にっぽん丸が来たけれど
昨日「にっぽん丸」が古仁屋港に寄港した。
着岸ではない、沖どまりだ。
いつもなら港にある「海の駅」が乗船客でそれなりに賑わうのだが、今回は連絡船が違う場所に接岸するので、素通りされるカタチになった。
乗船客を当て込んだ出店の数も極端に少なかった。
僕も参加する予定だったが、商品が準備できなかったことと、条件が悪いということで店を出すのを見合わせた。
もし出していたら出店料すら怪しかった。(;一_一)
そんな中でも地元の真珠会社「奄美サウスシー&マベパール」は一切の妥協なく、いつもと同じように出店していた。
真珠製品を売りあげるというよりは、この機会に見ていただく、奄美の真珠について知っていただくということを主眼にしているようだ。
しかし、そんな気持ちとは裏腹にまったくというほど人が来ない・・・。
すべての人がバスツアーで消えたわけではなく、古仁屋の町を歩く人もいたわけだが、事前の情報がないため?か、せっかくの真珠の展示を見ることなく船に戻ってしまったようだ。
日本の真珠というと一般的には「あこや」だが、それよりも大きく色も形も豊富な奄美にしかない貴重な真珠が目の前にあるのに気づかずに通りすぎてしまうなんて・・・なんてもったいない。
これは業者とお客様お互いに機会損失だと思う。
奄美の高級特産品と言えば、「大島紬!」と誰でも思い浮かべるが、「マベ真珠」「シロチョウ真珠」も奄美ならではの真珠なのだ。
紬は、韓国や鹿児島でつくられたりするが、これらの真珠はよそでは作っていない。ここで生産された真珠が全国に流通しているのだ。(シロチョウ真珠に関しては、海外でも生産している)
マベ(真珠)や国内シロチョウ真珠の唯一の生産地、奄美大島瀬戸内町を訪れているのに、どこで販売しているものより安価で綺麗な真珠を見ることもなく素通りするなんて、ああ、もったいない。
もし、次に奄美の真珠をじかに見る機会があれば、それが正真正銘の本場の真珠だから、見てぜったいに損はないはず。
「奄美の真珠を奄美で買う」機会ってなかなかないのだから、すごく素敵だと思うのだけど。
(マべってこんな形)
他にも、レスリングの吉田沙保里選手にプレゼントされたものと同じゴールドの真珠(シロチョウガイ真珠)も販売している。
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