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2010年6月12日 (土)

女房のアッシーくん

以前は僕と女房と1台ずつ車を持っていたが、色々あって女房の車を廃車した。

僕の家は町から少し離れた集落の中にあるので、買い物でも何でも出かけるときは車を利用している。

女房に車を使わせるとなかなか帰ってこないので自然と僕がアッシーくんをするようになった。

昨日は奄美市の名瀬で催された結婚式に女房が出席するために、とりあえず先にバスで送りだして、夕方6時になってから(迎えるために)家を出た。

家から名瀬まで片道約1時間。ディスカウントショップで買い物をして、後はTSUTAYAでひたすら時間を過ごした。

結婚式は6時半に始まって9時半頃には終わる予定なので、10時くらいには女房を拾って帰れるつもりでいた。

しかし、なかなか電話がかかってこない。結局女房と会えたのは11時半頃だった。二次会まで参加して、後はいつものように喫茶店で”締め”をして終わったようだ。

今日の結婚式は女房が看護福祉専門学校の講師をしていた頃の教え子だ。よほど嬉しかったのだろう。かって手を焼いた(?)学生たちが大人になり次々と結婚して子供が出来て・・・。「教師をして良かったなあ」と女房がしみじみ言う。

女房は学生たちが本当に好きで、当時よく一緒に食事をしたり、家に呼んでバーベキューをしたりしていた。学生からもらう色紙にはよく「お母さんへ」って書かれていたが、そんな存在でもあったのだろう。

でも、学校をやめる1年くらい前から、同僚の先生に教師と学生のけじめをつけてくれとか家に学生を呼ぶとは何事ですかとか色々非難されて、それが教頭先生の指示でもあったので、事実上学生との個人的な交流を禁じられてしまったのだ。

だから最後は学校だけの関係になり、少しさびしい気持ちで退職したのだが、それでも卒業した学生たちから今でも連絡があったり、結婚式の招待状が届いたりと交流が続いている。それは女房にとってかけがえのない財産のひとつだ。

だから僕は待たされても仕方ないと思っている。女房は嬉しいのだ。まるで自分の子どもが一人前に成長した姿を見たかのように、車の中で色々と話をしてくれた。「私って幸せだなぁ。ありがとうね」としみじみ感謝されると、アッシーくん冥利に尽きる・・・とは言いすぎか。

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