土俵の大砂嵐
大相撲名古屋場所が13日から始まっている。
奄美・龍郷町出身の若乃島が新十両でいきなり5連敗したので心配したが
その後は3連勝で持ち直している。 なんとか勝ち越してほしい。
ところで、幕内ではエジプト出身の大砂嵐が土俵上に嵐を巻き起こしている。
すごく素直な性格で、「僕はいつか横綱になる!」と大きな目をきらきらさせながら真っ直ぐに相撲に取り組んでいる。
そういう人は成長が早い。
元々高い身体能力と強い腕力で強引な相撲をとっていたのが、だんだん技術を身につけてきて、本当に「強い」と思えるような相撲に変わってきた。
そして、初の対横綱戦、5日目に鶴竜を、続いて6日目に日馬富士を相次いで破った。
2日続けての大金星だ。
鶴竜を破ったとき故郷の母から電話がかかってきてとても喜んでいた。
次の日に日馬富士を破ったときは、母親は電話口で泣いていたと言う。
文化も何もかも違う遠い国に息子を送りだした親の気持ちが痛いほど分かる気がする。
今日8日目は、3人目の横綱白鵬に挑んだがさすがに力及ばなかった。
でも、1分を超える見ごたえのある取り組みだった。
今場所、大砂嵐はどこまで吹き荒れるのか楽しみだ。
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