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2014年10月の6件の記事

2014年10月26日 (日)

ダンボール燻製

自家製ベーコンを美味しそうに食べているシーンをテレビで見て

「食べたい」という欲求を抑えきれずに自分でもやってみることにした。

桜のチップと金網を買い

娘が燻製のやり方をネットで調べて準備を始めたので

その辺はすべて任せることにして

僕はビール(発泡酒)を買ってきて冷蔵庫で冷やす係を担当した。

すでに暗くなっていたので、「明日にしようか?」と声をかけたが

今やりたいときにやりたいと、ランプを灯して黙々と作業していた。

ダンボール箱に金網に乗っけて燻すだけのチョーカンタンな「窯」だ。

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定期購入している財宝温泉水の箱がこの仕掛けにぴったりだった。

この状態で約1時間。

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炭火の加減が悪かったのか、最初は煙が立たず心配したが、途中からうっすらと煙が漏れ出てきて良い香りが鼻孔を刺激した。

(早く食べたい、ビールが飲みたい)

そして、ついに完成(?)

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塩と黒胡椒を軽くふっただけの味付けだが、期待通りの美味しさだ。

豚肉がやっぱり一番おいしい。

今度は塊をベーコンにして食べたい!

なので、早速島豚をブロックで買ってきた。

しかし、娘が言うには下ごしらえが必要なのですぐには食べられないとのこと。

豚肉は今冷蔵庫で鉄アレイの下敷きになって休んでいる。

2014年10月10日 (金)

でかい台風がくる!!

台風18号が去ったばかりなのに

もう次の台風が接近中。

しかも、大型で西側を通過するらしい。

一番強い風になるコースだ。

最初は東側のコースをかするぐらいに思って少し余裕があったが

西側を通ると分かってから焦った。

海側からの強い風に備えるためにチェーンを張った。

(ある人は気休めに過ぎないと言ったが、島の慣習みたいなものだから一応やっておく)

そして、外にロープで固定していたシーカヤックが心配だったので家に入れた。

室内で見ると意外にでかい。

陸にのし上がったジョーズみたいな存在感だ。

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あと2~3日は、これをまたぎながらコーヒーを淹れないといけない。

少しじゃまだけど、もしも裏の川が氾濫したら役立つかも。

いや、その前に家は大丈夫か?

本気で。

2014年10月 8日 (水)

ちょっとぜいたくなゼリー

たまごさんからゼリーが送られてきた。

(それがゼリーだと分かったのは食べてからだが)

プラケースに包まれていたのは、かわいいフルーツの容器。

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時間をかけてしみじみ食べた。

西瓜と白桃とそれぞれしっかりとフルーツ感がある。

たまごさんありがとう。

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容器はとっておこうかな・・・(あ~こんなところが貧乏性)

2014年10月 6日 (月)

ティーヤ(通夜)の準備

9月29日の朝、集落の伝統行事である「ティーヤ(通夜)」の準備をした。

「通夜」と書くとなんとなくしんみりとした雰囲気があるがこの場合は違う。

神社の境内で陽気に飲み明かす・・・らしい。

旧暦9月6日から7日にかけて夜通し行うので「通夜」という呼び名になったとか。

集落のはずれにある厳島神社に集まり、男衆は、周辺の草木を薙ぎ、境内に(人の踏んでいない)海砂をまいて清め、鳥居に紙垂をかけ、女衆(ほとんどは集会場で供え物の準備、神社に来たのは2名)が拝殿の拭き掃除をした。

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「厳島神社」とは広島にある有名な神社のことだが、平家の落人伝承にかかわりがあるらしく、加計呂麻島に落ち延びた平資盛が見晴らしの良い場所を求めて分霊(わけみたま)をここに祀ったと伝わっている。

かっては小高い山にあり、そこに至る道は険しいものだったようだ。

道路が整備されてそれまで海岸線に沿って低い地にあった細い砂利道が山の中腹を走るりっぱな舗装道路に変わり、境内に上がる道も清水から嘉鉄方面に向かう県道沿いに変更された。

