新庁舎の見学
奄美市名瀬の新庁舎がついに完成した。
2月1日の南海日日新聞で、紬の柄をイメージしたデザインや近代的な設備を整えた館内の様子を紹介した特集号が組まれていて興味をそそられた。
業務が開始されるのは2月12日(一部は2月18日)からということだが、昨日(2月2日)市民向けの一般見学会が催されたので、早速出かけてきた。
新庁舎は現庁舎と背中合わせのように隣接して建設されている。
半世紀を経て老朽化した庁舎と、誕生したばかりの真新しい庁舎が並んでいるのを見ると、新しい時代へと引き継がれていく象徴的な姿に映る。
「昭和」から「平成」、そしてまもなく新しい元号が始まろうとしている・・・
見学会は10時から15時までの5時間で、その間に市民は自由に立ち入ることができた。
見学が許可されたのは、2階、4階、7階の3フロア。
1階は、公用車の駐車スペースになっている。
2階は、住民票や税金といった各種手続きのための窓口がすべて集約されている。
4階までの吹き抜けの下に椅子が並び、低いカウンターで仕切られただけの広々とした空間は、まるで空港ロビーのような印象を受けた。
各課がぐるりと見渡せるオープンな環境は、市民にとっては利便性を向上させるだろうが、業務を行う職員は一定の緊張を強いられるかもしれない。
見苦しい格好や緩めの仕事ぶりを市民の前に晒すわけにはいかない。
公僕として一層の覚悟を感じる、とても透明性の高いデザインだと感じた。
見学に訪れたおばちゃん達が、職員に「がんばってね」と声をかけていたが、そう励ましたくなるような、全体に市民へのサービス向上を目指している姿勢が感じられる空間になっていた。
4階は、市長や副市長といった要職の執務室と会議室などのフロアだ。
今日ばかりは各部屋の出入りを自由に許され、市長の椅子に座っての記念撮影も行われていた。
滅多にない、というか、ほぼ絶対にないことなので、それぞれ”一瞬の市長就任”を楽しんでいた。
7階は、議場と議員の控え室のフロアになっている。
ここでもにわか議員たちが好き好きに座って記念撮影を楽しんでいた。
傍聴席は8階からしか出入りできないようで、今回立ち入ることはできなかった。
以上で見学終了。
ところで、トイレをまだ見ていないと気づいて確認したら、3階だけ使用できるとのこと。
特に尿意を催してはいなかったが、絞り出すようにして小便をした。
新庁舎が気にいったので、いわばマーキング(笑)
でも、そもそも市民じゃないんだよね。残念。
そして、お邪魔さまでした。
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