非効率な大事なこと
暮れも押し詰まった12月30日に取引先のお店から電話がかかってきて
内地のお客さんからのリクエストで”愛かなさんのはげーのTシャツ”を2枚送ってほしいとの注文があったと伝えられた。
特に愛加那さんのつもりはなくて単に昔の島むすめをイメージしたイラストだったが、西郷どんの二階堂ふみさんの影響もあったのでそう思われているのだろう。
いずれにせよ双方でデザインの認識が共有できればいいのだ。
相手の方には年明けになると伝えているので届けてもらうのは明けてからでも良いと告げられた。
瀬戸内から笠利まで・・・明日が大晦日でさすがに年内は無理です。
そして、明けて1月4日にTシャツ2枚を届けに笠利まで出かけた。
世間が仕事始めで動き始める日だ。
他の用事を兼ねながらとはいえ、笠利までのガソリン代を考えるとTシャツ2枚分の儲けは吹っ飛んでしまう。
ただ、「少量の注文でも届けますよ」と伝えていることをちゃんと実行したかった。
たぶん、どんなことでも効率を考えると正解がなくてもっともっとと突き詰めていかなければならなくなるのだと思う。
効率ではなく効果を優先して考えるなら、自分にとって多少でも効果があればそれは現時点の正解になる。
以前より少しマシになることを目指して仕事をしていく・・・のが自分に合っている気がする。
発展しないタイプだね。
それでも、笠利まで来ればギャラリーの展示作品を見るついでの楽しみがある。
今回は龍郷町の婦人たちが手作りした作品がずらりと並べられていた。
ひとつひとつの作品にこめる思いを感じて、創ることの楽しさを改めて教えられた気がした。
ここには作業の”効率”はなくてイメージが少しずつ形作られていく”効果”があって
やっぱりそれが楽しさや満足感につながると思うんだよね。
利益を考えなければだけど・・・
コメント