居酒屋にシマの風景を
去年12月19日、神奈川伊勢原市に”奄美”の居酒屋がオープンした。
お店の名は「奄美居酒屋 ルリカケス」
オーナーは奄美二世、お店を運営するのは以前自分でも居酒屋を経営していた加計呂麻島出身の女性だ。
彼女のシマに寄せる想いは強く、普段から島口で話し、奄美の調味料を使う。
島の料理と黒糖焼酎を振る舞いながら奄美の魅力を伝えてきて、実際に何人もの常連さんが奄美を訪れたという。
僕も過去にそのお店で鶏飯や豚骨煮物やアオサの天ぷらなど食べた。
「ルリカケス」では台所の制約で本格的な島料理はまだ作れていないようだが、これから工夫してメニューを増やしていくとのことだった。
その彼女から店内を飾る奄美のポスターが欲しいとのリクエストがあった。
どうすればいいか分からなかったが、とりあえず正面から当たってみようと役場を訪れて新しくオープンした居酒屋に飾るポスターを少しもらえないかと交渉してみた。
これが確かな話であることを理解してもらうために、以前彼女が経営していた「うも〜れ奄美」の名を出し、過去にもポスターをもらったことがあると伝えると、スッと話が通じた。
対応してくれた職員はありったけのポスターを提供してくれた。
入手したポスターはその日のうちに宅急便で送った。
しばらくして、壁一面が奄美色に染まった店内の様子をSNSで送ってくれた。
「奄美」を看板にしているお店にとって、自然の美しさや伝統芸能を魅力的に伝えてくれるポスターは頼もしい助っ人になる。
これは他の居酒屋での話だが、トイレの壁に貼られた奄美のポスターを見て、何のゆかりもない親子が奄美行きを決心したほどだ。
うも〜れ!奄美
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