ぼーっとしながら、勉強もしながら
聞く本、オーディブルの更新通知があって、ジョン・トッド著/渡部昇一訳の「自分を鍛える!」をダウンロードした。
しばらく聞いていて、どこかで読んだ記憶があると思い、本棚を調べたら文庫本が出てきた。
それで思い出したことがある。
最初にこの本を図書館で借りてきて失くし、購入して弁償したこと。
その後失くした本が出てきてトイレの本棚に置いていたら親戚のオバがひどく気に入って借りていったこと。
本が戻ってこないままそのオバが島を離れたので、新たに文庫本を買ったこと。
そして、今度はオーディブルで。
よっぽど人を惹きつける内容なんだね。
でも、自分の今の受け止め方は少し違っている。
無駄のない時間の管理、優先順位のつけ方、日々の心構え・・・前に読んだ時には、感動し、激しく共感したことが、今は、何だか重くて、ふーっとため息が漏れそう。
今より少しでも向上したい、より良い人生を送りたい、そのためにも勉強が欠かせない、ということについてはその通りだと同感できるが、その中身については、ついていけないと思ってしまう。
本で示されている方法を実践した方が絶対良いに決まっているが、ジョン・トッドが激しく非難する”怠け者”の部分が少なからず自分にあると思うからだ。
時間の使い方、優先順位のつけ方、人との接し方・・・指摘されている有りとあらゆることで、だめだこりゃ的な気分になる。
それでも、それなりに頑張っていればゼロではないはずだから、自分の中の怠け心を揺すり起こしながら、とりあえず努力することはやめないでおこうと思う。
外の景色をぼーっと眺めている時間を勿体無いと感じてしまうと生きるのが辛くなりそう。
ぼちぼち頑張って、ときどきぼーっとして、また頑張って、行こう。
道の景色に足を止めながら、立派な人たちの言葉を杖にしながら・・・
笠利の原ハブ屋のすぐ脇に設置された見晴らし台からの眺め。
腰掛けるところもあるのでぼーっと過ごすのに良いかも。
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