余分な荷物はおろしていこう
健康診断を受けた。
たぷっとした腹囲を測ったら95㎝もあった。
ズボンが合わなくなったのはもちろん、最近は足の爪を切るのも苦しくなってきた。
85㎝を超えたときマックスだと思っていたが、”のびしろ”は想像以上だった。
先日玄関で靴を履こうとしてしゃがんだらズボンのお尻が破れてしまった。
子どもの頃はズボンがすり切れるほど乱暴に遊んでいたからたまに破れることもあったが、大人になってからは初めてかもしれない。
ずいぶん久しぶりの感触だった。
それも分厚いジーンズが・・・ずいぶん無理をさせていたのだろう。
しかし、まだ自分の”のびしろ”がどこまでなのか見えていない。
メタボもだが、最近は僕自身の”のびしろ”も相当気になっている。
誰でも若いころは、自分の中に可能性がたくさんあるように感じるものだが、歳とともにそれが過大評価、あるいは単なる勘違いだったことに気づく(あるいは思い知らされる)。
そこそこできるようになることはまだあるのかもしれないが、半端なことをいくつもかき集めるよりも十分にできそうなことに集中したほうが、満足いく人生になりそうな気がしている。
といっても、せいぜいあと20~30年あるかないかくらいだけど。
ここにきて残り少ない時間の使い道が気になっているわけだ。
だから余分なものは処分していこうと思う。
いつか奄美の歴史や風俗を漫画にするときに参考になるかもしれないと思って取っておいた大量の新聞記事のスクラップをすべて捨てた。
この先どうやっても専門家並みの知識を身につけていけるとは思えないし、本当に必要になったときは知識を借りれば済むことだからだ。
観光関連の仕事をしていたときの書類も処分した。
観光ガイドやかけはし的な仕事はできないし、もう中途半端なことはしないでおこう。
机まわりがずいぶんすっきりした。
いろいろな”未練”はつきまとうと思うが、いらないものはもういらない。
身の丈に合った荷物にしてできるだけ高いところを目指したい。
などと、「断捨離」に焦がれるこの頃。
お腹まわりの余分なものもすっきり落としたい。
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