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2011年3月11日 (金)

パールシェル

奄美大島では明治の頃から、100年以上も真珠養殖を行っている。

開くと鳥の翼のような形をした二枚貝の真珠貝「マベ」だ。

マベは貝殻に真珠の基になる核をつけて真珠をつくるので、半形の真珠ができあがる。

現在は、熱帯地域からやってきた南洋真珠の白蝶貝も養殖している。

どちらも、貝の誕生から真珠をつくるまでには、6年ほどの長い年月を要する。

そうして、ようやく真珠を取り出すと、真珠は磨かれてショーケースに収められ、一方の貝殻は野積みされ、やがてまとめて安くで買われていく。

これまで、ずっとそうしてきた。

でも、まてよ。

マベも白蝶貝も真珠貝である。貝殻の光沢は真珠のそれと元々同じ性質のものだ。

もったいない!

真珠の貝殻で何かつくれるのではないか?

そう気づいて、養殖の歴史の途中から、貝殻の細工を始めた。

文字をつくったり、キーホルダーにしたり・・・。

そして今度いよいよ本格的に貝殻の加工を手掛けることになった。

マベや白蝶貝の真珠養殖をこれだけの規模で手掛けているのは、ここだけだ。

マベ・白蝶貝の真珠、そして貝殻・・・他のどこにもない宝がここにある。

と、いうわけで、先ずは貝殻細工のデザインを募集することになったようだ。

そして、僕にポスターやチラシで使うイラストの依頼がきた。

「パールシェルデザインコンテスト」

子どもたちも応募してくれることを期待して楽しげな雰囲気で描いた(つもり)。

Photo

イメージしてもらえたかな?

2

こっちは絵だけではイメージが湧かないか・・・。

シロくんとマベっち。好きなキャラなんだけど。

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