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2019年3月10日 (日)

市民合唱団の歌声

初めて名瀬市民合唱団の定期公演に行ってきた。

妻の小学校時代の恩師が団員にいて、それまでは当時の同窓生が一緒に出かけていたようだが、今回は他に誰も行かなかったようで、チケット2枚の予約を埋めるために僕が一緒に行く羽目になった。

そう、仕方なく付いていったのだ。

17時半頃に会場となる文化センターへ行ってみると、施設内の駐車場はすでに塞がっており、少し離れた臨時駐車場へと誘導された。

18時半の開演まではまだ1時間ほどある時点で、しかも、小雨の降るコンディションで、この混みようは何?と意外な気がした。

本当に失礼な話だが、素人が趣味でする合唱団だからそんなに大したものではあるまいと決めつけていたのだ。

公演が始まるまでは…

端的に言って、すごく良かった。

僕は素人だから専門的なことは何も分からないが、心地よい安定したハーモニーとオペラ・アリアの情感溢れた圧倒的なソプラノに魅了された。

龍郷町の赤徳中学校の生徒も参加していて、素直に成長していく島の子の清々しい姿と瑞々しい歌声を披露してくれた。

全体に、市民合唱団のひたむきな姿勢が歌声になって響いているといった、”気持ちの良い”公演だった。

(特別参加の中学生を除く)合唱団の平均年齢が65歳だと何度もアナウンスされていたが、妻の恩師もかつての職場の同僚も御歳70ン歳のはず。

ビシッと正装して舞台に立ち、ピンと背筋を伸ばして歌う姿はとても格好良かった。

妻にとっては、それが何よりも嬉しかったようだ。

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