たゆまず、休まず
今日で仕上げますと約束していたイラストは、昨夜のうちでペン入れを終えていて、今朝から着色だけすればよかった。
多少修正があったにせよ、まあ昼過ぎくらいには書き終えるかなと余裕でかかっていたが、伯父から電話で今日入院することになったからとヘルプ要請があった。
腰痛があるので、レントゲンをとったら圧迫骨折していたらしい。
本人は杖をつきながらいつものように歩けるのだが、悪化させないために、しばらく病院に入院して養生しないといけないとのこと。
いったん家へ戻って着替えの準備をしてから午後2時過ぎに入院した。
高齢ですっかり動きが緩慢になっている伯父の送迎や着替えの合間につい何度も腕時計をチラ見してしまう。
焦りの色が顔に出ていたのだろうか、「忙しいのにすんません」と言われてしまった。
ああ、恥ずかしい。
普段から、早め早めに仕事を進めるよう心がけていれば、途中に何かあっても対処できるだろうに…
いつもギリギリになるから、心を亡くす「忙しい」状態になってしまうんだ…とまたもや反省。
なんやかんやでイラストが完成したのは、19時だった。
しかし、すぐには送信せずに、庭の草花に水遣りなどして一呼吸入れてから、イラストをあらためて確認した上で19時30分にようやく送った。
締め切りギリギリ、または、締め切りを過ぎたイラストは、完成するなりすぐに発送するか、メールで送信するハメになる。そうした仕事は総じて満足感も低い気がする。
普段から地道にコツコツやっていれば、そんなことにはならずに済むだろうに。
追い詰められた状況下で、火事場の馬鹿力を発揮するかのごとく猛スピードで仕事をして締め切りに間に合わせるよりも、急がず休まず、一見ゆっくりとした歩きでありながら、締め切りに遅れたことがない…みたいな、そんな風に淡々とした仕事ぶりに憧れるなぁ。
「忙」にならぬよう、普段から「たゆまず、休まず」・・・だな。
この顔を見ると亡くした心もたちどころに戻ってくる。
ノア子のご飯のために明日からも頑張るぞと。
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