あはがらしゃん夜
暗めの電灯でひっそりと生活しているわが家に昨夜は珍しく煌々と明かりが灯った。
一人暮らしをしている叔母の誕生日を祝うために親戚が集ったのだ。
(本当は前日が誕生日だったけど)
娘もケーキをかかえて名瀬から応援にかけつけてくれた。
魚が大好きな叔母のために赤ウルメの唐揚げと手巻き寿司を用意し、煮物、吸い物、サラダと小さなテーブルに載せきれないほどの料理を並べて夜遅くまで賑やかに過ごした。
特に60〜80代のガールズトークは大盛り上がりだった。
話題は昭和の思い出話とか(笑)
もうすぐ赤ちゃんが生まれる妊婦さんもいて、人生の先輩たちから励ましやら脅かしやら色々とアドバイスを受けていた。
僕も自分の子どもが誕生したときのことや子育てに奮闘したことを色々と思い出した。
力の及ばないところは、周囲の助けも借りながらなんとか乗り越えてきた。
反省するべき点はたくさんあるが、結果として、なんとか元気で自立さえしてくれれば親の願いはほぼ満たされる。
こんな集まりに三味の音があれば、島唄の好きな叔母はもっと喜んでくれただろうが、周りでそうしたテディ(技能)を持つ人はもういなくなってしまった。
せめてBGMに島唄か新民謡のCDをかければよかったと後で思った。
叔母はあと10年は頑張るつもりと言っていたけれど、とっても元気なのでまだまだ長生きできるはず。
誕生会にナーツケティ(かこつけて)ヤーバ(家を)アハガラシィタボレ(明るくさせてください)
ところで、ペットのフクロモモンガにとっては、この夜の明かりと賑やかさはとっても迷惑だったかも。
ただでさえ爪が布に引っかかって外れず、ちょっとナーバスになっていたところなのに…ごめんね。
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