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2019年3月22日 (金)

島っ子のマンガ展

久しぶりに奄美図書館へ寄って資料にする本を数冊借りた。

ついでに3階で展示されている「子どもマンガ教室」の生徒たちの作品展を見てきた。

マンガ講師の福島さんが先日工房へ来た際に、作品を展示していると教えてくれたのだ。

今回は、コマ割したストーリーマンガはなくて、すべて1枚もののイラストのような作品だけが展示されていた。

今の子どもたちは、パソコンを使ってCGを描けるスキルがあるので、線も色使いもきれいな絵がたくさん展示されていたが、やはり手描きの方が若々しいエネルギーが溢れているように感じた。

コピー用紙に鉛筆だけでもいいから、思いの丈をぶつけているような力強い作品には、巧拙を超えた魅力を感じる。

以前見た展示では、小学生が鉛筆でストーリーマンガを描いていて、作品全体からマンガを描くのが楽しくて仕方がないというような熱が伝わってきた。

ノートでもコピー用紙でも何でもいいから、マンガで物語を描いて、それが楽しい遊びのように感じられるなら、きっと将来漫画家か、あるいはそれに類した職業で活躍してくれそうな気がする。

そして、奄美のことをマンガにしてくれたら・・・と期待するのだ。

おじさんにはそのチカラがないので、島の若いタマゴたちに夢を託してしまう。

願わくば、奄美群島の戦中戦後の暮らしや日本復帰の記憶を留めている人々が存命中のうちに、それらをマンガにしたものを読ませてあげたい。

願わくば、島に生まれたことを誇りに思えるような、そんな島の歴史や文化をマンガといったわかりやすいメディアで子どもたちに伝えたい。

だから、(大人の勝手な押し付けになるかもしれないが)マンガ教室の子どもたちに頑張ってほしいと思うのだ。

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奄美図書館の3階に展示されている「マンガ講座(奄美市・瀬戸内町)合同作品展」

みんな絵が上手い。

だから、奄美のことを物語にして描いてほしいなぁ。

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