年金をもらいすぎる人、もらえない人
所在不明の超高齢者が全国的に問題となっている。僕の住む奄美でも各市町村で一斉に調査を行ったと新聞で報道された。今朝の新聞の1面トップで「120歳以上所在不明者1362人」「喜界町では168歳も」と掲載されていた。
さすがは長寿日本一の島だ。
今回の一連の騒ぎで知ったことは、誰かが届け出をしない限り戸籍は更新されないという事実。そうか、そういうことになるのか・・・。と、電子化が進む市役所のシステムの中でアナログ的に人間がかかわらなければならないアキレス腱のようなものを見た思いがした。
中には家族が本人の死亡を何十年も隠し続けて年金を受給していたという事件もあった。所在不明者には当然支給されないだろうから、168歳のご老人が109年間の長きにわたり年金を受給することはなかっただろうが、もしかしたら既に本人がいないのに登録された住所を基準に無駄に支給されているケースがあるかも知れない。
死んでも年金を受給できる人と何年も年金を納めたのに1円ももらえない人。
前回のブログで義弟が亡くなったと書いたが、義弟は後者の方。ねんきん特別便で200万円を超える納付が確認できたが、社会保険事務所で確認したところ、支給の要件を満たしていないということで遺族年金も一時金もなかった。
ちなみに女房の家族は父、母、妹、弟とみな60歳に満たない年齢で亡くなったので誰も年金も受けていない。いわゆる”掛け損”だ。
不幸にして病気や事故で早死にした場合はみな自己責任なのだろうか?
年金を受給せぬうちに死亡した場合は、せめて、それまでに納めた年金の3分の1か半分を遺族に返してくれるような制度でもないと安心して年金を納めれらないと思うがどうだろうか?
「年金は賭けるつもりで掛けている」 いつか見たサラリーマン川柳だ。もう今は笑えない。
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