宇検いいね
昨日フリマをやっている阿室を目指して宇検村へ行った。
湯湾(ゆわん)~名柄(ながら)~佐念(さねん)~平田(へだ)~阿室(あむろ)と焼内湾の奥から外海へと続く道沿いに車を走らせた。
こんなにも遠いものか? 宇検村のエリア半端ないな。
会社員だった頃に仕事で何度も通った湯湾~名柄さえ遠いと感じた。
佐念から平田に向かう途中できれいな浜辺に行き当たった。
案内板に「タエン浜」と書かれている。
対面に見えるのは枝手久島。
この角度から見るとけっこう大きな島だと気づく。
標高が高そうなので水もあるのだろう。 でも、無人島だ。
道々から見下ろす浜辺はどれもきれいだ。
平田も過ぎようやく阿室集落へ到着した。
古仁屋から龍郷くらいの距離は軽く走っているに違いない。
フリマは集落中ほどの公園で行われていた。
宇検村は過疎のイメージが強かったが、会場には子連れの若い人達が多かった。
玉子のつかみ取りで歓声が挙がっていた。
道路沿いの看板がユニークだ。
誘われて集落を散策した。
阿室小中学校の清潔感のある整ったたたたずまいに足が止まった。
学校を囲む塀には鮮やか緋色のツツジが植わっている。
そう言えば行き交う子どもたちがみな「こんにちは」とあいさつしてくれる。
この学校ではそう教えているのだろう。
近くにはりっぱな共同墓地もあった。
宇検村のあちこちでこういった施設を目にする。
急激に過疎が進み個々の墓を守る人がいなくなる中での賢明な選択だと思える。
せっかくここまできたのだから果ての屋鈍集落まで行ってみた。
集落の入り口にはきれいに設えられた海水浴場があった。
けっして人手は多くないはずだが、どうしてどこの施設もきれいをキープできているのだろうか?
屋鈍の石垣の積み方は瀬戸内町の西古見と同じだと思った。
西古見と屋鈍は尾根をはさんで実は近いのだ。
でも山越えの道は今は通れないらしい。
Uターンして湯湾方向へ引き返した。
途中で名柄小中学校も写真に収めた。
湯湾集落の「宇検食堂」でランチをとった後、お向かいの「うけん市場」を覗いた。
お祝いに使うつもりなのだろう、テラダを買い求める客が続いた。
残念ながら売り切れだそうだ。
方々で若い人たちを見かけたことを店員に話したら、Iターンの入植者が増えているとの返事だった。
広いエリアにわずか2000人足らずの宇検村だが、それなりに充実感をもって生活できる地なのだろう。
見た限り放置されて荒れた施設がなかったのも驚きだった。
ケンムンたちも気に入って棲んでいるようだ。
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