大島紬の魅力を再認識
1月15日に奄美パーク・田中一村記念美術館で開催されていた企画展「おもひでの大島紬」を見させてもらった。
大島紬本場の地に居ながらたいした知識を持ち合わせていないことを自覚していたが、制作工程の複雑さのみならず、紬の柄がこれほど複雑かつ豊かなバリエーションを持っていることを改めて知り得る良い機会になった。
大島紬と言えば、龍郷柄と秋名バラといったようなごくありふれたイメージしか持ち合わせていなかったが、そうした窮屈な枠を大きくはみ出していて、もっと広く自由な世界が広がっていることを知ることができた。
”おもひで”と銘打った企画展の通り、展示されていた着物は実際に誰かが身につけていたものであり、それぞれの物語、想いがこもった「大島」だった。
自分の周りに当たり前にある”奄美”を丁寧に見つめ直そうという思いを強くした。
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