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ゆるやかな傾斜となりお年寄りでも楽に上れるようになった。

かっての境内に続く道は、「神道(かみみち)」として今も残っている。

石灯篭と拝殿の間から海に向かってまっすぐ伸びる道がそうだ。

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人は新しい道を通って神社にお参りするが、神様は変わりなく海からこの道を通って上ってこられるので、神道(かみみち)は今でもきれいにしておかなければならない。

雑草はきれいに刈られてゴミひとつ落ちていない。

前日に集落の有志が手入れをしてくれたようだ。

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(ガードレール越しに上から見たところ。実際は写真で見るよりもきつい傾斜になっている)

県道が通る前の道は、階段が始まる手前の段差があるところで、道幅は1メートルほどしかなく、うっそうとして気味が悪いところだったようだ。

そこを通って隣の嘉鉄集落と往来した。

その当時の神社は見上げる先の方にあったという。

準備作業が終わると集落の中央にある集会場へ行き、おにぎりとうどんをごちそうになった。

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労働の後みんなで食べるうどんは格別だ。

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その夜ティーヤが行われたが、僕は仕事があったので行かなかった。

行けばきっと飲まなければならないだろうし・・・。

それでも、翌朝お隣さんが「縁起ものだから」と神社にお供えしたものを届けてくれた。

お清めの塩と米にだんごとミキ(米と砂糖でつくる奄美の飲み物)。

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伝統行事を守り支えていくって手間暇かかることだからそれなりのエネルギーが要る。

島の人はえらいなぁ。

僕も島人のひとりだけど、恥ずかしいくらいエネルギーがない。

とりあえずなんとか後ろをついていきたいとは思っている。

2014年10月 5日 (日)

ギャラリーの下見

前のブログの続きで9月23日のこと。

ホテルに立ち寄った後、奄美パークに向かった。

来年の3月に開催予定の展示会の打ち合わせと会場の下見のためだ。

展示会は6人が絵画や彫刻やイラストといったそれぞれの作品を持ち寄って行う。

学芸専門員から説明を受け、告知や展示の方法などを話し合った。

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その後館内のカフェ「チェーロ」で小休止。

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ここからは田中一村美術館の回廊を望める。

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僕は、加計呂麻島のきび酢を使用したジュースを飲んだ。

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テーブルは樹木をそのまま使っていてそれぞれに不思議な形をしている。

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ん・・・これはきわどい。

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展示会のチラシは僕がデザインすることになった。

決まっているのは日時と場所と6人でやるということだけ。

ギャラリーを立ち去るときに学芸専門員がちょっと言いにくそうに念押しした。

「こういう場所ですので、その・・・あまり、簡素な展示は、ちょっと・・・」

つまり、美術館のギャラリーとしてクオリティを下げてくれるなということだ。

メンバーのほとんどが市美展などの経験者なので問題はないと思うが

さて、僕は何を展示しようか・・・?

山羊島ホテル

9月23日のこと

いつもそのまま通過するトンネルをくぐらずに左折した。

名瀬の湾に突き出すように建つ「山羊島ホテル」に行った。

宿泊ではない。

ペン画の伊藤さんに誘われて的好奇心でのぞいてきただけ。

古くは子どもの頃にここの広場に置かれた遊技台(パチンコ?)で遊んだ記憶がある。

歴史のあるそのホテルが最近リニューアルしたことは知っていたが

これまで走る車からチラ見するだけだった。

入り口には山羊の像が立っている。

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ノヤギの自由な雰囲気あってがいい感じ。

久しぶり過ぎてどこがどう変わったか分からないけれど、ずいぶん立派になった感の外観。

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中に入るとエントランスホールがずいぶん広い。

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街に面したところは開放的な大きな窓になっている。

夜景が楽しめそうだ。

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”冷やかし”なので見ることができたのはここまで。

いつか部屋を見る日もあるかな?

帰るときに駐車場わきに山羊小屋を発見。

御主さまとしてそこにおられるのか?

それとも守衛さんとして働いているのか?

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