またまた企画展を観てきた。
先週、笠利のまえだ屋へTシャツを届けた帰り道に奄美パークへ寄った。
ゆらん郷で在庫を確認した後、いつものように美術館へ。
企画展で「奄美横浜交流展 遊展」という展示が催されていた。
最初入ったときは誰もいないと思っていたが、仕切りの向こうで盛んにカメラのシャッターを切る音がする。
どうやら作品すべてを写真に収めている様子だ。
シャッターとシャッターの間にちょっとずつ間があるので、1点ずつ丁寧に撮り込んでいるのだろう。
きっと関係者だなと思った。
作品は一人1点ずつ出品されていて、洋画、日本画、モダンアートと様々な表現で楽しませてくれた。
仕切りの向こう側には奄美の作品が飾られており、名前やタッチに見覚えのある方たちなどもたくさん出品していた。
島にはたくさんのアーティストがいるんだなぁと改めて思う。
恵まれた自然と独特の文化の中に身を置いていると、筆を取らずにはいられない、あるいは、カメラを向けずにはいられない何らかの衝動がおこるのではないか?
日本画家の田中一村を奄美に留めたものは、そういったエネルギーだったかもしれない。
展示場を出る際に椅子に腰掛けていた男性を見て、やはり関係者だったんだと思いながら声をかけた。
もしかして横浜から来られたのかと思ってそう尋ねたら地元の者だという。
しばらく話しているうちに何となく「久保井さんではないですか?」と聞くと、そうですとの返事。
「フナンギョの滝」を描いた人だという気がしたのだ。
どうしてそう感じたのか分からないが、様々な展示場で名前だけ知っていた久保井さんに初めて会えた。
次の来場者が入ったので、その場はお礼だけ言って会場を後にした。
マンガとかも興味をもってくれるだろうか?
いつかどこかでそういう話しをする機会があればと思う。
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