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2019年1月 6日 (日)

低コストのシアターで低コストの映画を見る

自分でもいずれ映画をつくりたいというほどの映画好きが知人にいて

彼からさかんに見るよう勧められた映画が「カメラを止めるな!」だった。

本人は3度映画館に足を運んだらしくオリジナルのTシャツも買って着ていた。

そんなに面白いのなら・・・とその気になっていたのだが、上映日時とのタイミングを合わせることができなかった。

それからしばらく経った去年12月のある日、ビデオのレンタルショップでその映画がDVDで貸し出されていることを知り早速借りてきた。

最近は映画をプライムで見ていたのでレンタルするのは久しぶりだった。

どうせならと前にこさえた手作りシアターを起動させて映画館の雰囲気で見ることにした。

ディスカウントショップで買ったロールカーテンをスクリーンにして、通販のバーゲンで買ったこれまで聞いたことのないメーカーのプロジェクターをデッキにつなぎ、かつて使っていたこれだけはまともなSONYのスピーカーに接続した。

床に座椅子を置いて明かりを消せばにわか映画館の完成だ!

僕は階段に腰掛けて家族全員でその映画を見た。

始まってしばらく、ああ、こんな感じの映画か・・・低予算だったらしいからな・・・知っている役者いないし・・・セリフもなんかわざとらしい・・・なんで大ヒットしたんだろう?

・・・的な印象だった。中盤までは。

後半の展開から映画が一気に面白くなる。

なるほどそういことか!やられたぜ、感の小気味良さがある。

お金がかけられないハンデをイマジネーションで見事にカバーしている。

同じ低予算映画で大ヒットした「パラノーマルアクティビティ」よりずっと良い!

見終えた後のすっきり感が違う、コメディタッチにしたのが成功している。

なるほど”面白い”映画だった。

そういえば、映画に引きこまれて見ているうちにちゃんとした設備のホームシアターで見ているように感じていた。

テレビの格付け番組でセレブな有名人たちが一流と三流の見分けがつかぬように脳はすぐ騙される。

足らぬところをイマジネーションで埋めていければ人生は結構豊かになれるのかも。

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