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2013年7月19日 (金)

テレビ桟敷(ファンの期待に応える難しさ)

大相撲・名古屋場所は横綱白鵬が全勝でつき進み、もう一人の横綱日馬富士や大関陣、他の力士は大崩れ。

平幕の碧山が2敗でかろうじて付いてきている。

もし、今日碧山が負けて白鵬が勝てば、13日目にして白鵬の優勝が決まるという場面。

優勝が決まれば、残り2日の観戦の楽しみは半減する。

で、碧山は若手成長株の高安との対戦。

これまでは碧山は高安に対して4戦全勝と勝っており、観客の(碧山が勝って優勝の行方はまだ分からない状況になるという)期待が高まる。

観客が固唾をのんで見つめる中で注目の立ち合い!

「はっけよ・・・!」

ドタン。(巨漢の碧山が倒れた音)

この緊迫した場面でまさかの変化であっけなく決着がついた。

場内シ~ン。

Photo_2

真っ向勝負での勝敗なら納得するが、これには観客は消化不良。

シビアな番付がある以上、勝ちにこだわるのは仕方がないが・・・。

プロである以上、他のスポーツのようにファンの期待に応える取り組みをしてほしいな。

かって横綱千代の富士が、たとえ小錦の強烈な突き手でさえがっしと受けて立つ「横綱相撲」を見せてファンを沸かせた。

土俵に上がってから仕切りまで、堂々とした姿から伝統美さえ感じた。

「横綱」に求められるものをよく理解していたのだと思う。

同じ横綱でも平幕力士にすら頭をつけて勝ちにいく力士とは違う。(かってそういう横綱がいた)

戦い方(見せ方)は大事だと思う。

お祭りのオールスターゲームとは比較できないだろうが、

今夜のゲームで大谷選手がストレート一本で攻めて157㎞の記録を出し、三浦投手が計測不能?の超スローカーブを投げて見せた。

ファンが期待しているものをちゃんと見せてくれた。

つまり

今日の場面で高安は変化するべきではなかった

と思う。

お茶の間スポーツ傍観者のわがままだけど。

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