島ファミマ・デビュー
島にコンビニが登場してどれくらいになるだろうか?
今はもうすっかり定着して老若男女を問わず何時でも買い物客が出入りしている。
一番最初に24時間の営業が始まったのは、旧名瀬市の港町に”私は眠らない”のキャッチコピーがかかった「らびっと」というお店だったと記憶している。(もしかしたら違っているかもしれない・・・そのお店はもうないので)
鹿児島から船に乗って奄美入りしたときなど、まだ夜も明けぬ早朝に開いているそのお店がどれだけありがたかったことか。
しかし、島では珍しかった24時間営業のコンビニが、内地のチェーン店の進出で次第に当たり前の光景になっていった。
真昼のようなコンビニの煌々とした照明は、ハブを恐れて懐中電灯をあっちこっちに向けながら醤油など買いに行った世代の島民にとって隔世の感があるだろう。
「アイショップ」、「エブリワン」と九州のコンビニが島に入ってきて、「はげ〜内地みたいじゃや」と思っていたら
今夏ついに、全国区のコンビニ「ファミリーマート」がやって来た。
新しいもの好きの島ンチュたちがどっと押し寄せたため駐車できずに店に入ることができなかったが、昨日29日は、真名津町の店もオープンして分散したせいか、やっと立ち寄ることができた。
たまたま空いた駐車スペースを横から入りこんだ車と奪い合うような形で頭から滑り込ませた。
ついに島でのファミマ・デビューだ。
少しわくわくしてドアをくぐり店内に入ったが、これまで馴染んでいたコンビニの様子とほとんど同じ印象だった。
もちろん品物や配置は変わっていたが、コンビニはやはりコンビニだった。
そりゃそうだ。
パンや缶コーヒーなど抱えてレジに向かうと、店員がにっこりと微笑みながら、「Tカードはお持ちですか?」と尋ねてきた。
あ、ファミマだ。
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