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2019年3月16日 (土)

本日も欠航なり

昨日港近くのスーパーで買い物をしていて店員と客との面白いやりとりを聞いた。

客「今日(キュー)や、ケッコーマルな出(イ)じぃてゅんな?」

店員「放送がないから出ているはずよ」

それで分かった、ケッコーマルは、欠航丸、フェリーかけろまのことだ。

少しでも天気が悪いと「本日、フェリーかけろまは海上悪天候のため、第・・便は欠航いたします」と放送が流れ、町民は「またか」と思うのだ。

午前の全便、午後の全便、あるいは丸一日欠航ということもある。

以前そのスーパーで加計呂麻島の知人と会ったとき、「帰りが心配だから今のうちに戻らんば」というような会話をしたことがある。

いつ欠航になるか分からないという不安を抱えながら古仁屋へ渡ってきたようだ。

新造船になってから、どうしてこんなに頻繁に欠航するようになったのだろうか?

誰かから聞いた話では、船の着岸や離岸のときに使う横のスクリューがないので操船が難しいとのことだったが、本当のところどうなのか分からない。

もし、そうだとしたら、そこを省いて節約したつもりが実際の運行で大損していることになる。

観光客なども帰れるか不安で車で乗り入れることができないし、通勤や買い物で古仁屋と加計呂麻島を行き来する人にとっては影響大だ。

「欠航丸」が悪天候で無理して「決行丸」になると、それはそれでまた衝突事故が起こるのではと不安になる。

「加計呂麻」ならぬ、便が欠ける「欠け路ま」、帰りが不安だが一か八か乗ってみる「賭けろま」か?

昔は良かったという言い方はよくないと思うのだが、旧船はデッキから大島海峡を眺めることができて、移動中もそれなりに楽しかった。

新造船はそれができないが、しかし、車の乗り入れはバック入れがなくなって楽になった。

ただ、相次ぐ欠航でそれが十分に活かせない。

旧船は、滅多なことでは欠航しなかったような気がするのだが…

その分小型の定期船や貸切船で補っているのかもしれないが、レンタカーで訪れる観光客は、できれば「フェリーかけろま」で快適な旅を楽しみたいと思うのではないだろうか?

来てみて欠航では可哀想だ。

だからと言って危険を課してまで運行してほしいわけではない。もちろん。

しかし、このままの状況でいいとも思えない。

度々予定が狂って落胆する利用者はもちろん、気の引けるアナウンスの荷を負わされている役場職員も気の毒だ。

なんとかならないのだろうか?

Dsc_0916

以前写した、停泊中のフェリーかけろま(手前は水中観光船)

このときも確か欠航だったはず。

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