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2019年4月19日 (金)

図工の時間

Tシャツや貝殻キーホルダーなどのグッズを販売するときには、それを収めるパッケージが必要になる。

あるいは、それについてのPOP広告のようなものも作る必要があったりする。

素材に何を使おうか? どんな形にすればいいだろうか? どんな図柄を入れたらいいだろうか?

その商品を手にする人の心持ちをいろいろと想像しながら、絵を描いたり、文字を入れたり、切ったり貼ったりと、まるで小学生のときの図工のように夢中になっている。

マベという真珠貝の貝がらを初めて使ってキーホルダーを作成したときは、そのマベ(貝)をボール紙に印刷して二枚貝が閉じた状態をパッケージして開くと中に真珠のごとく貝がらキーホルダーが現れるといった大変凝ったものを作った。

試作を重ねているときは、寝るのが惜しいくらいに没頭していたが、いざ商品としてパッケージする段になって何百個という数を作らねばならなくなり、紙を貝の形にハサミで切るだけでも手が痛くなってしまった。

少量なら工夫を凝らす楽しみもあるが、それを商品としてある程度まとまった数を作る必要がある場合は、デザインと機能性をもたせつつ、制作過程をできるだけシンプルにする必要があることも少しずつ学んできた。

新しいことを始めるときは、それに伴い何かしらの”図工”が必要になるものだ。

それは、パッケージ関連だったり、POP広告だったり、作業のための道具だったりと色々あって、その都度デザインして、作って、試している。

つまり、図画工作している。

今日は、ビッグツーのハンガーパイプにひっかけるカードをたくさん作った。

すでに自分で使っているものだが、売場の担当者にそれが便利であることを説明して、「他の方(Tシャツ業者)のためにも作りましょうか?」と調子に乗って申し出たために、20枚作るハメになってしまったのだ。(当然ボランティアで…)

A5サイズにカットした厚紙をポールに挟めるようにしただけのシンプルなものだが、これだけでも2時間近くかかってしまった。あまり安受けはしないようにしよう。

あれこれいじりながら試作品を作っているうちは”図工”のようで楽しいが、同じものをひたすら作り続けるのは”作業”になるのでちょっと辛い…

ちなみに、小学生のとき通知表で図工だけはずっと「5」だった。(あとは悲惨だが…)

大人になってからもずっと、もうやがてシニア世代になろうかとしている今も、”図工”の時間を楽しんでいられるのは、けっこう幸せなことかもしれない。

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でも、夢中になりすぎて他のことがおろそかになるので、よく叱られたりもする。

子どもの頃は母に、今は妻に。

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