく、長い間お蔵入りになっていた。
ある日女房が冷たいシーツにもぐり込みながら、あったかい干したての布団に寝たいな~とつぶやいた。
そのとき布団乾燥機のことを思い出した。
それで布団を乾燥させると、とっても暖かくてぐっすり眠れそうと大感激。
久々に?感謝されたので気を良くして次の日の夜も乾燥機をセット。
タイマーをかけてその場を離れた。
しばらくして寝室で「ドン」と何かが落ちた音がした。
見るとどういうわけだかベッドの上に置いていた乾燥機が転落していた。
そして運転も止まっていた。
スイッチを入れ直してもウンともスンとも言わない・・・即死のようだ。
これまで全然使わなかった布団乾燥機だったが、新しい使い方を発見したので、どうしても欲しくなった。
20ン年も前の機械を修理に出してはかえって高くつくので新しい乾燥機を買ってきた。
売り出し品の一番安いやつ。 とにかく寝床を温めてさえくれればいいのだ。
彼は今夜から働いてくれている。
さっき様子を見にいったら布団が冷たい・・・?
タイマーが温風から送風に切り替わっていたせいだった。
ときどき監視しないといけないようだ。
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