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2014年7月29日 (火)

幸せの鐘を鳴らそう

カラーン、カラーン

せとうち海の駅西口玄関前に立つ「幸せの鐘」(昭和35年生同窓生建立)が鳴った。

あの日結婚のお祝に集まった同窓生の心の中で。

7月26日土曜日の夜、やぐら鮨に40数名の同窓生が集った。

54歳にして人生の春をつかんだ仲間を祝福するためだ。

どちらかといえば悔みごとの機会が多くなったこの年齢で

こんなうれしいハレの日を迎えるとは思っていなかった。

入籍した二人を祝福しようと35年同窓会の執行部が企画したイベントだった。

座る順番はくじ引きで、僕は舞台のすぐ前の席についた。

なので舞台で繰り広げられたパフォーマンスの一部始終を真近に見ることができた。

Fくんの新しい門出を祝福するとともに、まだこれからの同窓生のために(?)祝賀会のすべてをレポートすることにした。

まず、会の名称が「新月の宴」とふるっている。

月のないまっ暗闇という意味ではない(笑) その日が新月にあたるからだ。

云うならば、いずれ満月になっていくスタートラインに立ったというところか・・・。

(その後また徐々に欠けていくことはここでは問わないことにしよう (・ω・) )

予定より少々遅れて先ずは新郎新婦の入場。

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出席者が全員普段着のままなら新朗新婦もラフな格好で登場。

まぁ、私服(しふく=至福)ということで。

二人が上座の席につくと、司会をつとめるNくんの開宴のことばに続き、同窓生会長のあいさつがあった。

司会と会長の緊張感の薄いスピーチでこの宴の成り行きがほぼ決まった(笑)

祝唄は、奄美民謡大会の入賞者で、子どもたちの島唄指導もしている永井しずのさんが自慢ののどを披露してくれた。

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島での祝宴には欠かせないパフォーマンスだ。

続いて祝舞。

ただ一人着物姿で正装していたOさんがひとさし舞ってくれた。

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踊りのことは何も知らないが、何度かミスったのを正直な表情から見抜いた(笑)

その後、Kくんが少々意味不明のスピーチを堂々とした声で述べてやっと乾杯となった。

(実は皆すでに飲んでいたのだが・・・)

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鮨屋さんだから肴に当然鮨もある。

僕の生活の中では滅多にないことなのでしばらくは食べることに集中。 (^u^)

やがて余興が始まり

舞台に呼び出された新郎に「卒業証書」が授与された。

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独身なかよし会(だったかな?)を卒業したということらしい。

抜け駆けしてひとり幸せになろうとしている仲間に心中穏やかではない?

次に新婦が呼び出されて、「品質保証書」がSくんから手渡された。

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新郎を車に例えて、年季の入った中古車なれど・・・云々の保障書だ。

飲酒運転の禁止や日頃の手入れなどその取り扱いを仔細に伝えている。

卒業証書、品質保証書いずれもR-15のきわどい内容だ。

もうみんな大人だから、大人として素直に笑った。

この辺りからリミッターが外れかけた司会がやや暴走気味!?

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乱れた場をいったん落ち着かせるべく(?)再び永井さんが登場。

島唄を3曲歌ってくれた。

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既に出来上がっているAくんMくんと祝舞を披露してくれたOさんが更に踊りで盛り上げる。

余興の最後は、Mくんの空手演武。

こんな凛々しい姿を見るのは久しぶり・・・。

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そして、試割り。

さきほど「卒業証書」を渡した会長が、新郎に先を越された悔しさをぶつけようと・・・!?

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周りの制止で思い止まり(笑)、やはりMくんが割ることに。

気合一閃!

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彼の手が無事なのを確認して皆拍手。

余興を終え、友人スピーチ。

新郎と同じ職場のTくんが小さな字でびっしり書かれたメモを手にマイクの前に立った。

まさか・・・の予想通り、新郎のFくんが出勤してから退社するまでの普段の姿を事細かく紹介してくれた。

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続いて新郎と同じ集落の仲間が一言ずつお祝いの気持を伝えた。

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先輩ずっと好きでした♡ の爆弾発言も(笑)

続いての花束贈呈では、想定外のハグもあり・・・

もうなんでもあり。

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いよいよ宴のクライマックス、妻への誓約書

新朗が愛する妻へ永遠の愛を誓う・・・って言うか、執行部が作成した文言を無理やり誓わされる。

浮気をしない・・・は納得できるが、パチンコをしない・・・については疑問の声が多くあがった。

「いやー無理だろ」って。

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ここで新郎新婦に同窓会からのお祝金が渡された。

司会が間違えて(?) 「お見舞い金を・・・」と告げると、一部の既婚者から納得の声も。

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宴の最後に新郎からお礼の言葉があった。

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そしてお開きの万歳三唱となった。

「どりゃ、やっとワンの番がきたか」と張り切るYくん。

けっこういい感じで酒が入っていて「乾杯!」とか、エンドレスになりそうな雰囲気。

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「せーの!」と、非常にタイミングのとりにくい掛け声で万歳を三唱。

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その中で事の成り行きに唖然とする人がひとり。

「(万歳三唱の前に)六調じゃないの?」

司会が少々うろたえながらも解散ムードの出席者を留めて、順番入れ替えの「六調」となった。

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あ、ソレソレ、踊らなにゃ損、そん ♪

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踊りが途絶える頃にドドーンと太鼓が打ち鳴らされて終了。

最後にアーチをつくって新郎新婦を見送ることにした。

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はーい、これで(本当に)宴はお開き。

良かった、良かった。 お疲れ様。

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この後ビートルで2次会となった。(僕は参加していないので詳細不明)

二人の笑顔から出席者全員が幸せを分けてもらったと思う。

ジッシ、チヨミさん、いつまでもお幸せに。

Photo

この次に鐘を鳴らすのは・・・?

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